2014年1月18日土曜日

アフリカ外遊中の安倍首相 南アに「訪問」断られていた - 日刊ゲンダイ

Infoseekニュース
アフリカ外遊中の安倍首相 南アに「訪問」断られていた
- 日刊ゲンダイ(2014年1月16日10時26分)

「アフリカは日本外交にとってフロンティア」――。

 先週、こう意気込んでアフリカに向かった安倍首相。今回の外遊目標は“官民挙げての経済進出拡大”で、コートジボワール、モザンビーク、エチオピアの3カ国を歴訪中だ。日本人にはなじみの薄い国だが、この3カ国を選んだ狙いは何か。

 外交官時代に中東アフリカ局アフリカ第2課長を務めた元レバノン大使の天木直人氏が言う。

「エチオピアにはアフリカ連合の本部があるため、アフリカ外交にとって大切ですが、今回の外遊のテーマが“経済進出拡大”だとすると、南アフリカ、ナイジェリア、ケニアの3カ国が入っていないのはおかしい。他のアフリカ諸国に比べて経済規模が圧倒的に大きく、日本企業もたくさん進出しています。特にマンデラ元大統領が亡くなった南アは行かなくてはならない国でした」

 昨年12月のマンデラ元大統領の追悼式には100カ国以上の国々の要人が出席した。米国はオバマ大統領だけでなく、ブッシュ前大統領、クリントン元大統領、カーター元大統領夫妻が出席。英国はキャメロン首相、フランスはオランド大統領が参列した。安倍首相は、遅ればせながら墓前に花を手向けるまたとないチャンスだったはずだ。

「実は、日本側は南ア政府に訪問を打診したものの、“この日程ではお迎えするのは難しい”と断られたと聞きました。理由は今月11日に行われた与党アフリカ民族会議(ANC)の決起大会だったそうです。南アは今年4月に大統領選が予定されており、確かに政治スケジュールが過密です。しかし、外交上、本当に大切な相手なら、いくら忙しくてもズマ大統領は安倍首相と会談したはず。そうならなかったのは、日本がその程度の相手とみられているからです。南アでは中国が重要なパートナーとして圧倒的な存在感を示していますからね」(現地関係者)

 外務省に聞くと、「訪問国の具体的な選定の経緯は、相手国との関係があるので公表を控えさせていただきます」(報道課)との回答だった。

 就任以来、これで外遊は延べ33カ国。巨額の出張費を浪費する意味があるのか。

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