2024年1月24日水曜日

Colabo仁藤夢乃代表の名誉を毀損 ネット記事見出しで賠償命令(朝日) / デイリースポーツを提訴した裁判、判決が先ほど出て、勝訴しました。 安倍晋三元首相が殺害された後、私が政権批判をしたことに対して、「安倍晋三の死は自業自得」と言ったかのような見出しで書かれたものです。 これについて、名誉棄損及び名誉声望保持権の侵害と認められ、22万円の損害賠償が命 じられました。(仁藤夢乃)     


〈全文〉

 デイリースポーツを提訴した裁判、判決が先ほど出て、勝訴しました。


安倍晋三元首相が殺害された後、私が政権批判をしたことに対して、「安倍晋三の死は自業自得」と言ったかのような見出しで書かれたものです。

これについて、名誉棄損及び名誉声望保持権の侵害と認められ、22万円の損害賠償が命

じられました。


被告は「自業自得」と書いたのは要約だと主張していましたが、要約とは言えないこと、ネットニュースは見出しだけしか読まない読者もいることなどが考慮された判決となりました。


見出しだけしか読まない読者もいることはネットメディア自身がよくわかっていて、だからこそセンセーショナルな見出しをつけたのだと思います。

首相が殺害された翌日に、私が笑顔で写っている写真(女性の人権に関する賞を受賞をしたときのもの)と一緒に「自業自得」と言ったかのような記事を配信されたことの影響は大きく、その後私やColaboに殺害や銃殺をほのめかす連絡が相次ぎました。


また、LINEなど多くの人が目にするSNSでも配信され、Colaboとつながる・つながりたい私たちが考えている若い女性たちもその記事を目にすることになりました。


見出しの《「女性の権利」軽視にも怒り》という言葉からも、モノいう女性に対する攻撃を煽り、犬笛を吹いているのとが明らかです。私が若い女性だから選ばれたのだと思います。私に対する取材なく、私の発信が歪められ、見出しにされました。


このような記事をメディアが書いて、エンタメとして消費したこと。それによって、「何をしてもいい相手」「黙らせよう」とする人たちからの注目を浴び、その直後に始まった暇空茜こと水原清晃(40代男性)らによる深刻な攻撃にもつながっていったと考えています。

実際に暇空のノートでも、Colaboに対する誹謗中傷の最初にこのニュース記事について扱われています。


声を上げる女性に対してデマ拡散や誹謗中傷を行うことで、再生回数やPVを稼ぎ、お金儲けに繋げる、そうした人たちによる深刻な被害をColaboはこれ以降、1年半にわたって受け続けています。


この件では、大手メディアがそうしたことを扇動し、加担したことの影響が大きかったので、裁判所がまともな判断を下してよかったです。


しかし、この犬笛記事によって被告のデイリースポーツが得た収益はわかりません。損害賠償を命じられた金額よりも多くの利益を上げている可能性もあると思います。


このようなことが許される社会であってはいけないと考えています。

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