2014年2月28日金曜日

止まらぬ失言にアメリカ激怒 安倍政権を壊す“お友達”の暴走 (dot.)

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止まらぬ失言にアメリカ激怒 安倍政権を壊す“お友達”の暴走   
(更新 2014/2/28 11:30)

 小泉純一郎元首相と対立した東京都知事選を制した慢心からタガが緩んだのか。安倍晋三首相(59)の“お友達”の暴走が、止まらなくなってきた。

「見事にひっくり返っちゃいましたね。あの子、大事な時に必ず転ぶんですよ」

 2月20日、安倍首相の“親分”であり、東京五輪組織委員会会長の森喜朗元首相(76)が、ソチ五輪での浅田真央選手のショートプログラムの演技を嘲笑するような発言をして顰蹙(ひんしゅく)を買った。

 より深刻なのは衛藤晟一首相補佐官。安倍首相の靖国神社参拝に米国が「失望」を表明したことに対し、「YouTube」に投稿した動画で、「米国が『失望』と言ったことに我々のほうが失望だ」と発言したのだ。菅義偉官房長官の指示で2月19日には動画を削除したが、衛藤氏は当初、「何が問題なのだ」と突っぱねていた。

 衛藤氏は安倍首相の盟友中の盟友。両者の親交は長く、1993年に初当選した安倍氏を社労族、のちの厚生労働族に導いたのが、1期先輩で党の社会部会長だった衛藤氏だった。

 その後、歴史教科書問題などでも共闘。第1次安倍政権時代には、郵政選挙で離党、落選した衛藤氏を、党内の根強い反対を押し切り落選者でただ1人復党させたほどだ。

「衛藤氏は党内の最右派です。とにかく理念が先走って、『衛藤さんには通訳が必要』と党内からも冗談が出るほど。それだけに安倍さんとの結びつきは強い。首相を降りた後の安倍さんを支え、『もう一度総理に』と言い続けてきたのが衛藤氏なのです」(参院幹部)

 野党時代の12年、橋下徹大阪市長ら当時の大阪維新の会側から、安倍氏が「ぜひ維新に合流を」と誘われた際、同席していたのも衛藤氏だった。

 ただ、最近は影が薄かった。第2次安倍内閣では首相補佐官に起用されたものの目立った活躍はなく、官邸内からも「普段何をしているのか、よくわからない」と言われてきた。

 それが一躍、注目されたのが昨年11月。安倍首相の靖国神社参拝について、事前に米側から了解を得るため渡米。米側の要人と折衝を重ねたのだ。「参拝すれば中国側を刺激する」と、かなり強く米側から自制を求められたというが、安倍首相は強行。一説には衛藤氏が安倍首相に「参拝しても米側にはさほどのハレーションはない」と“感触”を報告したからともいう。米国の「失望」発言に噛み付いた背景には、こうした経緯があったようだ。

 この件以外にも、“お友達”による舌禍騒動が後を絶たない。2月3日には、NHK経営委員の百田尚樹氏が都知事選の応援演説で、「東京裁判は(東京大空襲や原爆投下による)大虐殺をごまかすための裁判だった」と発言。米国務省が「不合理な示唆だ」と反論する事態となった。

「アベノミクスのブレーン」として知られる本田悦朗・内閣官房参与も注目された。本田氏は19日に掲載されたウォールストリート・ジャーナル(電子版)のインタビューで、安倍首相の靖国参拝について神風特攻隊を例に出して説明。アベノミクスの目的について「より強力な軍隊を持って中国に対峙できるようにする」と語ったというのだ。

 本田氏は発言内容を否定して同紙に抗議したが、ここまで騒ぎが続くと、日米関係の悪化が心配になる。ニューヨーク・タイムズ東京支局長のマーティン・ファクラー氏がこう語る。

「衛藤氏のような発言はまるで子どものケンカですが、気になるのは、菅義偉官房長官が『(発言者の)個人的な意見だ』と説明するばかりで、個々の発言内容を批判しないこと。『安倍首相も同じ意見なのか』と、不信感が広がってしまう」

 ほころびは、危機管理にも表れている。

 14日からの記録的大雪により関東などで多くの集落が孤立したが、政府が豪雪非常災害対策本部を設置したのはようやく18日のこと。各県が政府に支援を要請した16日の夜、安倍首相が都内の高級てんぷら店で会食していたことも問題視された。22日に開かれた民主党の会合でも、政府への批判が噴出した。

「(自衛隊を)あまりに少人数しか派遣しない『逐次投入』すぎたのではないか。初動の遅れに加えマネジメント(危機管理)に不備があったと批判されても仕方ない」(長島昭久衆院議員)

 政治評論家の浅川博忠氏は、こう警告する。

「今の安倍首相は野党にも党内にも強敵がいない『ダブル1強』状態で、気が緩んでいる。側近らの過激な発言は、通常国会終了後の内閣改造を見越したアピールでもある。イエスマンばかりになると、4月の消費増税後に景気が悪化して支持率が落ちた場合、足をすくわれかねない」

 今回も、安倍首相の鬼門は“お友達”のようだ。

※週刊朝日  2014年3月7日号

アーミテージ氏:安倍首相の靖国参拝「中国が喜んだ」 (毎日新聞) ← またまた尊敬するアーミテージにまで叱られたぞ!安倍晋三!    

毎日新聞
アーミテージ氏:安倍首相の靖国参拝「中国が喜んだ」
毎日新聞 2014年02月28日 13時08分(最終更新 02月28日 13時10分)

 【ワシントン西田進一郎】米知日派の重鎮、アーミテージ元国務副長官は27日、安倍晋三首相の靖国神社参拝について「中国政府が喜んだはずだ」と述べ、中国の日本批判を結果的に後押しする形になったという意味で反対だと語った。

 ただ、参拝自体については「日本の指導者が国全体にとって何が最善かを考えて決めることだ」と話した。首都ワシントンで開かれたシンポジウムで述べた。

 アーミテージ氏は、中国が「(第二次世界大戦後の国際秩序の基礎となった)カイロ宣言やポツダム宣言を受け入れていないのが日本だ」との批判を広めていると指摘。「中国政府は首相の靖国参拝を喜んだはずだ。なぜなら、彼らは参拝後、各国の外交担当者に電話をし『見た? 言った通りでしょ』と言うだけで良かったからだ。これが参拝への反対理由だ」と語った。

 また、従軍慰安婦問題については、日本の高い国際評価を傷つけていると指摘した。

関連記事
アーミテージさん、ありがとうございます。・・・わたくしは、カムバックをいたしました。

「安倍政権は右翼のナショナリスト政権だと思われている」(アーミテージ) 尊敬する大好きなアーミテージにも叱られた安倍晋三

アーミテージ氏のような輩の要求を拒み切れない日本の政治家や官僚・・・は、虐めに逢わないためのパシリに似てないだろうか。




東京 北の丸公園 カワズザクラ(いい感じで開花中) カンザクラ(ピーク越え) 白梅・紅梅(まだまだこれから) 2014-02-28

暖かい日が続いている。
今日(2月28日)は夜のニュースによると東京は18.6℃だったそうだ。
昼休み、北の丸公園を散歩したが、3月末/4月初の春爛漫の頃のようだった。

▼カワヅザクラ
例年よりは遅いが、いい感じで開花中



▼カンザクラ
こちらはピークを越えたようだ。


▼白梅、紅梅
まだまだこれからもっと咲いてくるはず。


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東京 北の丸公園 カンヒザクラ(開花) サンシュユ ヒマラヤヒザクラ(開花) カンザクラ(ピーク越え) カワヅザクラ(見頃) 2014-03-06





心も思想もなくした予科練 (「朝日新聞」「声」欄) : 元特攻隊予備兵が読んだ『永遠のゼロ』(百田尚樹著) これは安倍首相の論理と同じ


元特攻隊予備兵が読んだ『永遠のゼロ』(百田尚樹著) これは安倍首相の論理と同じ
2014年02月24日(月) 01時17分37秒


親ロシア勢力がクリミア政府庁舎占拠 ― ウクライナ分断の懸念 — ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

冬の奥入瀬渓流 (ツイッター写真)

「解釈改憲」急ぐ首相 理由は法制局長官の体調という身勝手 (ゲンダイネット)

ゲンダイネット
「解釈改憲」急ぐ首相 理由は法制局長官の体調という身勝手
2014年2月26日 掲載

国民的な一大事を個人的スケジュールで……

 抗がん治療のため入院していた小松一郎内閣法制局長官(62)が1カ月ぶりに公務に復帰した。

 小松長官は、退院後も抗がん治療のため週1回通院するものの、「職務に支障が出ないよう努力したい」と強調。早速「集団的自衛権の行使」を容認する憲法解釈の見直しに取り組む考えを示したが、ハッキリ言って「大丈夫か?」と思ってしまう。顔は頬がこけて土色で、重篤な状況なのは明らかだからだ。

「小松長官はすでに末期がんで、手の施しようがないといわれています。そのため菅官房長官が後任人事に着手したところ、小松長官は『自分の手で憲法解釈を変更したい』と安倍首相に続投を直訴。これに安倍首相が胸を打たれたといわれています」(永田町事情通)

 外務省出身の小松長官は安倍の外交ブレーン。第1次安倍内閣では、集団的自衛権の行使を可能にするための有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)の実務に携わった。

 安倍首相は“同志”の小松長官が元気なうちに、大急ぎで解釈改憲を進めるつもりらしい。

 4月にも提出される安保法制懇の報告書をもとにした解釈変更の閣議決定の時期も早めるのではないかとささやかれている。しかし、こんな勝手なことが許されるのか。
 政治評論家の山口朝雄氏がこう言う。

