2014年11月29日土曜日

本社英字紙で不適切な表現…慰安婦報道でおわび(読売新聞):「「性奴隷」(sex slave/servitude)など不適切な表現を計97本の記事で使用していた」 / ナベツネの前に、読売新聞が報道機関としての三途の川を渡ったのか / AP、BBC、英ガーディアン、カナダ・ニュース・ウェーバーとウィニペグ・フリープレス、インドのオール・インディア・ラジオ、DTNインドネシアといった感じで瞬時に世界拡散された。読売の自発的歴史改竄、下手すれば日本国民の総意と捉えられかねない / 日本の大手新聞が歴史修正主義に加担 (BBC)         

読売新聞
本社英字紙で不適切な表現…慰安婦報道でおわび
2014年11月28日 07時00分

いわゆる従軍慰安婦問題の報道で、読売新聞発行の英字紙「デイリー・ヨミウリ」(以下DY、現ジャパン・ニューズ)が1992年2月から2013年1月にかけて、「性奴隷」(sex slave/servitude)など不適切な表現を計97本の記事で使用していたことが社内調査で明らかになりました。


読売新聞は、誤解を招く表現を使ってきたことをおわびし、記事データベースでも該当の全記事に、表現が不適切だったことを付記する措置をとります。本日付ジャパン・ニューズにもおわびを掲載し、ウェブサイト(http://the-japan-news.com/)で対象記事のリストを公表しています。



慰安婦問題に関する読売新聞の翻訳やDYの独自記事で、「性奴隷」にあたる単語を不適切に使用していたものは85本あった。「慰安婦」(comfort women)という表現が関連知識のない外国人読者には理解困難だったため、外国通信社の記事を参考に「性奴隷となることを強制された慰安婦」などと、読売本紙にはない説明を、誤った認識に基づき加えていた。

たとえば97年8月30日付の1面コラム「編集手帳」は、「『従軍慰安婦』などの記述について」としているのに、DYの英訳記事では「the issue of ”comfort women,“ who were forced into sexual servitude by the Imperial Japanese Army」(大日本帝国陸軍によって性奴隷となることを強制された慰安婦の問題)と記述した。

「性奴隷」という言葉は用いていないが、慰安婦を「日本軍によって売春を強要された女性たち」などと定義し、政府・軍による強制を客観的事実であるかのように記述した記事も、12本あった。93年に発表された河野談話について、当初は「官憲等が直接これ(慰安婦募集)に加担したこともあった」と正確に訳していたが、その後、「軍当局による強制連行を認めた」と単純化し、誤解を招く表現を用いたこともあった。

2014年11月28日 07時00分







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