2016年5月22日日曜日

ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640) 「豊穣」(1630年頃) 「眠る二人の子供」(1612-13年頃) 国立西洋美術館常設展 2016-04-15

▼ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「豊穣」(1630年頃 文化庁より管理換え)

▼ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「眠る二人の子供」(1612-13年頃 購入)

ルーベンスは17世紀フランドル美術を代表するだけでなく、バロック絵画を最もよく具現した大芸術家です。
あどけない寝顔を見せるこの子供たちは、画家の兄の子、クララ(右)とフィリップ(左)と考えられます。それぞれ1610年および11年に生まれた二人の年格好からすれば、本作は1612-13年頃の制作でしょう。
これら二人の子供の顔はそれぞれ別々の大型油彩画にも用いられており、そのことからも本作は習作として描かれたと考えられます。
しかし習作であるからこそ、画家の素早く即興的な筆の運びや、子供の頬に見られる豊かな肉付けなどが画面に鮮やかに残されています。
透明色と不透明色との巧みな使い分け、明暗の色調や絵具の厚みの差などによって対象を見事に描出するルーベンスの生彩ある写実法が、よく発揮された作例です。


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