「日本をこれまでの『戦争しない国』から『戦争する国』に変える大転換の憲法解釈ですよ。本来は解散して国民に信を問うべき重大な問題です。当然、時間をかけて議論すべきです。なのに、小松長官の体調を考えてなのか、一気に解釈改憲しようとしている。急いでいるのは、小松さん以外の法制局長官では解釈変更が難しいと分かっているからでしょう。いかに乱暴なことかの裏返しです」

 そもそも週に1回、通院しなければならないようでは、長官が務まるはずがない。今すぐ、公平中立な人物を新しい長官に就けるべきだ。




官邸、右傾化一段と = 景気回復で安倍首相の持論前面 (時事ドットコム)

時事ドットコム
官邸、右傾化一段と=景気回復で安倍首相の持論前面

 安倍政権の右傾化が鮮明になりつつある。安倍晋三首相の側近らの歴史認識などをめぐる発言が相次ぎ、政権の主要課題も安全保障政策が前面に出てきた。菅義偉官房長官は政権安定のため、「歯止め」に努めるが、限界も見え始めている。

 「『国民の声を聴く』という一番大切な部分が欠落している」。公明党の漆原良夫国対委員長はメールマガジンで、首相が集団的自衛権の行使容認のための憲法解釈の見直しを閣議決定で行う方針を示したことを強く批判した。同党幹部は26日、「衆院予算委員会を見ても、首相は前のめりだ」と眉をひそめた。

 第2次安倍政権発足当初、首相は保守色の濃い「安倍カラー」を抑制していたが、今やその姿勢を隠そうとしていない。集団的自衛権の行使容認に加え、武器輸出三原則も大幅に緩和する考え。従軍慰安婦制度に関する「河野談話」見直しの必要性について国会で質問した日本維新の会の議員に、首相は謝意を直接伝えた。

 対米、対中関係をめぐる衛藤晟一首相補佐官や本田悦朗内閣官房参与の強硬発言について、「首相の本音を代弁したものだ」(志位和夫共産党委員長)との指摘もある。

 「私がやりたいことと、国民がまずこれをやってくれということが、必ずしも一致していなかった」。首相は昨年4月、週刊誌のインタビューで、第1次政権の一番の反省点をこう語っていた。「異次元の金融緩和」により、昨年の日経平均株価の年間上昇率は6割近くまで達し、国民の要望が強い景気回復に一定の成果が上がった。そこで、持論である歴史認識や安保政策の見直しに正面から着手し始めたとみられる。

 だが、安倍政権の右傾化には、非難を強める中韓両国だけでなく米国も警戒感を示している。米議会調査局は「首相の歴史観は第2次世界大戦などでの米国の役割に関する米国民の理解と衝突する危険がある」と懸念を示した。

 ◇菅長官の歯止め限界も

 こうした事態を、首相の女房役である菅長官は歓迎していない。「この政権が崩れるとしたら歴史認識からだ」との思いが強いためだ。だからこそ、昨年末の靖国神社参拝をめぐって首相に自制を求め、衛藤補佐官に対しても素早く発言撤回を指示し、幕引きを図った。

 ただ、首相は結局、菅長官の制止を振り切って靖国参拝を敢行。衛藤氏も当初は「個人として言うことは自由だ」と菅長官に反発した。安倍内閣の支持率が高水準を維持している限り、菅長官の力が及ばない場面が増えそうだ。(2014/02/26-19:20)



ロイター スライドショー:本日のおすすめ22枚 写真は北京を覆う煙霧 (写真)

2011年軍需産業契約上位10社。 こうした会社が自民党に圧力かけて武器輸出三原則を緩和させてるのだろう / 防衛省幹部天下り89人/三菱重工・東芝など軍需企業に/受注額トップに最多の7人



米報告書、ヘイトスピーチに懸念 北朝鮮や中国の人権状況も非難 (共同)

47ニュース
米報告書、ヘイトスピーチに懸念 北朝鮮や中国の人権状況も非難

 【ワシントン共同】米国務省は27日、2013年版の人権報告書を公表、在日韓国・朝鮮人の排斥を掲げる「在日特権を許さない市民の会(在特会)」のヘイトスピーチ(憎悪表現)を取り上げ、懸念を表明した。北朝鮮や中国の人権状況も批判した。

 報告書は同時に、日本政府高官らが公式にヘイトスピーチを差別だとして退け、人権保護を約束しているとも指摘した。

 北朝鮮については、約10万人を無期限に政治犯収容所に入れていると推計。ケリー国務長官は記者会見で、先週公表された国連報告書も踏まえ「ありとあらゆる拷問と人道に対する罪の証拠がある」と非難した。

2014/02/28 10:00   【共同通信】

2月28日はビスケットの日。1855年、水戸藩の柴田方庵が長崎留学中、製法を手紙で送ったことに由来。 ビスケットはラテン語で「2度焼かれたもの」。日本では糖分・脂肪分が計40%以上をクッキーと呼ぶそうです。 — 日経電子版 ライフ

イランまで出向いて行って米国の悪口で意気投合してきた百田氏の売国奴ぶり (BLOGOS) : 「最大の売国奴は安倍首相そのものに違いない。」

BLOGOS
天木直人2014年02月28日 07:30 
イランまで出向いて行って米国の悪口で意気投合してきた百田氏の売国奴ぶり

きょう2月28日の東京新聞「本音のコラム」で佐藤優氏が貴重な情報を提供してくれている。

(略)

いまごろ米国は百田氏の言動とそれを許す安倍首相の頭の中を真剣に分析しているだろう。

「こいつらは本気で俺たちに喧嘩を売るつもりか」と。

(略)

よくもこのような人物を安倍首相は「最良の朋友」として使い続けているものだ。

最大の売国奴は安倍首相そのものに違いない(了)




2014年2月27日木曜日

東京 北の丸公園と千鳥ヶ淵緑道の大雪禍 2014-02-26

先般14日の大雪が江戸城(皇居)の木々に与えた痕跡についてはコチラ↓で紹介した。
東京 江戸城(皇居)東御苑 大雪禍 幹折れ 枝折れ 立木や哀れ 2014-02-18

それは北の丸公園でもほぼ同程度であったが、
昨日、千鳥ヶ淵緑道に行って、もっとすごいのを見た。

▼こちらは北の丸公園の工芸館入口あたり
太い幹が折れている

▼千鳥ヶ淵緑道の千鳥ヶ淵側
根がはった土からめくれ上がっている。
木がどうなったかは不明。
多分、淵側(淵内)に倒れこんだと思われる。

明治37年(1904)5月 南山の戦場にいた森鴎外(第2軍軍医部長)と田山花袋(博文館派遣の従軍記者)---(その2)

カワヅザクラ 丸紅本社前 2014-02-25
*
この頃の森鴎外と田山花袋、そして島崎藤村(その2)

小諸での藤村の生活
 藤村の小諸での生活は6年目になっていた。
月給は、はじめ30円、昇給して40円になり、田舎ではどうにか中流の生活をすることができた。しかし、小諸義塾は次第に経営不振に陥り、この年(明治37年)、教員たちは、塾長木村熊二に減俸を申し出た。その結果、藤村の月給は25円となり、家族4人の暮しが難かしくなった。
彼は自宅で個人教授をして、月5円ぐらいの収入を得、妻冬子も少女たちに習字を教えたりした。
彼には時々文筆の収入もあったが、「落梅集」「一葉舟」など春陽堂から出した詩集は1冊15円の買い切りであった。
彼は短篇小説の試作を4、5篇書いたが、小説家としての地位も収入も安定したものではなく、詩人としても青年たちの間に愛好者や崇拝者を持っている存在にすぎなかった。

この頃、彼は、その少い収入の中から、一族の者のために金を工面しなければならなかった。
彼の長兄で、父正樹を継いだ秀雄は、家産を立て直そうとして仕事を企てたが、人のよさと侠気のために何度も躓いた。はじめは製氷事業に手を出して失敗し、家・土地を悉く隣家の大脇家に譲り渡して明治26年に上京した。その翌年、水道鉄管の製造販売に他人と協力したが、不正事件の連累者となって入獄した。明治30年に出獄して、電気自動車の発明に資金を注ぎ込んで失敗した。明治36年には九州の五島沖で金塊を積んだ貨物船を引き揚げる計画を建て、それが詐欺事件に問われて禁錮2年の刑を受けた。そのあとの家族の手当てのために、四男の藤村(春樹)は次兄の広助と共に次々と金を作らねばならなかった。また三兄の友弥は青年時代の性病のために廃人となっていて、その生活を見ることも春樹の荷になっていた。骨を折って仕上げた原稿から入る金は右から左に消えて行った。藤村は、何とかして生活を確実な基礎の上に立て直したい、と思った。
買い切り制
尾崎紅葉が前年(明治36年)10月に没したとき、遺族は、紅葉が春陽堂から出した多くの著作についての印税を手に入れることができなかった。それ等の著作はみな買い切り制で出版社に渡したものであった。
買い切りとは、1冊10円位から80円ぐらいまででその版権を出版社に売り渡してしまうことであった。
本の定価の一定割合を定めて印税を取る出版方法は、森鴎外が春陽堂の和田篤太郎に談判して「水沫集」できめたもので、鴎外は1割5分も印税をとると言われた。また徳富蘆花は、「不如帰」について兄蘇峰の民友社から、1千部につき20円の割で印税を取っていると言われた。「不如帰」は、この数年間毎年1万部ずつも増刷していた。

