2016年6月23日木曜日

アベノミクスで株価は6割上昇したが経済は依然停滞している (野口悠紀雄 ダイヤモンド・オンライン) ; 要点は、実体的な経済活動が1.5%程度しか成長しなかったのに、投機で株価は6割程度上昇し、他方で実質賃金や実質消費がマイナス成長になったことだ。


 参議院選挙における大きな争点は、アベノミクスの評価だ。この問題については、本連載でもしばしば論じてきた。以下では、それらを総括する意味で、さまざまな経済指標について、安倍晋三内閣発足直後と現在とを比較してみよう。そして、それが意味するものについて論じることとする。

 要点は、実体的な経済活動が1.5%程度しか成長しなかったのに、投機で株価は6割程度上昇し、他方で実質賃金や実質消費がマイナス成長になったことだ。

ほとんど伸びていない実質GDP
消費も3年間で1.2%減少

 (略)



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