2010年1月15日金曜日

アンジェイ・ワイダ監督 ポーランド映画「カティンの森」

今日は休みをとって映画観賞。
アンジェイ・ワイダ監督 ポーランド映画「カティンの森」
上映開始から既に1ヶ月以上(12月5日~)でウィークデイでもあり、そんなに混まないだろうと思っていたが、上映直前には満員札止め状況だったようだ。
幸い余裕をもって出かけたので、問題なくいい席に座れた。
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映画冒頭の字幕(概要)。
「1939年8月独ソ不可侵条約締結。9月1日ドイツ軍がポーランドに侵攻。17日ソ連軍もポーランドに侵攻。・・・」
(第四次ポーランド分割の序章だ)
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次に、
9月17日の東部ポーランドにある川に架かる橋でのシーン。
ドイツ軍から逃れてきた民衆とソ連軍から逃れてきた民衆が遭遇する。
どちらがより安全なのか?
・・・・・・・?
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「カティンの森」というのは、この森その他数ヶ所でソ連軍(スターリン指揮)がポーランド人将校1万数千人を虐殺した犯罪を象徴する言葉。
しかも、ソ連は第二次大戦後もこの犯罪をドイツ軍によるものとキャンペーン。
ポーランドの親ソ政権もそれに追随し、真実を語る人々を弾圧する。
ゴルバチョフになってようやくソ連は犯罪を認めた。
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虐殺されたのは将校とはいえ、大多数が生え抜きの軍人ではなく知識人や職業人。
これで、ポーランドの戦後は骨抜きにできる、と考えたのだろう。
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戦後、
パルチザン系の人々への弾圧、
権力にすり寄る人々、とその苦悩
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映画のラスト。
虐殺シーンが続く。
・・・・
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ワタシはナンキンを連想した。
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完璧に音を消した状態で長いエンドロール。
父をカティンで虐殺された監督の無言の主張、抗議が長く続いているように感じた。
(ここで席を立つオジサマ、オバサマには閉口する。映画はまだ終わってないのだ)
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同じ監督作品でワルシャワ蜂起を題材にした「地下水道」を観たことがある。
ロンドン亡命政府と繋がるポーランド国内パルチザンがワルシャワで蜂起する。
ソ連運はワルシャワのすぐ近くまで迫っていながら前進を止める。
パルチザン壊滅を待つのだ。
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