「破戒」自費出版の企て
春陽堂は好んで買い切り制度で出版した。
藤村が7年前に春陽堂に買い切りで渡した「若菜集」は、その後ずっと売れているから、春陽堂の収益は大きなものであった。
彼は、今度書いている長篇小説は、成功すれば「若菜集」以来自分についている多くの読者に受け入れられると考えた。
彼は、去年訪ねて行った徳富蘆花の千駄ヶ谷の家を思い出した。蘆花は、兄蘇峰と争って民友社と縁を切り、自宅に黒潮社という看板を出して、自費で長篇小説「黒潮」を出版した。
藤村は、経済的独立と精神的独立とを得て著作生活をしている蘆花を羨しいと思った。
その蘆花のとった方法を真似て、今度の小説を自費出版しよう、と藤村は考えた。
しかし彼にはその資金がなかった。彼は妻冬子と相談した結果、函館の末広町で網問屋を経営している彼女の父秦慶治(はたけいじ)の援助を受けることにした。秦慶治は、商才のある努力家で、一代で大きな産をなしただけに、厳しい人物であった。冬子はその次女で、長女浅子とその夫貞三郎が家を継いでいた。

藤村は、この年7月27日、函館に赴き冬子の父秦慶治に資金援助を懇願し400円の出資の承諾を得た。

宇品での鴎外と花袋の出会い
鴎外森林太郎(43歳)は、第2軍軍医部長を命ぜられて1月下旬、宇品に向い、大手町の長沼旅館に宿泊していた。
ある日、花袋は意を決して長沼旅館に鴎外を訪ねた。
鴎外は、「まあ此処に来たまえ、花袋君だね、君は?」と言った。鴎外のさっぱりした接しかたが花袋には救いであった。花袋は鴎外と文壇の話や戦争の話をし、また戦地でお目にかかりましょう、と言って別れた。

前年(明治36年)12月16日には「しらがみ草子」同人の落合直文が43歳で没していた。落合直文は明治21年、第一高等中学校教師になるとともに、新帰朝の森鴎外の仲間S・S・S(新声社)に加わり、訳詩集「於母影(おもかげ)」執筆家の一人となった。またそれに続いて刊行された「しがらみ草紙」同人でもあった。
鴎外は、明治35年6月、上田敏と共に雑誌「芸文」を発行したが、出版社文友館と衝突して中止し、その年10月、これを「万年艸(まんねんぐさ)」と改題して刊行した。しかしこの年(明治37年)3月、出征するに当り、巻第12をもってこの雑誌を廃刊にした。

4月21日、第2軍司令部は御用船八幡丸で宇品港を出帆。
花袋たち従軍記者もこの船に乗っていた。
航海の何日目かの夜、花袋は鴎外の船室を訪ねた。彼は前よりも楽な気持でハウプトマンやメエテルリンクやダヌンチオなどについて鴎外と話し合った。鴎外は香りのいい葉巻を吸い、花袋にも「どうです、君も一本」と言ってすすめた。

5月8日、第2軍司令部は塩太澳に上陸。

鴎外の遺書
鴎外は出征に当って遺書を書き、母峰子に託した。
それには、「予ハ予ノ死後遺ス所ノ財産ヲ両半二平分シ左ノ二条件ヲ附シテ一半ヲ予ノ相続者ノ長男森於菟二与へ一半ヲ予ノ母森みねニ与フベシ」とあり、妻しげには財産処理をまかせない旨が書かれてあった。その理由は、「森しげガ森於菟卜同居年ヲ踰(こ)エナガラ正当ナル理由ナクシテ絶テ之卜言ヲ交へズ既ニシテ又正当ナル理由ナクシテ森みね及森潤三郎卜同居ヲ継続スルコトヲ拒ミ右三人ニ対シ悪意ヲ挟ミ倒底予ノ遺族ノ安危ヲ託スルニ由ナキコト是ナリ」と、妻に対して厳しい内的態度を持ってた。

しかし、一方で、鴎外は妻へのいたわりも忘れなかった。
鴎外は出征後妻のしげに絶えず手紙を書いていた。姑の峰子と合わないしげは、彼の出征中、実家である芝区明舟町の荒木家に住んでいた。

4月17日に広島から出した手紙には、「広しまでおれが馬鹿なことでもするだろうといふやうな事がおまへさんの手紙にあつたから歌をよんだ」と言って「わが跡をふみもとめても来んといふ遠妻あるを誰とかは寐ん」と書いた。

彼は、前年(明治36年)1月に生れた長女茉莉のことを気づかって、いつもその子のことを書いた。
6月21日に戦地から出した手紙には「千駄木から茉莉の夏ものゝ切れが行った筈だから最うこしらへてやつたらうね。茉莉の写真はをりをり出して見るとなぐさみになるよ。博文館からこちらへ来て居る人が先頃顔も洗はない髪だらけのところを写真に写したから其内戦争実記とかに出すだらう。丸で熊のやうになってゐるよ」と花袋と写真技師柴田常吉のことを書いた。
鴎外は、元の妻の子である森於菟へも、母峰子へも、弟篤次郎へも手紙を書いたが、妻のしげへは最も頻繁に書いた。

花袋は妻あての手紙も書いたが、妻の姉のところにいる岡田美知代へも手紙を書いた。
岡田美知代もまた戦地にいる花袋へ手紙を書いた。彼女の手紙には、東京に住んでいる時に向っては言えないような情のこもった文章があって、それが花袋の心を動かした。

鴎外の再婚
明治35年1月4日、鴎外(41歳)は荒木しげ(23歳)と結婚(ともに再婚)。
鴎外の任地小倉で暮す。

しげの父荒木博臣
しげの父荒木博臣は初めの名を山口権六といい、佐賀鍋島家の藩士である。藩校弘道館の英才として知られ、藩命を受けて文久元年(1861)、25歳で昌平坂学問所に入り佐藤一斉に学んだ。
大槻玄沢の息子磐渓(ばんけい)と親しく交わりその影響を受けた。その子が大槻如電(にょでん)や文彦であり、のちに彼らが鴎外の史伝などに出てくるのは、この関係かもしれない。権六は漢詩をよくつくり、大槻磐渓の評を得ている。
文久2年、坂下門外の変が起こり、安藤信正襲撃の首謀者とかかわりのあった友人を持ち、自らも国事に奔走した権六は危険を感じて野州から会津、米沢を経て仙台、盛岡まで落ちのびた。のち帰藩して荒木林右衛門の養子となり博臣と名乗った。
戊辰の役では官軍側に加わり、北陸、東北に転戦した。
明治初年、江藤新平司法卿にかわいがられ、司法省に勤めて短期間に何度も栄進し、ともに近代司法制度確立のため働いた。
のち大正5年、江藤が復権されたとき、しげの兄、荒木三雄が、江藤新平殉難遺祉碑の建設願を出している。「亡父の遺志を継いで」建てたといい、長い間、荒木は逆賊とされた江藤の恩を忘れなかった。

荒木博臣の本宅は芝明舟町にあり、金刀比羅(ことひら)神社に近かった。道を隔てた向い側には東伏見宮邸、隣家には歌舞伎の十五世市村羽左衛門が住んでいた。土地は500坪あまり、そこに30軒ほどの棟割長屋が並んで、その大家としての収入もあった。
鴎外の日露戦争出征中にしげと茉莉が住んだのも家作の一軒である。
そのほか渋谷に土地と雑木林を、藤沢の鵠沼には別荘を持ち、妻阿佐の手腕もあって、内所は豊かで、家庭は賑やかに運営されていた。
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前年度の1位、東京の「ナリサワ」は2位にランクイン⇒アジアのベストレストラン50、トップはバンコクの「ナーム」 — ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

北帰行の時期までは、あと一ヶ月はないような気がします。 今日撮った写真ですが白鳥たちは今はたくさん食べ、その準備をしてるようでした。— ニコじい 

衆院予算委員会=茂木大臣は原発をベースロード電源にすることについて、“ベースロード電源だから安定性がある”と説明。前提と結果が逆になっている、意味不明な理屈。ふつうは、「安定性があるからベースロード電源にする」もの。質問に答えないことも多いが、質問者も回答ないまま次に進む。 — 木野龍逸

【New!】ハイヒール男3人、パリの街を踊る【動画】 — ハフィントンポスト日本版

桑田佳祐 『明日晴れるかな』

強制連行訴訟、全被害者を想定 中国政府「重大な罪」と支持 (共同) : 「2社に連行された被害者は計9415人」 中国外務省は同日、「強制連行は日本軍国主義が犯した重大な罪で、未解決の歴史問題だ」と日本を非難し、訴訟支持の立場を示した。  

47ニュース
強制連行訴訟、全被害者を想定 中国政府「重大な罪」と支持

 【北京共同】日中戦争時の強制連行の被害者と遺族計37人が日本企業2社を相手に中国で起こした損害賠償訴訟について、原告代理人の康健弁護士は26日、「2社に連行された被害者は計9415人」と指摘し、法的には被害者全員の参加が可能な集団訴訟であることを明らかにした。

 中国外務省は同日、「強制連行は日本軍国主義が犯した重大な罪で、未解決の歴史問題だ」と日本を非難し、訴訟支持の立場を示した。

 原告側は、三菱マテリアルと日本コークス工業(旧三井鉱山)に被害者1人当たり約1700万円の賠償と謝罪を要求。被害者全員の賠償が認められた場合、総額は約1600億円に上る。




世界の国にとって、頼れる超大国はいまや米国と日本だけです。近年米国が内向きになってますから、世界は日本がより積極的に役割を果たすことを期待してます。・・・ — 竹田恒泰

二・二六事件と言えば先代小さん師が有名ですね。歩兵第3連隊の一員として警視庁占拠に加わっています。ついでに歩兵3連隊が当時駐屯していたのは六本木の新国立美術館の場所で、その建物の一部が別館として残っています。 — 散歩堂

【ブログ】NHK報道の変調、 新しい経営委員との関連性はあるのか? — ハフィントンポスト日本版 : 「シンガポールエアショーなのに、記事の半分以上を中国への記述になぜか費やしています。」 



