『朝日新聞』2015-05-03
9条と自衛隊 崩れる均衡憂う「平和大国戦略」を守るべき時
かつて改憲を主張 - 加藤朗・桜美林大教授
戦力不保持をうたう平和憲法と、実態として軍隊と変わらない自衛隊。
「矛盾するような二つがあって、日本は70年もの間、戦争の被害者にも加害者にもならないで済んだ」
安倍政権は安保法制を夏にも成立させようとしている。
集団的自衛権の行使が認められ、戦争中の他国の軍隊に弾薬を提供するなど軍事的役割が一気に高まれば、なんとか保たれてきた9条と自衛隊の均衡は完全に崩れてしまう。
「バランスを見極めることこそ政治の役割。今は『平和大国戦略』を守るべき時だ」
両立求める民意軽んじるのか
イラク戦争に反対 - 浦田一郎・明治大教授
9条と自衛隊。
浦田さんにとって、つかず離れずの「ごまかし」にも見える状態を続けるのか、9条とかけ離れたどこかに自衛隊を持っていくのか。
つかず離れずが最良とは思わない。
ただ「ブレーキを失い、ごまかすこともやめる政府の開き直りを見ていると、悩みながらも9条と自衛隊の両方を守ろうとする市民の思いが、尊いものに思えてならない」
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