2014年11月25日火曜日

美濃加茂市長事件、「検察の迷走」を象徴する実質審理の幕切れ— ハフィントンポスト日本版 : 「検察官の異議に傍聴席が「爆笑」」・・・



(略)

「弁護人からの証言内容の確認の要請を断る一方で、検察官とは何回も会っていたのか。」と問い質そうとした瞬間に、伊藤検事と関口検事の二人が同時に勢いよく「異議あり!」と言って立ち上がり、「何回も、ではない。誤導だ!」と異議を述べた。

そこで、弁護人は「では何回か。」と質問したところ、中林は平然と「6~7回です。」と答えたのだ。

傍聴席からは爆笑が起こり、裁判長から「傍聴人は静粛に」との注意がなされて、証人尋問が終了した。

実際に、中林も認めているように、証人尋問決定後に、検察官は、少なくとも「6~7回」にわたって中林との「打合せ」をしているのである。弁護人が「何回も打合せをしたのか」と聞いたのがなぜ「誤導」になると言うのか。検察官は、なぜ、自ら証人尋問請求もしていない中林に多数回接触して「打合せ」をするなどという不当な行為を、敢えて行ったのか。

この事件の捜査・公判で繰り返されてきた検察の不可解な対応、迷走がここでも続いているのである。

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