2012年12月21日金曜日

維新、選挙違反逮捕、続々。 松井幹事長、選挙違反での除名条件をトーンダウン

【12月26日追加】
維新「選挙の素人集団」 逮捕者相次ぐ党の“質”(MSN)



「前科前歴者がずらっと当選し、総選挙後1週間足らずで4陣営6人が毎日逮捕される日本維新の会(BLOGOS)

「同党候補者の運動員の逮捕はこの4日間で3府県4陣営の6人に拡大」



MSN
「連座制適用なら」維新・松井幹事長、選挙違反の除名条件がトーンダウン!?
2012.12.21 10:52
 16日投開票の衆院選で大阪7区から立候補し、比例で復活当選した日本維新の会公認の上西小百合氏(29)陣営の運動員が公選法違反(現金買収)容疑で逮捕されたことについて、維新幹事長の松井一郎大阪府知事は21日、「候補者本人に連座制が適用されれば即除名する」と述べた。府庁で記者団の取材に応じた。

 松井氏は、京都1区から立候補し落選した元京都府議の田坂幾太氏(60)陣営の運動員が同法違反(買収約束)容疑で逮捕された後の19日には「本人が知ろうが知るまいが、候補者の責任になる」として、違法行為が確認できれば除名処分とする方針を明言。しかし今回、「連座制が適用されれば」との前提条件を加えた格好でトーンダウンしたともいえる。

 松井氏は今回の事件について「(逮捕される)そういう人が陣営に入っていただけでも残念だが、ボランティア全員の活動をチェックするのは難しい。(ほかの陣営が)悪意のある人を送り込むこともできる」と指摘。陣営を支えた大阪維新の会府議らを通じ、上西氏本人の関与について調査する意向を示した。

 一方で「選挙違反は絶対にやるなと指導し、その怖さも教えてきた」と語り、「そういう人を陣営に入れた道義的責任はある」とも付け加えた。


MSN
維新・松井幹事長「事実なら除名」 京都1区の田坂氏運動員逮捕で
2012.12.19 11:36
 衆院選で日本維新の会公認で京都1区から出馬、落選した元府議の田坂幾太氏(60)の陣営の運動員の男性会社員(52)が公職選挙法違反(買収約束)の疑いで京都府警に逮捕された事件について、維新の松井一郎幹事長は19日、「とんでもない話。違法(行為を)やっていたとしたら除名」と述べ、違法行為が確認できれば田坂氏も除名する考えを明らかにした。

 運動員は18日に逮捕され、逮捕容疑は12月上旬、田坂氏を当選させる目的で20~60歳代の女性5人に対し、電話で投票を呼びかける選挙運動をさせるため、時給千円の報酬を支払う約束をしたとしている。


MSN
維新の運動員逮捕 電話作戦に報酬を約束した容疑 京都
2012.12.19 09:08

 16日に投開票が行われた衆院選で、投票呼びかけの電話作戦に報酬を支払う約束をしたとして、京都府警捜査2課などは18日、公職選挙法違反(買収約束)の疑いで、京都市中京区西ノ京中御門西町、人材派遣会社社員、仲川和人容疑者(52)を逮捕した。府警によると、今回の衆院選をめぐって、同容疑での摘発は全国で初めてという。

時給1000円で連日300件ずつ…

 捜査関係者によると、仲川容疑者は、日本維新の会公認で京都1区から出馬し落選した元府議の田坂幾太氏(60)陣営の運動員。府警は同日、田坂氏の選挙事務所などを含めた関係先十数カ所を捜索した。

 逮捕容疑は12月上旬、田坂氏を当選させる目的で、20~60歳代の女性5人に対し、電話で投票を呼びかける選挙運動をさせるため、時給千円の報酬を支払う約束をしたとしている。

 府警によると、5人は4日の公示後、同市下京区内のビルの一室で、1人当たり1日200~300件の電話を有権者宅にかけていたとみられる。府警は5人からも任意で事情を聴いている。



