2017年8月27日日曜日

「個々の楽器がそれぞれ十分に鳴っているのが全体にとってベストとは限らない。」鈴木秀美 (鷲田清一『朝日新聞』折々のことば2017-08-22); 「一つになって聞こえる」こと、そのために何を優先するかの判断が重要で、.....

個々の楽器がそれぞれ十分に鳴っているのが全体にとってベストとは限らない。
鈴木秀美

 通奏低音とは「響きの土台」を作るもの。
旋律を支える低音に和音をつけてゆく。
そして上声都が自由に歌えるよう緩急をつけ、間合いをとる。
「一つになって聞こえる」こと、そのために何を優先するかの判断が重要で、自分の楽器がちゃんと鳴っているかは二の次、三の次だとチェリストは言つ。
人の集団でもしんがりや黒衣、縁の下役が大事。
『通奏低音弾きの言葉では、』から

(鷲田清一『朝日新聞』折々のことば2017-08-22)

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