アキレス腱攻撃の長州の「論客」、薩摩の怒りと幾多の失笑をかうの巻

昨日の「朝日新聞」夕刊を見て驚いた。

某国首相と言う「カン氏」が曰くに、

「明治維新には西郷隆盛の力が必要だったけれども、明治維新以降、西郷さんはああいう末路を迎えた。これが大事だ」

！！！？？？！！！

政敵を西郷さんにたとえたとか。
その政敵さん、もうけましたね。
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僕は、「理系」です、で済まされない貧弱な「歴史認識」です。

イチイチ言ったらきりがないほどですが、維新後の長州人指導者達は「汚い」ですよ。
立派な屋敷を構え、庭をしつらえ、妾を囲い・・・・。
山県別邸って、残ってるだけでもいくつありますか？
政商とぴったりくっつく「三井の番頭さん」井上、山城屋和助らの政商・・・。
山県だって、アブナイところを西郷さんに助けて貰ってますよね。（記事はコチラ）

西郷さんは、それを嫌って鹿児島に隠遁しているところを無理やり東京に呼び戻されたんですよ。
維新以降も西郷さんを必要としていたんです。
それになによりも西郷さんは清廉潔白（勿論、長州人よりも）。

まあ「末路」は、言われるとおり若い衆の暴発を防ぎきれなかったことにより、自決することになりますが、これとて福沢諭吉も絶賛した立派な近代的抵抗権の行使であり、おまけに靖国神社に祀られないという「勲章」付きです。

そして・・・何よりも、長州人指導者は、日本を一度破滅に導いています。
陸軍機密費を持参金に政友会総裁になった「オラが」宰相もいましたね。

半藤一利さんの「永井荷風の昭和」に、先の日米開戦時の軍指導層における長州人の名前が列挙されています。
永井荷風の昭和 (文春文庫)

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そう言えば、「カン」氏、組閣の時も「奇兵隊」とかなんとかを気取ったらしい、と聞いたことがある。

世の中の大半は、そういうことを言う長州人を嫌っているのをご存知ないのか。
（そんなことを言わない長州人は好かれてます）
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「論客」と評される現役首相「カン」氏が、いきなり敵のアキレス腱を攻撃したのにはあきれましたが、さすがにこれには同陣営からも自粛の進言があったとか・・・。

今度は、「カン」氏、勝っても負けても結局は負けたも同然なんだから、「勝ちっぷり」もしくは「負けっぷリ」が肝腎ですぞ。今後のためには。
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もう一つ「あきれた」話。
新人議員を集めて、3年間は衆議院解散しないと言ったとか。
これは、余りにあざとい。
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所詮「かいわれ」大臣どまりだったか、と言われかねないですぞ。

円高・株安対応の政府側スタンスの説明も、官僚が書いた台本を棒読みする往時の首相を思い出させたしね・・・。
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