2012年6月1日金曜日
滋賀県 県政モニター・アンケート 大飯再稼働「すべきでない」が8割
MSN産経ニュース
大飯再稼働「すべきでない」8割 県、県政モニターにアンケート 滋賀
2012.6.1 02:10
■知事7項目提言「賛同」74%
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働の賛否について、県が300人近い「県政モニター」を対象に実施したアンケート結果を発表した。
「再稼働すべきだ」と答えたのは16・7%にとどまり、「条件が整うまですべきでない」と「今後もすべきでない」を合わせると80・6%に上った。
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アンケートは、県民の声を政策に反映するため県が公募している県政モニター357人を対象に5月16~23日に実施され、男性163人、女性125人の計288人から回答を得た。
「再稼働すべき」と答えた理由については、35%が「電気の安定供給を図るため」と回答。次いで、「電気料金が上昇すると経済や雇用に悪影響が及ぶ」が20・8%、「安全対策はとられている」が13・3%などとなった。
逆に「再稼働すべきでない」の理由としては、「安全対策がとられていない」が26・9%で最多となった。このほか、「放射性物質拡散による県民の健康被害や琵琶湖の環境汚染」が21・5%、「安全確保の体制が不十分」が20・5%となった。
大飯原発再稼働について、国が十分な説明をしているかについての問いには、「思う」と「どちらかというと思う」は計8%のみで、「思わない」と「どちらかというと思わない」は計86・5%となった。
また、嘉田由紀子知事が京都府の山田啓二知事と共同で政府に提出した原子力政策に対する7項目の提言への賛否についても質問し、「賛同」と「どちらかというと賛同」が計74%に上った。
7項目のうち重要だと思う項目を選ぶ質問では、「福島第1原発事故を踏まえた安全性実現」の回答が最も多く、次いで「透明性の確保」、「中長期的な見通しの提示」と続いた。
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