国立公文書館で
『写真週報』-広報誌に見る戦時のくらし-
という展示会が開催されている。
率直に言って、前回の『江戸のレシピ』に比べると、
今回はイマイチ。
そもそも情報局(内閣情報局)が発行している広報誌なるものがどういう評価をされるべきなのか、
中学・高校の教科書程度の説明が必要だろう。
「戦時のくらし」というけれど、
多分、庶民のくらしが「お上」からみ見てそうなってないから、
そうすべき、と示しているのがこの広報誌の位置づけではないのかな。
むしろ、広報誌の逆からくらしが見えるのではないのか。
とにかく、
「批評性」がまったくない。
「時代説明性」がまったくない。
こんなところにも「時代」が忍び寄って来ているのかもしれないな、
などと思いながら展示物を見た次第。

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