「NHKの不思議な軍事報道は、直近でタイでもありました。下記記事でも、日本のODAとの関連は不透明にもかかわらず、いちいち中国軍を引き合いに出しています。」



左上が中国、右下が韓国、その間の黒い部分が北朝鮮 ⇒ 真っ暗な北朝鮮、衛星写真の夜景「まるで海」―NASAが最新版公開 — ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

ロイター スライドショー:ウクライナのクリミア半島で親ロ派と親欧派が小競り合い、将棋倒しに (写真)

所狭しと立ち並ぶ染水タンク群。2014年2月26日 東京電力福島第一発電所にて。 山本宗補撮影

石垣市長選 : 石破幹事長が25日現市長の応援街頭演説を行った。お金の話はせず、現市長が否定しない自衛隊配備を否定してみせた。「地域の思いや幸せを無視して基地行政を行うことは断じてない」とも述べた。名護市長選を知る石垣市民や県民をバカにしている。 — 伊波 洋一


コカ・コーラ、自販機で130円に値上げ。4月の消費税アップ時に — ハフィントンポスト日本版

ローリング・ストーンズ、東京ドーム公演 ミック「帰ってきたぞ、トーキョー」【全曲セットリスト】 — ハフィントンポスト日本版

メディアが大気汚染について報道することに神経質になり始めている中国政府当局⇒北京市、PM2.5で上から2番目の警報発令―6日連続 — ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

「雪の結晶」ができるまでを撮影 あの六角形はこんなふうに花開く【動画】 — ハフィントンポスト日本版


米軍:25日星条旗新聞「米軍兵費削減で、三沢空軍基地から500名削減予定。14%に相当」在日米軍基地の役割はほとんど終えている。仮想敵を中国とすれは中国の攻撃に対する米軍基地の脆弱性が大きすぎる — 孫崎享

かつて「下駄の雪」だった公明、今は下駄の…(読売新聞) : 「公明党の山口代表・・・、自民党との連立政権のあり方について、「公明党は下駄の鼻緒。鼻緒が切れたら、下駄で歩けなくなる」と語り、・・・」

読売新聞
かつて「下駄の雪」だった公明、今は下駄の…

 公明党の山口代表は26日、都内で講演し、自民党との連立政権のあり方について、「公明党は下駄の鼻緒。鼻緒が切れたら、下駄で歩けなくなる」と語り、公明党の重要性を強調した。


 自民党と連立政権を組んで以来、公明党は自民党の主張を大筋では受け入れることが多いとして、踏みつけられてもついて行く「下駄の雪」に例えられてきた。

 ただ、安全保障や教育改革など安倍首相が意欲を示す政策には公明党内に不満がある。集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の見直しに関しては、漆原良夫・公明党国会対策委員長が25日の自身のメールマガジンに「閣僚だけで決定するのは乱暴だ」と書き込んだ。

 山口氏の発言は「下駄の雪」にはならない覚悟を示し、首相に慎重な対応を求めたものとみられる。

(2014年2月27日07時10分  読売新聞)

公明・漆原氏、連日の首相批判 集団的自衛権 「国民の理解必要」 (産経新聞)

YAHOOニュース
公明・漆原氏、連日の首相批判 集団的自衛権 「国民の理解必要」
産経新聞 2月27日(木)7時55分配信

 公明党の漆原良夫国対委員長は26日、集団的自衛権の行使容認をめぐり、与党協議を経て閣議決定する方針の安倍晋三首相に対し、国民の理解が必要だと主張し、首相を批判。与党協議を控えた“前哨戦”で、25日付の自身のメールマガジンに続き、対決姿勢を鮮明にした。同党の山口那津男代表も26日、都内の講演で「国民の理解を得なければいけない」と同調し、首相の姿勢を牽制(けんせい)した。

 漆原氏は26日、記者団に「一般の法案ではなく憲法解釈を変えるということだから、閣議決定の前に国民の意見を聞くのが筋だ」と述べ、憲法解釈変更による行使容認が持つ意味合いの重さを訴えた。25日のメルマガで「首相の考えは『国民の声を聴く』という一番大切な部分が欠落し、到底賛成できません」と批判しているが、この日もトーンを弱めることなく「国会で何がいいか悪いかを十分に議論すべきだ」と強調した。

 集団的自衛権の行使容認を目指す首相に対し、公明党は慎重姿勢を崩していない。山口氏も「(行使容認は)武力を使うことだから重大な国の行為で、国民も巻き込む。幅広い議論が必要だ」と強調した。

 公明党にとって、首相と山口氏の25日の党首会談で4月以降の与党協議に合意したものの、憲法解釈変更の閣議決定は「行使容認の是非を迫られる」(党幹部)だけに避けたいのが本音だ。漆原氏の発言は「国民の理解」を盾に、行使容認を先送りしたいという党の思惑がにじむ。

 官邸と自民党は与党協議で丁寧な説得を行おうとしていた矢先のことで困惑ぎみ。菅義偉官房長官は26日の記者会見で「いきなり閣議決定するのではなく政府与党で相談した上で対応を検討する」と理解を求めた。




勢いづく「河野談話」見直し論 ― 韓中は反発 — ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

NHK辞表提出問題、日本郵政社長「常識ではない」 (TBS) : 「色々な経済団体でも活動をやっているが、そういうことが一般社会で常識的に行われているというふうには思っていません」(西室泰三 社長)

TBS
NHK辞表提出問題、日本郵政社長「常識ではない」

 NHKの籾井勝人会長が就任初日にNHKの理事全員に日付を空欄にした辞表の提出を求めていた問題について、経団連の副会長などを歴任した日本郵政の西室泰三社長は「一般社会の常識ではない」と違和感を示しました。

 「色々な経済団体でも活動をやっているが、そういうことが一般社会で常識的に行われているというふうには思っていません」(西室泰三 社長)

 これまで東芝や東京証券取引所の社長、経団連の副会長などを歴任してきた日本郵政の西室社長はこのように述べ、NHKの籾井会長が理事全員に日付を空欄にした辞表の提出を求めたことに違和感を示しました。(26日17:35)

<NHK受信料>長谷川委員、05年に支払い拒否 (毎日新聞) : 「NHKが回心するまで不払ひをつづけるつもりでをります」 ← 良いヒント! 

YAHOOニュース
<NHK受信料>長谷川委員、05年に支払い拒否
毎日新聞 2月27日(木)5時0分配信

 NHKの経営を監督する経営委員の長谷川三千子・埼玉大名誉教授(67)が委員就任前の2005年に、受信料支払いを拒否する意向の手紙を月刊誌のコラム執筆者に寄せていたことが、26日分かった。誌面では、放送内容への不満から支払いを実際に拒否した経過が、手紙の文面を直接引用する形で紹介された。

【対メディア圧力黙認】長谷川氏、新聞社拳銃自殺事件を礼賛

 放送法は64条で、NHK放送を見ることができる受信設備を設置した者に受信契約の締結を義務づけている。契約者はNHKとの受信規約で支払い義務が生じるが、罰則規定はない。NHKは法的手続きによる支払い督促を実施している。

 長谷川氏は毎日新聞の取材に「未納は2カ月間で、その後、支払った。支払いの保留をあたかも視聴者の権利のごとく考えていたのは、完全に私の無知によるものだ」と釈明した。

 手紙は、月刊誌「正論」(05年7月号)の元大学教授(故人)が執筆したコラム「NHKウオッチング」で2通紹介された。

 それによると、NHKが05年3月28日に放送した「『クローズアップ現代』 国旗国歌・卒業式で何が起きているのか」について「本当に酷(ひど)うございましたね。私も生まれて初めてNHKに抗議電話をしようといたしましたらば、すでに回線がパンク状態でございました。ちやうど自動振替が切れましたので、NHKが回心するまで不払ひをつづけるつもりでをります」と旧仮名遣いで心境をつづった。

 番組が、国旗・国歌の取り扱いを巡る東京都教育委員会と教職員の“対立”を印象づけたとして、都教委側がNHKに抗議し、NHK側は「公平、公正な番組内容」と反論した。これを受けて、長谷川氏は2通目の手紙で「受信料支払ひはまだまだ先のことになりさうでございます」とNHKの対応に不満を示した。

 昨年12月に経営委員に就任した長谷川氏は、不払いを助長しかねない当時の考えに関して「支払い義務を委員になって初めて知った。世の中には、かつての私のような思い違いをしている人が多いかと思いますので、このことは声を大にして、深い反省と共に申し上げたい」と話した。【土屋渓】

「長谷川氏は哲学者か?」 東京朝刊。埼玉大学教授の読者投稿。元同僚の長谷川氏への疑問。

籾井さんの一連の振る舞い方は、NHKよりも、むしろ三井物産にとって致命的なイメージダウンになっていると思う。だって、ああいう人がキャリアをのぼりつめることができた組織というふうに見られてしまうわけだからして。 — 小田嶋隆

日本で広がるナショナリスト的風潮 ― 中韓との対立で — ウォール・ストリート・ジャーナル日本版



(略)

日本大学の岩井奉信教授(政治学)は「今の自民党は安倍さんの言うように動く」とし、「安倍さんに文句を言う人がいないから、どんどん物事が決まってゆく」と指摘した。

新人議員の1人、武藤貴也衆議院議員(34)は大学教授になる道を断念した後、政治の世界に入った。「最もタカ派の議員の1人」を自称する同氏は、日本は米国に頼らなくても中韓に対して自ら防衛できる十分な能力を持つべきだと考えている。

