毎日JPの記事で福島第1原発2号機の排気口を年度内に閉鎖する計画であるというのがあって、「ふふーん」と読み過ごしていたんだけれど、
福島第1原発がいまだに毎時750万ベクレルの放射性物質(無主物)を大気中に放出しているというくだりを読んで驚いた。
政府は、冷温停止状態(狡猾にも、「状態」をつけている)、帰還などの話題で事故の収束化のイメージつくりに大わらわなんだけど、いまだにこんな状態だ。
(しかも、これに4号機問題もある)
毎日JP
福島第1原発:2号機排気口、年度内に閉鎖…補修計画
毎日新聞 2012年05月12日 21時07分(最終更新 05月13日 03時00分)
東京電力は12日、福島第1原発事故で破損した設備の補修や、将来の地震津波対策などに関する計画を公表した。
放射性物質の放出が続く2号機原子炉建屋側面にある排気口を年度内に閉じて放出量を減らす工事など14項目の対策を盛り込んだ。
福島第1原発は、今も毎時750万ベクレルの放射性物質を大気中に放出し、大半が2号機からとみられる。
排気口は「ブローアウトパネル」(縦4.3メートル、横6メートル)と呼ばれ、発電中に建屋内の気圧が高まった際に開放するために設置されている。1号機の水素爆発の衝撃で開いたとみられ、高い放射線量のため放置されている。
除染をしながら来年3月までに新たなパネルで閉じる。
また原子炉建屋などの汚染水を、敷地内の4キロにわたって循環しながら原子炉に戻して冷却するシステムを、原子炉建屋内だけの循環に縮小する。漏水対策の改善が期待され、16年までの工事完了を目指す。このほか、地震発生時などに、汚染水をためているタンクからの水漏れを防ぐため、堰(せき)を周囲に造る。
【野田武】
0 件のコメント:
コメントを投稿