2015年2月3日火曜日

「安倍晋三首相のカイロ演説の是非をめぐり、共産党の小池晃政策委員長と首相が3日の参院予算委員会で応酬した。小池氏は人質に危険が及ぶ可能性を認識していたのかと追及。首相はテロに屈してはならないと繰り返し強調」 ← 質問にまともに答えていない。 まるでナントカの一つ覚えのように「テロに屈してはならない」とのみ。 / 小池参院議員「テロに屈するということと、慎重に言葉を選ぶということは違うと思う」 「テロに屈しない。その一言でさまざまな懸念や批判に耳を貸さないという態度でいいのか」

時事ドットコム
中東演説是非で応酬=共産追及、安倍首相「テロに屈せず」-参院予算委

過激組織「イスラム国」による日本人人質事件の表面化直前、同組織と戦う中東諸国への支援を打ち出した安倍晋三首相のカイロ演説の是非をめぐり、共産党の小池晃政策委員長と首相が3日の参院予算委員会で応酬した。小池氏は人質に危険が及ぶ可能性を認識していたのかと追及。首相はテロに屈してはならないと繰り返し強調した。

首相は1月17日、エジプト・カイロで「イスラム国と戦う周辺各国に、総額で2億ドル程度、支援を約束する」と表明。犯行組織側は同20日、「日本政府はイスラム国に対する戦いに2億ドルを支払うという愚かな選択をした」との声明を出し、事件が表面化した。小池氏は、政府が昨年12月の段階で既に後藤健二さんら2人の身柄拘束を把握していたことに触れ、「(人質に)危険があるとの認識があってスピーチしたのか」とただした。

これに対し、首相は「事の本質をしっかり見なければいけない」と指摘。「テロを恐れるあまり脅しに屈する態度を取れば、効果があったとテロリストが考え、日本人に新たなリスクが発生してくる」と力説した。

小池氏が「テロに屈することと慎重に言葉を選ぶことは違う」と演説の表現ぶりを問題にすると、首相は「テロリストに過度な気配りをする必要は全くない」と反論。「小池氏の質問はまるで、ISIL(イスラム国)を批判してはならないという印象を受ける」と切り返した。

小池氏は、人質拘束の映像が最初に流されるまでの政府対応も追及。岸田文雄外相から、現地の日本大使館への人員補強はしなかったとの答弁を引き出すと、「どれだけ危機感を持っていたのか。何らかのルートをつくれたのではないか」と迫った。菅義偉官房長官は「まさにテロ集団だから、接触できる状況にはなかった」と答えた。(2015/02/03-18:52)

YAHOOニュース
人道支援演説 共産「2人への危険、認識あったのか」vs首相「気配り必要ない」
産経新聞 2月3日(火)14時59分配信

安倍晋三首相が3日の参院予算委員会で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が日本人2人を殺害したとみられる事件をめぐり、共産党の小池晃政策委員長と“バトル”を繰り広げる一幕があった。

「最近も殺戮(さつりく)を行い批判を浴びているイスラエルと軍事協力をし、そのイスラエルの首相と肩を並べ『テロと戦う』と述べることが、中東諸国の人々にどう受け止められるのかを考慮したのか」

「拘束された日本人を危機にさらす危険性を考慮しなかったのか」

質問に立った小池氏はこうまくし立て、1月の中東訪問中の首相の言動を批判した。

これに対し首相は「今の小池さんの考え方は全く間違っている。私がイスラエルと関係を持ち、イスラエルにアラブの考え方を伝えることはアラブの国々が望んでいることだ」と反論。その上で、「エジプトでもヨルダンでもパレスチナでも私がイスラエル首相と会談して言うべきことを言い、中東和平に向けて進んで行くことを促したことに対して評価されている」と強調した。

小池氏はこれに先駆けて首相がエジプトで行った演説についても「『非軍事の人道支援』という表現はない。2人の日本人に危険が及ぶかもしれないという認識があったのか。首相の言葉は重い」などと追及した。