武藤氏は「アメリカがスーパーパワーだった時代は終わり、日本を守れなくなる時代がくる」とし、「防衛は自前でやらなくてはならない」と述べた。

そのために日本はどうすべきか尋ねたところ、最もナショナリスト的な議員の間でさえ依然異例とされる答えが返ってきた。それは「核武装」だった。

2014年2月26日水曜日

東京 江戸城(皇居)東御苑周辺 リュウキュウカンヒザクラ シュゼンジカンザクラ カンザクラ 2014-02-26

今日(2月26日)は2・26事件の日だけれど、事件の日と違って暖かくてかつ晴天。
久しぶりに千鳥ヶ淵緑道へ足を伸ばした。

お目当ては、シュゼンジカンザクラ。
果たして、
千鳥ヶ淵戦没者墓苑の辺りはまだだったが、インド大使館前のは咲いていた。

墓苑の中のオオカンザクラはまだまだだった。

さて、この辺で現在開花している桜を纏めると・・・

①カワヅザクラは3ヶ所で開花
記事はコチラ ↓
東京 江戸城(皇居)周辺のカワヅザクラ ①平川門向かい・丸紅本社前 ②皇居東御苑内 ③北の丸公園 2014-02-25

②リュウキュウカンヒザクラ▼
江戸城(皇居)東御苑 写真は2月25日



③シュゼンジカンザクラ▼
千鳥ヶ淵緑道 写真は2月26日


④カンザクラ
▼江戸城(皇居)東御苑 2月25日

▼北の丸公園 2月26日

堀田善衛『ゴヤ』(26)「ふたたびサラゴーサへ」(4) アカデミイ会員となる。 「一七八〇年五月七日、会員の全員一致で受け入れられたものである。 それは、しかし、ゴヤの勝利なのではなくて、むしろ義兄バイユーの作戦勝ちなのであった筈である。」

リュウキュウカンヒザクラ 江戸城(皇居)東御苑 2014-02-25
*
1773年7月25日、ゴヤはフランシスコ・バイユーの妹ホセーファと結婚
「一七七三年七月二五日、聖ヤコボ(スペイン名はサンティアーゴ)の日に二人はマドリードのサン・マルティン教会で結婚をした。聖ヤコボは、はじめエルサレムにその遺骸が葬られてあったものが、後にスペインのサンティアーゴ・コンポステーラ市に移され、そこに壮麗な大聖堂がアルフォンソ王によって建てられ、今日にいたるまでそれは著名な巡礼地となっている。従ってこの日は、スペイン人にとっては、われわれの側での大安吉日というべきものにあたる。」

ぺパは、幸福か?
「妻となったホセーファ(愛称ペパ)は、爾後四〇年聞、夫とともに暮すことになるのであるが、彼女の生活は果して仕合せなものであったかどうか、・・・。
ぺパは、幸福か?
不幸ということはないであろう、何分にも宮廷画家の夫人であって、馬車もが与えられているのであるから。
しかし不幸でないということは、直ちに仕合せであるということに結びつくものではないであろう。」

今日、ペパが子を産んだ
「友人であるマルティン・サバテールにあてた、ある手紙の一節・・・。

今日、ペパが子を産んだ。

まるで馬か犬が子を産んだような言い方である。男の子とも女の子とも彼は書きはしない。彼の手紙を調べていて、私はこの一節を見出して、まったく憤慨をしたものであった。ベパが子を産んだ、とはまた何という言い方であろうか。」

「ホセーファは、誇り高き現宮廷画家であるフランシスコ・バイユーの妹であり、・・・バイユーの妹として美術についても一家の素養はある筈である。そういう娘を、彼は政略的に、ほとんど掠奪をして来たのではなかったか。それでいて、「今日、ペパが子を産んだ」などと言えた義理ではない筈である。これではホセーファはまるで牝馬である。」

このエゴイストで恥知らずの牡馬は、いまに罰せられるであろう
「・・・四〇年間の結婚生活で、ベパに二〇回も妊娠をさせたのはどこのどいつであったか。・・・このエゴイストで恥知らずの牡馬は、いまに罰せられるであろう。一ヒ九二年、彼が四六歳のとき、結婚して一九年目に、罰は雷が彼を撃つかのようにして港ちて来て、彼は地に打ち倒されるのであった。雷鳴の輝光と轟音は、彼の耳を直撃する。」"

この徹底した出世主義者は、従って徹底したエゴイストである
「この徹底した出世主義者は、従って徹底したエゴイストである。」

「男は、威張りちらして、野心満々である。」

「またこの男は、家長として聖職者になった弟の世話を見たり、父の死後、母の面倒を見るなど、こまかな心遣いを見せもするのであるが、その反面、発表済みの手紙類だけで見ると、父母の死について、あるいは妻のホセーファ自身の死についても、どうやら格別の、つまりは通り一遍なものではない悲しみなどを表明しないのである。一九人もの、相つぐ子供の死についてもそうである。」

遺すべき何物もなけれは遺書なし
「ゴヤの父は、一七八一年一二月一七日に六八歳でサラゴーサで死んでいる。サラゴーサの、サン・ミゲール・デ・ナバーラ教区の死亡者登録簿によると、「ホセ・ゴヤ、グラシア・ルシエンテスの夫、一七八一年一二月一七日逝去、サン・ミゲール教会内陣に埋葬。遺すべき何物もなけれは遺書なし」と記されている。
貧窮のうちに父は死んだわけである。・・・このときすでにこのゴヤは、アカデミイの会員にもなっていて、多くのタピスリーの下絵を王立の工場のために描き、「年間おれは一万三〇〇〇レアール儲ける。大金持ちと同じくらい幸福だ」と友人に書き送っている。またふたたびサラゴーサのエル・ピラール大聖堂の大井画の注文もうけているのである。ゴヤは何の不自由もしていなかった。」

彼は父の肖像も団の肖像も描いていない
「彼は父の肖像も団の肖像も描いていない。わずかに妹のリタの肖像を描いているだけである。それも仕事の中途で放棄したかの感のある、あまりよい出来のものではない。」"

自分の名前に、Francisco de Goya と貴族の血をひくものであることを示すdeをくっつけての署名をはじめる
「・・・父の死後に、一時母はマドリードの息子の家に引きとられて、ペパたちと一緒に暮したことがあった。
そのとき息子は何をしたか。
母のグラシア・ルシエンテスは、アラゴンの小貴族出身であった。宮廷へ何としてでも、人をかきわけても入り込みたいゴヤは、とってつけたように自分の名前に、Francisco de Goya と自分が貴族の血をひくものであることを示すdeをくっつけての署名をはじめる。
そうしておまけに、家紋までを捏造する。それは”金の野原の上に羽を拡げて飛ぶ黒い鷲、それに八個のブザン銀貨でふちかざりをした〞ものという、なんともいえず大袈裟なものである。ブザン銀貨というのは、ビザンチンの東ローマ帝国の貨幣の一つで、これを紋章に使うということは、その祖先の誰かが十字軍に従軍をしてエルサレムまで行ったことがあることを意味する。何という男であろう。
母のグラシアは、・・・やがてサラゴーサヘ帰ってしまう。・・・ゴヤは、仕送り年金を母につけてやる。」

コネ作りに腐心するゴヤ
「母の家系を使ってFrancisco de Goya になりすましたこの男がはじめたことは、要するに”関係”、いわゆるコネをつくることであった。・・・
すでに宮廷入りをしていた義兄のバイユーもおそらく手伝ってくれたであろう。この当時の、マドリートでのアラゴン閥、あるいはアラゴン党の首領は、前フランス大使で、いまは首相であるアランダ伯爵であった。男は、機会あるごとにこのアラゴン党の親分格の連中に近づいて、頭を深々と下げて懇請をつづけたものであったろう。
アカデミイの独裁者であるラファエル・メングスにも頭を下げる。・・・
絵の手法においても、大画家と言われる人々のなかでも、その世界への登場の時期にこの男ほどにひどいコンフォルミスト、大勢順応主義者であった者は他にないであろう。」

王(カルロス3世)・王子(後のカルロス4世)・王子妃(マリア・ルイーサ・デ・パルマ)に謁見かない、王子妃に絵を誉められる
「・・・そうして”機会”は意外に早く来た。
・・・

もう少し時間があったら、ぼくが王と王子と王子妃によってどんなに面目を施されたかを君に話したいんだが。神の恩寵によって四枚の絵をお見せすることが出来たんだ。いままで絶対経験したことのない幸福だ。・・・

と、彼が友人のサバテールに書き送るのは、一七七九年の一月である。
・・・
ここに王というのはカルロス三世、王子は後のカルロス四世であり、王子妃はマリア・ルイーサ・デ・パルマである。
王子妃のマリア・ルイーサが絵をほめた。」

舞い上がったゴヤは宮廷画家にして欲しい旨の懇請書を差し出し、やんわりと断られる
「・・・彼は”陛下の画家”になることをお許し頂きたい、という趣旨の懇請書をさし出している。これが、一七七九年七月二四日のことであった。
しかしそれは無理な話というものである。宮廷画家であるためには、まずアカデミイの会員になっていなければならない。この男は、宮廷用語というものも知らなければ、官僚制度の階段を一つ一つのぼって行かねばならぬものだということも、肝に銘じては知っていない。」

「・・・一〇月八日付で次のように返事をして来た。

「(あなたは)将来の進歩を約束された才能と精神をもった、勤勉な画家であるが、現在のところ王家のための作品制作に関しては、それほど差し迫った必要性もないし、また画家も不足していないので‥‥」

