2016年7月21日木曜日

(永江朗の京つれづれ) 地面を掘ると歴史が出てくる ;  「金閣寺に七重塔?」 金閣寺に110メートルの高さの巨大仏塔があったかも、という発見を受け、永江朗さんは冗談まじりに提案しています。塔を再建すれば、リニア新幹線誘致よりも観光客を集める効果があるかも、と。 — 朝日新聞京都総局


(永江朗の京つれづれ)地面を掘ると歴史が出てくる
文 永江朗2016年7月19日12時49分

 「金閣寺に七重塔?」という7月9日朝刊の記事には驚きました。金閣寺の境内から巨大な相輪(そうりん)の破片が発掘されたというのです。相輪は塔の先についているもので、破片は表面に金めっきが施された金銅製。相輪を復元すると直径2・4メートルにもなるそうで、塔の高さは110メートルほどもあったという推定もあるのだとか。

 新幹線の車窓からも見える東寺の五重塔は高さ約56メートルですから、その倍ほどもあったわけです。ちなみに京都タワーはビル部分も含めて131メートル。また、この記事には相国寺の東側にも金閣寺と同規模の七重の塔があったと書かれています。いずれも600年ほど前のことです。

(略)


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