京都国際ホテル譲渡へ 来年12月に営業終了
藤田観光は17日、二条城の東側で運営している京都国際ホテル(京都市中京区)の営業を2014年12月26日に終了し、譲渡すると発表した。耐震工事の費用対効果を考えた結果という。譲渡先は開示せず、終了後の活用法は未定としている。
15年1月15日にホテルと近くの事務所ビルの土地・建物を国内の法人に譲渡する。売却額も非公表だが、売却益は約7億円で、15年12月期に特別利益として計上する見通し。
国際ホテルは1961年に開業。客室274室のほか、宴会場やレストランなどを有する。今年の客室稼働率は90%以上で推移して好調だが、耐震工事の費用を回収するのは難しいとみて、営業終了と譲渡を決めた。
ホテル運営の完全子会社、藤田ホテルマネジメント(中京区)の社員で国際ホテルに勤める47人の雇用は、基本的に藤田観光グループで維持する。藤田ホテルマネジメントは存続し、京都市内の別の場所での出店機会を探っていくという。
【 2013年10月17日 22時30分 】
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