1780年5月7日アカデミイ会員となる(義兄バイユーの支援)
「現在はプラド美術館にある、このアカデミイ入りのための作品『十字架のキリスト』を凝っと見ていて、私は、この絵の下絵、あるいは下ごしらえは、おそらくバイユー自身の手になるものであろう、と思った。それは、アカデミイの独裁者であるメングスのある作品に、あまりに似ているからである。ゴヤの作品としては、あまりに冷たすぎるのである。キリストに人肌のあたたかさは皆無で、まるで解剖を待っている死体のようだ。人の子の罪障を一身にになったイエスとしての聖性などはまるで不在である。キリストはここで二重に死んでいる。
そういうところから、私は下ごしらえはおそらくバイユーの手になったもので、ゴヤは仕上げをしただけではないか、と推定をしたものである。ベラスケスのある作品にも似ている。似ていて何がわるいというのがこの世界である。文学の世界とは世界が追うのだ。
皮肉なことにこのもっともゴヤらしからぬ作品がアカデミイによって受け入れられ、ゴヤはとうとう、まるで門をこじあけ、自分自身をねじ込むようにしてアカデミイの会員になった。
一七八〇年五月七日、会員の全員一致で受け入れられたものである。
それは、しかし、ゴヤの勝利なのではなくて、むしろ義兄バイユーの作戦勝ちなのであった筈である。」
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鴻巣びっくりひなまつり (ツイッター写真)

【風の谷のナウシカ】「ラン、ランララ、ランランラン」歌っていたのは久石譲の娘・麻衣 : 当時4歳の娘さんだって。映画公開30年には驚く、且つ、話題つくりもお上手 

【風の谷のナウシカ】「ラン、ランララ、ランランラン」歌っていたのは久石譲の娘・麻衣
2014年2月26日 09:30

(略)

ナウシカ・レクイエム」を歌ったのは、当時4歳だった音楽家・久石譲の娘である麻衣。歌手となった麻衣はこれまでライブなどでも同曲を歌うことはなかったが、映画公開から30年という節目の年に夢の“本人生歌唱”が実現することになった。

(略)


十和田冬物語  (ツイッター写真)




仙台市広報課FBより 羽生結弦選手が仙台に凱旋 (写真) 世間は萌えてるらしい

東京への空襲 犠牲者の40%近く未成年 (NHK)

NHK
東京への空襲 犠牲者の40%近く未成年
2月26日 4時53分

東京大空襲をはじめとする太平洋戦争中の東京への空襲について、都内の研究者のグループが新たに見つかった名簿をもとに3万人の犠牲者を分析した結果、20歳未満の子どもたちが犠牲者の40%近くに上っていたことが初めて分かりました。

研究者は国が疎開を推奨していたものの実際には多くの子どもが東京に残るなどして、犠牲になったことを示していると分析しています。

太平洋戦争中の東京への本格的な空襲は、昭和19年11月から翌年の8月まで繰り返され、昭和20年3月10日の東京大空襲では、およそ10万人が犠牲になっています。

犠牲者のうち、およそ3万人について、名前や年齢、住所などを記した東京都の名簿が13年前に見つかり、「東京大空襲・戦災資料センター」などの研究者が分析を進めてきました。

その結果、犠牲者のうち、0歳から9歳までが最も多い20%を占め、次いで10歳から19歳が18%と、20歳未満の子どもたちが38%を占めました。

これは、国が当時、疎開を推奨していたものの家庭や経済的な事情で行けなかったり、中学生以上が勤労動員に駆り出されたりして、実際には多くの子どもたちが東京に残り、犠牲になったとみられています。

分析を行った東京大空襲・戦災資料センターの山本唯人主任研究員は「多くの子どもが東京にとどまらざるをえず、空襲という過酷な状況の中で力尽きるケースもたくさんあったと思う。今回、大量のデータで全体の被害の状況が明らかになり、今後、平和を考えるうえで、貴重な資料になる」と話しています。


今日来たら、大阪城公園の入り口に自転車を乗ったまま、通れないようにするバーが設置されてるんやけど、これ、車椅子の人、通れないよね?大阪府、なに考えてんの?  (ツイッター写真) 

沖縄の石垣市長選は大接戦。 25日八重山地元紙の一つが「大浜、中山が接戦」と報じた。


石破氏「石垣に100億円基金」 市長選応援でまた利益誘導 (東京新聞) ← 石破、またその手か、恥ずかしげもなく。

東京新聞
石破氏「石垣に100億円基金」 市長選応援でまた利益誘導    
2014年2月26日 朝刊

 自民党の石破茂幹事長は二十五日、沖縄県石垣市長選(三月二日投開票)の与党推薦候補の応援のため石垣市入りした。街頭演説で石破氏は、尖閣諸島(石垣市)周辺で操業する地元漁業者の支援策として、政府が市長選の与党推薦候補の要望を受けて百億円の「沖縄漁業基金」を二〇一三年度補正予算で新設したと強調した。

 石破氏は「漁民の暮らしを守るため、(与党推薦候補だから)初めてできたことだ。他の人にできることではない」と述べた。

 石垣市長選は与党が推薦し再選を目指す現職と無所属の前市長の一騎打ち。尖閣国有化後初の市長選で、離島防衛の在り方が争点の一つになっている。

 石破氏は一月の沖縄県名護市長選の党推薦候補の応援演説で「新たに五百億円の名護振興基金をつくる」と投票を呼び掛けたが、露骨な利益誘導として批判を浴びた。






賃金上がっている」と強弁&逆ギレ 安倍首相の無責任発言 (ゲンダイネット) : 「開き直り、はぐらかし。そういう答弁ばかりです。しかも、安倍政権は今後、派遣労働者を増やす改悪をしようとしている。物価高と増税が襲い掛かり、しかし、賃金は増えず、労働条件も悪くなるわけで、庶民の生活はますます苦しくなります」(民主党の柚木道義衆院議員)

ゲンダイネット
賃金上がっている」と強弁&逆ギレ 安倍首相の無責任発言
 2014年2月25日 掲載

 民間企業の中には苦しくても従業員の賃金を上げる企業がある。そうしなければ、輸入インフレによる物価上昇分や消費増税分が実質賃下げになり、従業員の士気が下がるからだ。

 それなのに、当事者というか、物価上昇と消費増税を押し付けている安倍首相の国会答弁はヒドイものだ。

 とんでもない論法で「賃金は上がっている」と豪語するのだ。24日の衆院予算委員会では民主党の山井和則議員が「現金給与総額(パートを含む労働者が受け取る基本給と残業代、ボーナスを合わせたもの)は下がっているじゃないか」「実質賃金は2013年下半期で過去4年最悪のマイナス1.3%に急減した」「これから増税、物価高になるのに、いつになったら賃金が上がるのか」と問いただした。

 すると、安倍は現金給与総額が下がっているのは「短時間のパートが増えたため、パート全体の年収が減った」「パートの時給は上がっている」「景気回復においてはこうなる」と答弁。実質賃金については「地方公務員の給与を下げた。それにもかかわらず、2013年の通年では正規の労働者の賃金は上がっている」と言い出し、揚げ句は「民主党政権時代は賃金が下がったじゃないか」「賃金上昇は労使交渉だ」「政府が紙に書いて、賃金が上がればこんな楽なことはない」とブチ切れたのだ。

 断っておくが、誰が好き好んでパートや派遣をやるものか。正社員になれない、生活が苦しい、だから、こうした労働条件を受け入れざるを得ないのであって、そういう人が増えたことが2013年の下半期に実質賃金が急落した原因なのである。

 それなのに、安倍は経済失策を認めないどころか、この期に及んで、「賃上げは政府が紙に書けるものではない」などと言う。そんなことは最初からわかっているわけで、「中小企業まで津々浦々、賃金を上げられなければ、アベノミクスは失敗」と豪語したのは誰か。安倍自身じゃないか、と言いたくなる。

「開き直り、はぐらかし。そういう答弁ばかりです。しかも、安倍政権は今後、派遣労働者を増やす改悪をしようとしている。物価高と増税が襲い掛かり、しかし、賃金は増えず、労働条件も悪くなるわけで、庶民の生活はますます苦しくなります」(民主党の柚木道義衆院議員)

 労働者の反乱が起こらないのが不思議である。



杉原千畝の伝記も被害 地元で憤りの声 (NHK)

NHK
杉原千畝の伝記も被害 地元で憤りの声
2月26日 13時35分

東京都内の公立図書館で、「アンネの日記」や、第2次世界大戦中、多くのユダヤ人の命を救った日本の外交官、杉原千畝の伝記などの本のページが破られているのが相次いで見つかった事件について、杉原千畝が生まれた岐阜県八百津町では「憤りを感じる」などとする声が上がっています。

この事件は、都内の38の公立図書館で、「アンネの日記」をはじめ、ホロコーストに関連する本など、300冊以上の本のページが相次いで破られているのが見つかったもので、このなかには、第2次世界大戦中、後に「命のビザ」と呼ばれたビザを発行して、迫害を受けたおよそ6000人のユダヤ人の命を救った日本の外交官、杉原千畝の伝記も含まれていました。

杉原千畝が生まれた岐阜県八百津町では記念館が造られ、ビザを発行した当時のリトアニアの執務室を再現するなど、その功績をたたえてきました。

記念館の設置に携わってきた赤塚新吾町長は今回の事件について「人道的な立場でビザを発給した杉原さんの思いに反する行為で、残念で憤りも感じるし心が痛む」と話しました。

記念館では今後、展示内容をより充実させ、杉原氏の思いを広く伝えていきたいとしています。



今朝、由利本荘市鳥海町猿倉で撮影した鳥海山と雪の壁です。雪の壁の高さにびっくり! — 本荘ゆり(由利本荘市観光協会)

北京は6日連続でスモッグに覆われた⇒WHOが中国の大気汚染に警告 — ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 / 習国家主席、スモッグが覆う北京市内を異例の訪問 — AFPBB



安倍首相の歴史観懸念 米議会調査局報告書 (共同) : 「安倍晋三首相の歴史観は、第2次大戦に関する米国人の認識とぶつかる危険性がある」

47ニュース
安倍首相の歴史観懸念 米議会調査局報告書

 【ワシントン共同】米議会調査局は25日までに、日米関係に関する報告書を公表し「安倍晋三首相の歴史観は、第2次大戦に関する米国人の認識とぶつかる危険性がある」として、靖国神社参拝に踏み切った首相の歴史認識や周辺国との摩擦に懸念を示した。

