2014年2月1日土曜日

仏漫画展、慰安婦扱った日本の作品を撤去 韓国作品よくて日本がダメな理由は何か (J-CASTニュース) <仏漫画祭>日本の慰安婦漫画の展示拒否 岸田外相が批判 (毎日新聞) ← 恥

YAHOOニュース
仏漫画展、慰安婦扱った日本の作品を撤去 韓国作品よくて日本がダメな理由は何か
J-CASTニュース 1月31日(金)19時14分配信

 ヨーロッパ最大級の漫画フェスティバルで、韓国が慰安婦問題をテーマにした作品を大量出品したことに対抗し、日本の民間団体が韓国の主張に反論する内容の作品などを展示しようとした。ところが、主催者側がこれらを撤去して、日本政府が遺憾の意を示す事態にまでなっている。

 民間団体「論破プロジェクト」のホームページによると、2014年1月30日に開幕した仏アングレーム国際漫画祭で、韓国側の倍に当たる100点ほどの漫画を展示する準備を進めていた。

■日本政府が遺憾の意を示す事態に

 そして、この動きに賛同するテキサス親父ことトニー・マラーノさんとともに、展示場所近くで前日の29日に記者会見をすることにした。ところが、マラーノさん支援者のフェイスブックによると、昼食で目を離したすきに、主催者側が来て漫画などをすべて撤去してしまったというのだ。

 会見を始めると、主催者側は「ここで記者会見を開く許可などしていない!」「このブースはもう終わりだ!」などと怒り、マラーノさんとともに抗議しても受け付けなかった。

 この騒ぎは、産経新聞がまず報じ、主催者が漫画について「政治的な宣伝だ」と指摘したとされた。その後、共同通信なども報じて、岸田文雄外相が不快感を表明する事態にまでなった。

 韓国政府の主導で、慰安婦の強制連行があったという内容の作品展示は許可されているのに、なぜ日本側の作品展示はダメなのか。

 外務省の文化交流海外広報課では、作品展示が許可されていたかについて、無許可ではなく、手続きはされていたと取材に答えた。作品の撤去は、政治的な中立をうたったフェスティバルの趣旨にそぐわないとされたとしたうえで、日本側だけがダメな理由については、こんな見方を示した。

「歴史的事実否定」にはセンシティブ?

  「1つには、慰安婦問題そのものがなかったという内容になっていたことがあると思います。確かに、表現の自由ということはありますが、ナチスのガス室はなかったといった、歴史的事実を否定したとみなされる内容については、ヨーロッパの人たちはセンシティブになっています」

 つまり、慰安婦問題の存在自体を否定したことは「ナチスのガス室はなかった」と言っているのに等しい、と主催者側は考えたということらしい。日本側の展示会場にあった説明パネルには、ナチスドイツの党章「ハーケンクロイツ」を一部で使っており、そのことも主催者を刺激したのではないかと指摘している。

 ただ、外務省の文化交流海外広報課では、ヨーロッパなら物議を醸す内容ではあったにしろ、一方的に日本側の展示を撤去したことに遺憾の意を表したとした。しかし、あくまで民間ベースのフェスティバルであり、趣旨に合うかを判断するのは主催者にあるとして、抗議はしていないという。主催者については、韓国寄りではないかとの指摘があるが、外務省の担当者は、ヨーロッパの人たちの見方が入っているとしながらも、「バイアスがかかってはいないと理解しています」としている。

 なお、外務省では、韓国の展示も政治的な内容を含んでいるとみており、主催者側には、これまでも再三、フェスティバルの趣旨にあった内容になるよう対処してほしいと言ってきたという。


<仏漫画祭>日本の慰安婦漫画の展示拒否 岸田外相が批判
毎日新聞 1月31日(金)17時34分配信

 フランス中部アングレームで開催中の国際漫画祭で、旧日本軍の従軍慰安婦をテーマにした日本の団体の漫画が主催者から展示を拒否されていたことが分かった。岸田文雄外相は31日の記者会見で、「漫画を通じて友好親善、国際的な理解を深めていくという趣旨に沿わない動きは残念だ」と批判した。

 作品は旧日本軍による慰安婦の強制連行はなかったとする内容。菅義偉官房長官は会見で、「(漫画祭の)事務局側と民間団体で調整されるべき問題だ」と述べるにとどめた。

 会場で開かれている慰安婦をテーマにした韓国団体の特別展については「韓国政府が主導する慰安婦関連の展示が行われることで、相互理解、友好親善というフェスティバルの趣旨が大きく損なわれることを懸念している」と不快感を示した。【鈴木美穂】

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