首相は「いたずらな刺激は避けなければいけないが、テロリストに過度な気配りをする必要はない。ご質問はISIL(イスラム国)に対して批判をしてはならないような印象を受ける」と反撃。イスラム国と対峙(たいじ)する国々への協力姿勢を打ち出した演説は現地で高評価を得たとも主張した。 

TBS
2億ドル支援表明の危険性、野党が政府の対応を追及

国会では3日も、政府の対応は適切だったのか与野党の論戦が続きました。

「在外公館や防衛駐在官の情報収集機能の強化を図っていくことが重要であると考えています」(安倍首相)

参議院の予算委員会で安倍総理は、テロ対策や日本人の安全確保の観点から、政府の情報収集能力を高めていく方針を示しました。

一方、共産党の小池議員は、総理が後藤さんらの拘束を知りながら、「イスラム国」対策としての2億ドルの支援表明を行ったことを追及しました。

「こういう演説をやれば、2人の日本人に危険が及ぶかもしれないと、そういう認識は総理にあったのか、なかったのか」(共産党・小池晃副委員長)

「テロリストに過度な気配りをする必要は私は全くないんだろうとこのように思いますし、これは今後とも不動の姿勢であります」(安倍首相)

「私は過度な気配りをしろなどと言ってません」(共産党・小池晃副委員長)

「小池さんのご質問は、まるでISIL(「イスラム国」)に対して批判をしてはならないような印象を我々は受けるわけでありまして、それはまさにテロリストに私は屈することになるんだろうと、こう思うわけであります」(安倍首相)

小池氏は湯川さんが行方不明になった去年8月からの政府の対応が不十分だったのではないかと指摘しましたが、政府は朝の閣議で、「対応は適切であったと考える」とする答弁書を決定しています。

また、次世代の党の和田議員が、「外国で拘束された日本人をいかなる場合にも救出できるよう憲法9条を改正すべきだ」と質問したのに対し、安倍総理は「我が党は既に9条についての改正案をお示ししている。なぜ改正するかといえば、国民の生命と財産を守るその任務を全うするためだ」と答え、憲法改正への意欲を示しました。(03日16:48)


日テレ
首相“闘う国支援”発言めぐり応酬
< 2015年2月3日 15:55 >

国会では3日もイスラム過激派組織「イスラム国」による日本人殺害事件が取り上げられた。共産党の小池参院議員は、安倍首相が中東訪問中に「『イスラム国』と戦う周辺国に支援を約束する」などと表明したことによって、拘束されていた日本人2人に危険が及ぶ可能性を認識していたかただした。

小池参院議員「『ISIL(「イスラム国」)と戦う周辺諸国に総額で2億ドル程度支援をお約束します』このフレーズの中には、非軍事の人道支援だという表現はございません。湯川さん、後藤さんが『イスラム国』に拘束されていると知っていながらこういう演説をやれば、2人の日本人に危険が及ぶかもしれない。そういう認識が総理にあったのか、なかったのか」

安倍首相「テロを恐れるあまり、その脅かしに屈するような態度をとればテロには効果があったと(テロリストは考える)」

小池参院議員「テロに屈するということと、慎重に言葉を選ぶということは違うと思う」

安倍首相「いたずらに刺激する、それは避けなければいけませんが、同時にテロリストに過度な気配りをする必要は全くないんだろうと」「小池さんの質問はまるでISILに対して批判してはならないような印象を受ける」

小池参院議員「テロに屈しない。その一言でさまざまな懸念や批判に耳を貸さないという態度でいいのか」

小池参院議員は、支援を表明するなら人道支援を強調するなど「慎重な物言いが必要でなかったか」と重ねて質問した。これに対し安倍首相は、人道支援の必要性を強調するなど議論はかみ合わなかった。




























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