YAHOOニュース
維新・桜内氏の運動員逮捕=2人に報酬、買収容疑―愛媛
時事通信 12月21日(金)12時25分配信
 16日の衆院選で愛媛4区から立候補し、比例四国ブロックで復活当選した日本維新の会の桜内文城氏(47)の運動員に報酬を支払ったとして、県警捜査2課と大洲署は21日、公選法違反(買収)容疑で、運動員の同県大洲市阿蔵、無職守野光生容疑者(68)を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。
 逮捕容疑は13日ごろ、桜内氏の大洲市内の後援会施設で、選挙運動をしていた自営業の男性(62)と無職の男性(66)に、報酬として数万円ずつ手渡した疑い。


47ニュース
橋下氏「運動員管理、至難の業」 選挙違反続出で
 日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は21日、衆院選候補者の運動員が全国で相次いで公選法違反容疑で逮捕されたことについて「言い訳になるが、運動員を全員管理するのが至難の業だという事実があるのも理解してほしい」と弁明した。

 同時に「選挙戦ではいろいろな人が運動員になる。何十人、何百人が何をやっているかまでは分からない」と強調した。

 再発防止策については「若い政党で特に新人となれば、どうしても『来るもの拒まず』という状況になる。運動員を絞り込むのが一番だ」と持論を展開。候補者本人への対応に関しては「法的な処分に至らなくても、党内処分はしっかりやる」と繰り返した
2012/12/21 18:32   【共同通信】

★至難のワザなんで、少しくらい許して、ということ?
リーダー失格!
他人には厳しく、自分には甘く、がコイツの信条デス。
得意の「組織マネジメント」とか、「ガバナンス」はどこ行った?
口元チェック、入れ墨チェックは入念にできたのに。

12月22日追加
維新 選挙違反逮捕者6人に拡大…「即除名」から「関与なら除名」に
スポニチアネックス 12月22日(土)7時1分配信

 維新、選挙戦に続きまた撤回――。先の衆院選で初当選した日本維新の会の上西小百合氏(29)陣営の運動員が公選法違反(買収)容疑で逮捕された事件で21日、幹事長の松井一郎大阪府知事は、別の選挙区での運動員逮捕時に「即除名」としていた候補者への処分を「関与なら除名」へと撤回した。また、同党候補者の運動員の逮捕はこの4日間で3府県4陣営の6人に拡大した。

 選挙前に「企業・団体献金禁止」や「脱原発」などの党政策の目玉を撤回した維新が、運動員逮捕が続出する選挙後の対応でも前言を撤回した。

 買収容疑で20日に逮捕されたのは、大阪7区から出馬し、比例近畿ブロックで復活当選した“橋下ベイビーズ”の筆頭格・上西氏陣営の運動員だった、会社員佐藤徳二容疑者(41)=さいたま市北区本郷町。

 逮捕容疑は今月中旬、さいたま市内で、関東の20~30代の運動員3人に、公示後に選挙運動をした報酬として、約20万円ずつを渡した疑い。

 捜査2課によると、佐藤容疑者は容疑を認め、3人も「現金を受け取った」と話している。上西氏と佐藤容疑者は理美容会社の元同僚だった。公選法は当選が無効となる連座制の適用対象者を総括責任者、経理担当者、親族などと定めており一般運動員は対象外。ただ、陣営内での佐藤容疑者の詳しい役割は不明で「選対幹部」と認定されれば、連座制が適用される可能性があり、金の出どころを含め同課は詳しく捜査している。

 さらに同日、愛媛県警は、選挙運動の報酬として運動員2人に数万円ずつ渡した公選法違反(買収)の疑いで、比例四国ブロックで復活当選した「維新」の桜内文城氏=愛媛4区=の運動員だった無職の男(68)を逮捕。大阪府警も女性3人に対し時給約800円を支払う約束をした疑いで、大阪9区に出馬し初当選した足立康史氏(47)陣営の運動員で、会社役員の男(44)ら3人を逮捕した。