 報告書は、靖国参拝に米政府が失望を表す声明を出したことは「異例だった」と指摘。「首相が米国の忠告を無視して靖国を突然訪問したことは、両政府の信頼関係を一定程度損ねた可能性がある」と分析した。

2014/02/26 07:19   【共同通信】





集団的自衛権と内閣法制局ーー禁じ手を用いすぎではないか(南野森 九州大学法学部准教授)

YAHOOニュース
集団的自衛権と内閣法制局ーー禁じ手を用いすぎではないか
南野森 | 九州大学法学部准教授
2014年2月7日 22時3分
 
以下は、雑誌「世界」(岩波書店発行)の2013年10月号に掲載された拙稿を、ほぼそのままに掲載するものです。集団的自衛権の行使容認に反対する人のみならず、むしろ行使を容認すべきであると考えている人にこそ、はたしてそのような重大な政策の変更を「解釈改憲」という手段で実現して良いものかどうかを考えるために、是非読んでいただきたいと思います。

(略)

 安倍首相は、集団的自衛権行使のための憲法9条改正が現状では困難とみるや、憲法96条から先に変えようとした。それも評判が悪く想定した支持が得られないとなると、今度は解釈改憲を先行させようとしている。内閣の法律顧問団がそれに法的観点から抵抗するや、そのトップの首を、先例にも慣行にも反して「お友だち」にすげ替えることで強行突破しようとする。このように次々に禁じ手を用いて伝統を破毀しようとするのは、つくづく美しい国に相応しくない。壊し屋ではなく、真の保守政治家として歴史に名を残すためにも、正攻法での政策実現を目指すべきではないだろうか。




NHK会長:辞表取り付け問題ない「理事は萎縮せず」 (毎日新聞) : 「一般社会ではよくあること」? ← ンなアホな! ← それとも物産やユニシスではフツーにやってる?  

毎日新聞
NHK会長:辞表取り付け問題ない「理事は萎縮せず」
毎日新聞 2014年02月26日 11時09分

 NHKの籾井勝人(もみい・かつと)会長は26日の衆院予算委員会分科会で、1月25日の就任初日に理事10人全員から辞表を取り付けたことについて、「辞表を預かったことで、(理事が)萎縮するとは思っていない。一般社会ではよくあること」と述べ、問題はないとの認識を示した。民主党の階猛(しな・たけし)氏の質問に答えた。

 新藤義孝総務相も「罷免するために辞表を得たわけではないと理解している。日付が入っていないので、辞表そのものに効力はない。心を合わせて頑張っていこうということ」と述べ、籾井会長を擁護した。

 連日国会に参考人として招致される状態が続いていることについて、籾井会長は「異常な事態と認識している」と述べた。【土屋渓、有田浩子】



解釈改憲「閣議決定」 「到底賛成できない」与党公明幹部が批判 (東京新聞)

東京新聞
解釈改憲「閣議決定」 「到底賛成できない」与党公明幹部が批判    
2014年2月26日 朝刊

 公明党の漆原良夫国対委員長は二十五日付のメールマガジンで、安倍晋三首相が集団的自衛権の行使を容認するため、憲法解釈を変更する閣議決定を目指していることについて「『国民の声を聴く』という一番大切な部分が欠落しており、到底賛成できない」と批判した。公明党は政権の「歯止め役」を自任している。しかし、首相が集団的自衛権で前のめりの発言を繰り返すのに対し、歯切れが悪いとの指摘も出ている。漆原氏には、幹部が党の基本的な姿勢を明確に発信する狙いがあるとみられる。

 漆原氏は歴代の首相が一貫して憲法九条の解釈として集団的自衛権の行使はできないと説明してきたことを紹介。「ある日突然、首相から『閣議決定で憲法解釈を変えました。日本も今日から集団的自衛権を行使できる国に変わりました』などと発表されても国民は到底納得しない」と疑問を呈した。

 首相が閣議決定を先行させる段取りを想定していることにも「このような重大な事柄を、たった十九人の(首相と)閣僚だけで決定してしまうのは、いかにも乱暴にすぎる」と指摘。政府が憲法解釈変更の案をまとめたら、閣議で決定する前に国会で議論するべきだという考えを示した。

 漆原氏は衆院比例代表北信越ブロックで当選六回。六十九歳。弁護士を経て、一九九六年の衆院選で新進党から初当選。二〇〇六年九月、公明党の太田昭宏代表(当時)の下で国対委員長に就任。代表が山口那津男氏に交代後も続投した。

 国対委員長は法案の扱いや議事日程など国会運営に関する調整を取り仕切る。幹事長や政策調査会長に次ぐ重要ポストとされる。




岸信介の集団的自衛権に関する発言議事録 「そういうものは、日本憲法においてそういうことができないことはこれは当然でありまして、そういう意味における集団安全保障というものはないのでございます。」(岸信介 昭和35年2月10日)

第034回国会 本会議 第6号
昭和三十五年二月十日(水曜日)

(略)

○国務大臣(岸信介君) お答えをいたします。

(略)

次に、個別的自衛権と集団的自衛権に関する御質問でございます。実は集団的自衛権という観念につきましては、学者の間にいろいろと議論がありまして、広狭の差があると思います。しかし、問題の要点、中心的な問題は、自国と密接な関係にある他の国が侵略された場合に、これを自国が侵害されたと同じような立場から、その侵略されておる他国にまで出かけていってこれを防衛するということが、集団的自衛権の中心的の問題になると思います。そういうものは、日本憲法においてそういうことができないことはこれは当然でありまして、そういう意味における集団安全保障というものはないのでございます。(「具体的に言え」と呼ぶ者あり)ただ一般的に、今申しますように、集団安全保障ということが、侵略を受けた場合に他のものと協力してこれを防衛するというような広い意味に用いられる場合において、これが日本も持っておることはこれは当然であります。われわれは、今回の条約の五条によるところの、われわれの自衛権の発動はあくまでも日本の領土内に限っておりますから、これは個別的自衛権で解釈すべきものであると、かように考えております。

(略)



ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』を読む(93) 「第11章 燃え尽きた幼き民主主義の火-「ピノチェト・オプション」を選択したロシア-」(その1) 「ソ連経済の実践モデルはピノチェトのチリだ」(『ワシントン・ポスト』紙) 

カワヅザクラ 江戸城(皇居)東御苑 2014-02-25
*
第11章 燃え尽きた幼き民主主義の火
-「ピノチェト・オプション」を選択したロシア-

 たとえ外国人には奇異に見えようとも、生きている都市には固有の伝統が存在する。それを無視して都市を切り売りすることはできない。(中略)これがわれわれの伝統であり、われわれの街なのだ。われわれは長い間共産主義者の独裁のもとで生きてきたが、実業家の独裁のもとで暮らすようになっても生活はいっこうに良くならない。彼らは自分たちがいる国のことなどまったく気にしていないのだ。          
ー グリゴリー・ゴーリン(ロシアの作家、一九九三年)

 真理を広めなければならない。経済学の法則は工学の法則と同じである。ある一連の法則があらゆるところに当てはまるのだ。
 - ローレンス・サマーズ(世界銀行チーフエコノミスト、一九九一年)

1991年7月の先進国首脳会議(G7)出席に臨むゴルバチョフの期待
 1991年7月、先進国首脳会議(G7)に初めて出席するためロンドンに向かったソ連のミハイル・ゴルバチョフ大統領には、英雄として迎えられると期待してもおかしくないだけの理由があった。

①それまでの3年間、ゴルバチョフは世界のメディアを魅了し、軍縮条約に署名したり、1990年のノーベル賞をはじめいくつかの平和賞を受賞するなど、国際舞台を軽やかに往来して注目を集めてきた。

②ゴルバチョフはまた、アメリカ国民を味方につけるという過去には想像もできなかったことをやってのけた。
それまで「悪の帝国」と風刺されてきたソ連のイメージからはかけ離れたゴルバチョフに、マスコミは”ゴルビー”という愛称をつけ、1987年には『タイム』誌がソ連の最高指導者を「マン・オブ・ザ・イヤー」に選んだ。同誌編集部によれば、前任者たち(「毛皮の帽子をかぶった怪物」)とは異なり、ゴルバチョフはいわばロシアのロナルド・レーガン、つまり「偉大なコミュニケーター〔レーガン大統領のあだ名)のクレムリン版」だという。

③ノーベル委員会は、ゴルバチョフの功績によって「私たち人類の希望がかない、今こうして冷戦の終結を祝うことができた」と言明した。

④1980年代後半~90年代初め、ゴルバチョフはグラスノスチ(情報公開)とペレストロイカ(改革)の二つの政策により、ソ連の民主化を大きく前進させた。
マスコミは自由な報道ができるようになり、ロシア議会や地方議会議員、正副大統領は選挙制となり、憲法裁判所も独立した。

⑤経済面では、主要産業は国家の統制下に置きつつ自由市場と強力なセーフティーネットとを混合した社会を目指し、目標が達成されるまでには10~15年かかると予測していた。
彼にとっての最終目標は、スカンジナビア・モデルに基づく社会民主主義国家の建設、すなわち「全人類のために社会主義の指針」となることだった。

当初は西側諸国も、ゴルバチョフがソ連経済をスウェーデン経済に近いものへと変革することに期待を寄せていた。
ノーベル委員会も、賞の授与は変革を後押しするためのひとつの手段であり、「助けが必要なときの救いの手」だと明言した。
ゴルバチョフ自身、プラハ訪問の際に次のようなたとえを使って、独力では経済改革を行なうことは不可能だと述べた。「一本のロープでつながっている登山家たちのように、世界の国々はともに頂上まで登るか、あるいはともに奈落の底に落ちるかのどちらかなのです」

