2012年3月20日火曜日

越前市会、大飯原発3、4号機の拙速な再稼働に反対。原発再稼働に否定的な意見書を可決するのは県内初。

福井県の越前市議会は、関西電力大飯原発3、4号機の拙速な再稼働に反対する意見書を全会一致で可決した。
原発再稼働に関して否定的な意見書を可決するのは県内市町会で初めて、という。

福井新聞オンラインの記事
「拙速な再稼働反対」意見書可決 越前市会、大飯原発3、4号で
 (2012年3月20日午前7時03分)  

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福井県の越前市会は19日、関西電力大飯原発3、4号機の拙速な再稼働に反対する意見書を全会一致で可決した。

同市議会事務局によると、今回の原発再稼働に関して否定的な意見書を可決するのは県内市町会で初めて。  

意見書は「東京電力福島第1原発事故の真相究明が終わらなければ、新たな原発事故を防ぐための改善策や解決策が見いだせない」とした上で「事故以前と同じ基準で原発の安全性を確認し、再稼働を判断することは到底、国民は納得しない」などと指摘。  

政府に対し、事故原因の徹底的な解明や原発周辺の地震の可能性について科学的な根拠に基づく調査などを行い、停止中の原発の運転再開を拙速に進めないよう求めている。  

嵐等議長は報道陣に対し
「原発の安全レベルをもっと高くしなければならない。意見書は近く県にも提出したい」
と話した。  

意見書可決を受けて奈良俊幸市長は「県は慎重に原発の安全性の確認に努めており、市会の意見書の趣旨に沿う形で対応していると認識している。
市としても引き続き、原発の安全対策の推進を国などに求めていく」とコメントした。
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中日新聞も
越前市議会、拙速な原発再稼働反対
でこれを報じた。
   
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関西電力大飯原発3、4号機(おおい町)の再稼働問題で、越前市議会は19日、拙速な再稼働に反対する意見書を可決した。

大飯原発の再稼働に反対する意見書可決は県内で初。

市議会は近く県や国に提出する。

奈良俊幸市長は
「西川一誠知事は国に福島第1原発事故の知見を反映した安全基準の策定などを強く求め、意見書の趣旨に沿って対応されていると認識している。
市は今後も原発の安全対策の推進を国や県、事業に強く求めていく」
とのコメントを出した。

意見書では、原発事故の原因を中立的、客観的な立場から徹底的に解明する▽原発事故を防げなかった責任の所在を明らかにする-など5項目を求めている。 
 (砂上麻子)
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