2014年11月8日土曜日

大阪市交通局:駅ホーム壁面飾り公募 局長の知人作品選ぶ (毎日新聞) : この局長は橋下が連れてきた男(例の数々の失敗例を重ねる「民間人登用」) 「更迭の考えなし」と

大阪市交通局:駅ホーム壁面飾り公募 局長の知人作品選ぶ
毎日新聞 2014年11月07日 15時00分(最終更新 11月07日 15時22分)

 ◇橋下徹市長、藤本局長を厳重注意

 大阪市交通局が2012年12月に実施した地下鉄駅ホームの壁面の飾りの公募審査で、藤本昌信局長の知人がデザインした作品を提案した京都市の内装工事会社を選んでいたことが分かった。藤本局長が審査委員長を務め、外部審査員の女性も局長の知人だった。橋下徹市長は7日、交通局の随意契約を巡る一連の問題を含め、藤本局長に厳重注意した。

 交通局によると、公募型プロポーザル方式の随意契約の審査だった。当時は審査方法を規制する内規はなかったが、市契約管財局は「常識的には考えられない。公正性に欠ける可能性がある」として調査を始めている。

 壁面の飾りの公募は特色ある駅に改装することを目的に実施。6駅の壁を飾り付ける作品の公募に6社が参加し、藤本局長ら局幹部3人と外部委員1人が12年12月に審査した。最高得点で同点だった2社が3駅ずつ請け負うことになった。

 堺筋線恵美須町駅、谷町線喜連瓜破駅、千日前線桜川駅の3駅分を計1496万2500円で契約した京都市の内装工事会社は、藤本局長の知人の書道家の作品を使ったものを提案していた。

 書道家は毎日新聞の取材に「京都の会社から頼まれ、大阪が元気になってほしいと引き受けた。金箔(きんぱく)も大量に使い、もうかる話ではない」。外部委員の女性は「デザインの専門家として公平に審査した」と強調した。

 藤本局長は橋下市長と面会後、「市長から厳しく注意を受けた。チェック機能の再構築など、再発防止への責任を果たしたい」と話した。【山下貴史、重石岳史】




NHK
交通局長を更迭の考えなし
11月07日 12時31分

大阪市の橋下市長は、記者団に対し、市の交通局で、事業の随意契約をめぐる問題が相次いでいることを重ねて批判した一方、みずからが民間から起用した交通局長については、「高く評価している」として、更迭する考えはないことを強調しました。

大阪市は業者と随意契約を結ぶ場合、原則として、外部の学識経験者を加えた委員会で審査することにしていますが、昨年度以降、交通局が結んだ随意契約のうち19件、1億5700万円あまりは、職員だけで、業者を選定していたということです。

これについて、橋下市長は記者団に対し、「ルールを守っておらず、随意契約に対する認識が甘い」と重ねて批判しました。

一方で、橋下市長は、みずからが民間から起用した藤本昌信交通局長について、「最終的には僕の任命責任になるが、今までやってきたことは高く評価する。今回は、踏み外してしまったので、きょう来てもらって厳重に注意して改めさせる」と述べました。

そして、記者団が、「更迭する必要はないか」と質問したのに対し、橋下市長は、「まったくない。高く評価する部分が、あり余るぐらいある」と述べました




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