2015年7月12日日曜日

壊れゆく日本六月豪雨かな(川崎市 池田功) / 大国のうしろにつけば安全かおまえ前へ行けといわれたらどうする(奈良市 直木孝次郎) (『朝日俳壇歌壇』2015-07-12より)

江戸城(皇居)二の丸庭園 2015-07-09
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広島忌その二日後も爆撃す            (福山市)高橋波璃美

草茂る首里城裏や壕のあと            (東京都)野上 卓

沖縄に戦後はあらず海紅豆      (横浜市)原  徹

夏帽子安保国会取り囲む        (飯塚市)釋 蜩硯

七夕や竹槍持たぬ七十年       (川崎市)多田 徹

日本丸どこへ急ぐや稲の花      (仙台市)柿坂 伸子

壊れゆく日本六月豪雨かな      (川崎市)池田 功

合歓の花被曝無住の村はずれ    (奈良県三宅町)土屋 休丘

七月の鬱十五の僕が征きしこと    (城陽市)山仲 勉

『朝日俳壇』2015-07-12より


息潜めアクセルを踏む汚染域夥しきはプレコンパッグ      (いわき市)田上 将夫

憲法に合つ世にすべき政治家が憲法を世に合わす策を練る (大阪市)由良 英俊

若者に波及しはじめ漸くに反戦デモは報道さるる        (茨木市)瀬川 幸子

大国のうしろにつけば安全かおまえ前へ行けといわれたらどうする (奈良市)直木孝次郎

あれちのぎくに降りそそぐ雨むしろ旗砂川は不服従の原点  (水戸市)中原千絵子

「貫通銃創」「戦死」「此段通告候」事も無げなる戦死公報   (福津市)下村 靖彦

五年目へ原子炉建屋に人寄れず高額ロボット溝に動けず  (鹿嶋市)栗崎 耕三

戦死者を柱と数うるこの国は置き去りもせり木切れのように (水戸市)中原千絵子

筍の皮をむきつつ聞くニュース憲法九条満身創痍       (羽島市)大野日出治

あの年の敗戦兆す梅雨なかばひとはひもじく蚊を叩きけむ  (武蔵野市)三井一夫

島山に塹壕地下壕戦車壕七十余年無言の悪夢        (東京都)大村 森美

新聞に安保の疑義のなき日なくどくだみにおう梅雨となりたる  (西条市)亀井 克礼

ふる里は遠きにありて思えとや原発避難民十万余       (山梨県)遠藤 民子

『朝日歌壇』2015-07-12より



驚くことはありませんよ。
直木先生、実はニ週連続ですよ。





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