 「維新」をめぐっては京都1区の落選候補者の運動員が18日に逮捕されて以降、4日間で6人が逮捕された。幹事長の松井一郎大阪府知事は18日の逮捕には「(候補者)本人が知ろうと知るまいと候補者の責任であり、除名だ」と問答無用の処分を明言していた。

 ただ、新たに問題となったのが当選候補者となれば話は別のようで今後も違反者が続出する可能性があるためか「候補者本人がどれだけ関与していたか。(違反を)知っていたなら即除名だ」と関与の程度次第とするスタンスにトーンダウン。

 代表代行の橋下徹大阪市長は「言い訳になるが、運動員を全員管理するのが至難の業だという事実があるのも理解してほしい」と弁明。候補者本人への対応に関しては「法的な処分に至らなくても、党内処分はしっかりやる」と繰り返した。

★12月24日追加
BLOGOS
前科前歴者がずらっと当選し、総選挙後1週間足らずで4陣営6人が毎日逮捕される日本維新の会
宮武嶺

★12月26日追加
維新「選挙の素人集団」 逮捕者相次ぐ党の“質”
2012.12.26 07:30 west衆院選]
 衆院選後、日本維新の会の近畿、四国の4陣営の運動員が公選法違反(買収など)の疑いで相次いで逮捕された。突然の解散による準備不足が露呈した格好だが、捜査関係者は当初から「維新は選挙の素人集団」とみて動向に目を光らせていた。一方、松井一郎幹事長は25日、「候補者本人が責任者」と述べ、年明けにも処分する意向を示しているが、党内には懲罰に関する規約がないのが現状。来夏の参院選に向けて党の“質”が問われかねない事態になっている。
 11月30日夜、過去に選挙運動にかかわったことがある男性会社員(32)は大阪市内の駅前で、維新の府議とともに選挙活動をする新人候補の姿に驚いた。公示前にもかかわらず、名前入りのたすきをかけていたのだ。男性は公選法違反にあたると思い、大阪府警に通報したという。
 「維新は組織基盤が脆弱(ぜいじゃく)で、選挙慣れもしていない素人集団。買収や飲食接待に手を出す陣営があるとみてマークするのは当然だ」。大阪府警の捜査員は維新陣営で違反が相次ぐ事態を想定していたと明かす。
 一方の維新側も懸念を強めていた。公示前に講習会を開いて陣営ごとに注意喚起したものの、大阪の維新本部の常駐スタッフは5人程度。当然、公選法に通じたスタッフも少なく、公示前は「立候補届け出準備だけで手いっぱい」(関係者)という状態だった。
 不安は的中し、投開票日から2日後の18日以降、当選した大阪7区の上西小百合氏▽愛媛4区の桜内文城氏▽大阪9区の足立康史氏の3陣営と落選した京都1区の田坂幾太氏の計4陣営の運動員が逮捕された。
 上西、足立両氏の運動員を逮捕した大阪府警の捜査関係者によると、維新陣営ではこのほかにも内偵捜査を進めていた案件があったという。捜査幹部は「決して維新を狙い撃ちしたわけではない」としながら、「新人や落下傘候補の陣営は選挙を外注し、人任せにしている傾向があった。維新の組織管理は甘すぎる」と指摘した。
  地方に足場がない維新は大阪府議、市議らを全国の選挙区に派遣。各陣営の支援に回らせたが、地元・大阪でのテコ入れのため途中で派遣議員を撤収させるなど、選挙違反への対策まで手が回らなかった可能性が高い。
 現在のところ、4陣営の逮捕者は連座制の適用対象外とみられる。松井氏は「分からないことは本部に聞くように指示していたが、(陣営の)中にいる人が公選法を甘くみていたのではないか」と指摘。橋下徹代表代行は「運動員がやっていたことを全部候補者が管理できるわけではない」と釈明する一方、「連座制が適用されないからといっておとがめなしとはいかない」と処分する方針を明言している。

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