2012年6月1日金曜日

橋下氏の「裏切り」でブレーン古賀・飯田氏はハシゴを外されたのか?

橋下氏にハシゴを外された古賀氏・飯田氏は、如何にこの「裏切り」を正当化するのか?

或いは、
橋下氏の「裏切り」は、もともと古賀氏・飯田氏のご指南によるものなのか?


飯田哲也 tetsu iida@ISEP
より


5月31日
【再稼働暴走内閣】責任を取る能力と知性のない人が無責任な言葉だけを強調する(朝日5/31 http://t.co/aBjH9qPO )大飯再稼働「私の責任で判断」 首相、福井県の同意条件


【再稼働暴走内閣2】「関係自治体の理解得られた」←得られていない、「安全性ありき」←何も確認されていない、「経済が持たない」←節電・広域連携で対応できる・・知性のカケラもない、野ダメ首相


【再稼働暴走内閣3】秘密会合で原子力委員会が完全に立ち往生しているのに、エネ庁・原発官僚レミングの群れに乗って、再稼働に突っ走る野ダメ内閣。仮に大飯3・4号を再稼働しても問題は何も解決されず、むしろ国民の不信感を高めるだけで悪化の一途。


【再稼働暴走内閣4】大飯3・4号の再稼働は「安全性は暫定」すなわち安全性無視。次の再稼働のハードルはいっそう高く、より深刻な電力会社の経営問題は解決見通し無し。展望無き電気料金値上げは避けられず、企業・国民は踏んだり蹴ったり使用済み燃料も完全に糞詰まり、結局行き詰まる

<僅か1日後には・・・・>

6月1日
【橋下市長の「事実上の容認」の背景と真相1】昨日5/31の橋下大阪市長の「事実上の容認」発言について、昨夜、MBSラジオ「たね捲きじゃーなる」に電話出演したが、「わかりにくい」ことは確かで、質問・問合せが相次いでいるため、ここに整理して私見を開陳します


【事実上の容認真相2】5/30に4大臣会合で大飯再稼働が事実上決まり、翌5/31に橋下市長が「事実上の容認」発言、「橋下市長がぶれた」と報道。この経緯は古賀茂明氏のメルマガ( http://p.tl/lxvg )に整理。有料のため未読の方のためにポイントを反映


【事実上の容認真相3】大阪府市統合本部特別顧問かつエネルギー戦略会議座長代理である私としては、政権がなりふり構わず再稼働を強行する事態に対し、率直に自分の力不足を認め、原発無しでこの夏を乗り切ろうという皆さんの期待を裏切ることになったことをお詫びします。申し訳ありません。


【事実上の容認真相4】飯田の立場は、今でも不変。安全性無し、(電力需給上の)必要性無し、政治手続きの正当性無しの「3無し」の原発再稼働をすべきではない・してはならない。しかし橋下市長や嘉田知事らの考えと判断は理解できるため、今後も積極的に助言する所存(以下、説明)。


【事実上の容認真相5】橋下市長や嘉田知事らが「事実上の容認」をせざるを得なくなった背景①(明らかに経産官僚が用意したと思われる)原発礼賛論まで記された共同声明案が29夜に井戸兵庫県知事からメンバー首長に配布されたこと


【事実上の容認真相6】背景②関西電力(とおそらく経産省)は関西立地の大手企業に対して「計画停電脅し」を行い、大手企業から各首長を責め立てたこと。しかも計画停電を個別には回避する特例があることを伏せて「脅した」ことで、政治的に首長が持たなくなってきたこと


【事実上の容認真相7】背景③会議の途中で斉藤官房副長官から「もう決める時期」という最後通牒と当日夜に4大臣会合がセットという「再稼働強行」との観測。こうした「背景」で押された結果、「反対を貫いて手ぶら」か「抵抗ラインを下げて取るものを取る」かの判断を迫られた


【事実上の容認真相8】この先は、まさに橋下市長や嘉田知事らの「政治判断」。「反対を貫いて手ぶら」とは、政権がなりふり構わず再稼働を強行する中で、反対を貫くとその後の交渉力を失う恐れとの政治判断


【事実上の容認真相9】一方、「抵抗ラインを下げて取るものを取る」とはこちら(関西広域連合)が少し譲ることで、再稼働の「7~9月の時限」「大飯3・4号のみに限定」や「安全基準が暫定的であることを国に認めさせる」といったことでクギを指すとの判断


【事実上の容認真相10】結果として橋下市長や嘉田知事らは「後者の政治判断」をした。橋下市長は「ぶれた」のではなく、正直に「限定的とはいえ容認した事実」を伝えるとともに、「安全基準が暫定的であること前提とした時限・限定」は譲らず「次の闘い」が始まったことを宣言したもの


【事実上の容認真相11】なお現時点では、この「時限・限定」に西川福井県知事が難色を示していることが再稼働難航の要因となっているとのことで、まだ一山二山ありそう。さらにその先には原子力規制庁や新しい安全基準のあり方を巡る議論に移ってゆくので注目下さい


【事実上の容認真相12】今回の再稼働政局は脱原発という大きな目標の「緒戦」。敗戦というより痛み分け、むしろ得たものが大きい。政権のデタラメぶりが浮き彫り、電力不足のウソと対策も周知、デマンドレスポンスや広域連携など新しい電力市場のツールも導入


【事実上の容認真相13】大阪府市エネルギー戦略会議としては、次回以降、引き続き節電や安定供給を議論しつつも、「第2ステージ」の闘いに備えて、中長期の脱原発・エネルギー政策の方向性の議論に着手しますので、引き続き注目ください


何だか、彼らにとっては、「市民」(市民生活と安全)抜きの勝ち負けゲームの積りのように見える。
或いは、「維新の会」の武器として温存するための時間稼ぎか。
(総選挙前にこれを武器として闘っては、鮮度が落ちる。また、他との差別化も難しくなる)
「第二ステージ」? ちゃんちゃらおかしいわ。

要は、「脱原発」は、何かの為の「道具」でしかない。
或いは、飛び板とか、高く飛ぶための踏み板くらいのもの。

話は変るが、関西の首長連合が戦線を「一旦」下げて、条件闘争に入ったことで、今度は福井県のなんとか知事がヘソ曲げてるとか。
交付金とかのパイ分けで、取り分が減るんじゃないかと危惧してるとか、どうとか。

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再開した橋下氏のツイター上での古賀・飯田氏へのメッセージ(コチラ)
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