予想外のG7:ショック療法即時受入の要求
したがって1991年のG7で起きたことは、まったく予想外だった。
各国首脳がほぼ全会一致でゴルバチョフに伝えたのは、急進的な経済的ショック療法をすぐに受け入れなければ、ロープを切断して奈落に突き落とすというメッセージだったのだ。
ゴルバチョフはこのときをふり返って、「改革のスピードと方法に関する彼らの提案はまさに驚くべきものだった」と書いている。

断られた債務免除
 当時、ちょうどポーランドが国際通貨基金(IMF)とジェフリー・サックスの助言のもと、一回目のショック療法を完了したところであり、ジョン・メージャー英首相、ジョージ・H・W・ブッシュ(父)米大統領、カナダのブライアン・マルルーニー首相、そして日本の海部俊樹首相は、ソ連もポーランドのあとに続き、さらに短期間で改革を断行すべきだとの意見で一致した。
G7後、ゴルバチョフはIMFや世界銀行をはじめ、あらゆる主要貸出機関から同様の指示を受けた。
同じ年、ソ連は壊滅的な経済危機を乗り切るために債務免除を申し入れたが、すげなく断られた。サックスがポーランドの援助と債務救済に携わった頃に比べると政治的ムードは様変わりし、厳しさを増していたのである。

「改革」という言葉で語られ、民主主義に対する重大な罪が覆い隠されている
 その後のソ連崩壊、エリツィン台頭によるゴルバチョフ失脚、ロシアにおける経済的ショック療法の波乱に満ちた経過・・・の出来事は、現代史の一ページとして十分に記録されてきた。
だが、「改革」という平凡な言葉で一般化されて語られることが多く、現代史における民主主義に対するもっとも重大な罪のひとつが覆い隠される結果となっている。

ゴルバチョフが着手した民主化プロセスを覆す必要がある
 中国と同様、ロシアもまた、シカゴ学派の経済プログラムか正真正銘の民主主義革命か、二つにひとつの選択を迫られた。
中国の場合、指導者たちは民主主義によって自由市場化計画が邪魔されないよう、自国民に攻撃の矛先を向けた。
ところがロシアの状況は中国とは異なり、民主主義革命がすでにかなり進んでいた。したがってシカゴ学派の経済プログラムを断行するには、ゴルバチョフが着手した平和的で希望に満ちた民主化プロセスを強引に中断し、さらにそれを根底から逆転させる必要があった。

「自由主義経済へのピノチェト・アプローチとも言うべき試みを行なうのは、今度はソ連なのかもしれない」(『エコノミスト』誌)
 G7やIMFが提唱しているようなショック療法を強行するには、少なからぬ西側諸国がしてきたように力ずくでやるしかないことを、ゴルバチョフは承知していた。
1990年、『エコノミスト』誌は「本格的な経済改革を阻んできた抵抗勢力を打倒するために(中略)独裁的手法」を採用するようゴルバチョフに促す記事を掲載し、注目を集めた。
ノーベル委員会が冷戦の終結を宣言してからわずか一週間後、同誌はゴルバチョフに冷戦時代のもっとも悪名高き殺し屋の一人を手本にするよう勧めたのである。
「ミハイル・セルゲイヴィッチ・ピノチェト?」と題されたこの記事は、この助言に従えば「流血の事態を招く可能性もある」としつつ、「ひょっとすると自由主義経済へのピノチェト・アプローチとも言うべき試みを行なうのは、今度はソ連なのかもしれない」と締めくくっている。

「ソ連経済の実践モデルはピノチェトのチリだ」(『ワシントン・ポスト』紙)
 1991年8月、『ワシントン・ポスト』紙はさらに一歩踏み込んで「ソ連経済の実践モデルはピノチェトのチリだ」と題する論評を掲載。
筆者のマイケル・シュラージは、なかなか改革を進めようとしないゴルバチョフをクーデタで失脚させるというシナリオを支持しつつ、ゴルバチョフの反対勢力には「ピノチェト・オプションを採用するための知識も支持も存在しない」ことを懸念し、彼らは「クーデターの起こし方を本当に知る独裁者、すなわちチリのアウグスト・ピノチェト元将軍」をモデルにすべきだと書いている。
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プロフェッショナル仕事の流儀 : 今日取り扱われている社長が経営する会社、私の同級生が過労死したんだよなあ……そしてもう一人は社内に蔓延る女性差別が嫌でやめてしまった。私にとってはそういう印象の会社。

パリ地下鉄の廃駅をナイトクラブやプールに (WIRED.JP)

2・26事件:憲兵幹部「機密日誌」に戒厳司令部との攻防 (毎日新聞) : 反乱将校を自殺させようとする戒厳司令部と、証人として身柄を確保しようとする憲兵側との攻防が生々しく記されている。

毎日新聞
2・26事件:憲兵幹部「機密日誌」に戒厳司令部との攻防
毎日新聞 2014年02月25日 07時12分(最終更新 02月25日 09時27分)

 ◇生々しく記録、研究史の空白埋め得る1次史料

 日本近現代史上、最大のクーデター未遂となった1936年の2・26事件で、事態収拾に奔走した憲兵司令部幹部の「機密日誌」が見つかった。反乱将校を自殺させようとする戒厳司令部と、証人として身柄を確保しようとする憲兵側との攻防が生々しく記されている。憲兵幹部が記した史料はほとんど知られておらず、研究史の空白を埋め得る1次史料だ。

 見つかったのは憲兵司令部の総務部長で、司令官代行だった矢野機(はかる)・陸軍少将(1887〜1992年)の「戒厳機密日誌」。陸軍けい紙9枚に、事件が起きた2月26日から、28日を除く3月2日まで記されている。

 事件発生後、陸軍内部では穏便に決着させようとする長老らと、鎮圧を主張する強硬派が対立。矢野は自殺させず逮捕するために、陸軍省と参謀本部高官の間を奔走した。

 29日の記述では、香椎(かしい)浩平・戒厳司令官が「叛徒(はんと)タル将校ノ罪ハ大イニ憎ムヘシ、将校ハ全部之(こ)レヲ斃(たお)スヲ適当トス」などと述べ、逮捕した場合は自殺させるのが適当と主張した。これに対し矢野は「此ノ機会ニ軍ノ明朗化ヲ期ス、該将校ハヨキ証拠人ナリ」などと主張。反乱将校は自殺した1人を除き、逮捕された。

 「日誌」は、ほかの史料などおよそ70件とともに千葉県習志野市の酒屋「張替酒店」で昨年秋に見つかった。同店は1905年創業で、軍人との交流が深かった。矢野は千葉県出身で地元に縁があった。

 加藤陽子・東京大教授(日本近代史)は「戒厳司令部の極論を抑え、反乱将校の逮捕に尽力した憲兵司令部幹部の動きが分かったことで、事件がより立体的にみえてきた」と話している。【栗原俊雄】

燃料プール冷却できない状態 作業ミスか (NHK) : 福島第一原子力発電所 「一部の設備が停電し、4号機の使用済み燃料プールの冷却ができなくなりました。」

NHK
燃料プール冷却できない状態 作業ミスか
2月25日 12時22分

東京電力福島第一原子力発電所で25日午前、一部の設備が停電し、4号機の使用済み燃料プールの冷却ができなくなりました。

東京電力は付近で行われている道路の掘削作業で電源のケーブルを傷つけたのが原因とみて調べています。

25日午前9時40分ごろ、福島第一原発で漏電を知らせる警報が鳴って一部の設備が停電し、4号機の使用済み燃料プールの冷却ができなくなりました。

東京電力によりますと、4号機の南側にある道路で行われている掘削工事で、誤って電源ケーブルを傷つけたと現場の作業員から報告があり、これが原因とみて調べています。

冷却が止まった時のプールの温度は13度で、東京電力は温度の上昇は1時間当たりおよそ0.3度と推計していて、すぐに社内規程で定めた65度を超えることはないとしています。

東京電力で復旧作業を行っていて、午後1時ごろには冷却を再開したいとしています。

4号機の燃料プールでは去年11月から使用済み核燃料の取り出しが行われていますが、このトラブルの影響で25日の作業開始を見合わせているということです。

1号機から3号機で行われている原子炉の冷却などには異常はないということです。



アングレームに乗り込んだ韓国チョ・ユンソン女性家族部長官は、ユネスコ事務局長に、2月2日「アンネの日記は世界遺産登録されている」、と従軍慰安婦の被害記録の登録を主張したそうです。そして、都内でアンネの日記が図書館被害。事件の徹底捜査を警察に要請します!ささいな情報でも通報を! — 片山さつき ← 大丈夫か? この支離滅裂 

浅田真央選手は記者会見で森・元首相の「大事な時に必ず転ぶ」発言について問われ、「何とも思っていないですけど、森さんが後悔しているのではないかなと思います」と回答。会場の爆笑を誘いました。



ハーゲンダッツ、カップ容量減らし6%値上げへ (読売新聞) ← 今でもじゅうぶん小さいヨ

YAHOOニュース
ハーゲンダッツ、カップ容量減らし6%値上げへ
読売新聞 2月24日(月)20時11分配信

 ハーゲンダッツジャパンは24日、スーパーなどで販売するアイスクリーム(ミニカップ)の容量を7月出荷分から減らし、実質で約6%値上げすると発表した。

 果物など原材料価格が高騰したためだ。値上げは2008年6月以来約6年ぶり。

 全14商品の容量を120ミリ・リットルから110ミリ・リットルに減らし、税抜き価格を270円から263円とする。価格変更は4月出荷分から行い、「消費増税後も(税込み)総額が変わらない価格設定にした」(広報)という。

 カップアイスの変更にあわせ、「クリスピーサンド」など2商品計6種類も4月出荷分から約1%値上げし、税抜き価格を260円から263円とする。

最終更新:2月24日(月)20時11分読売新聞

安倍総理は「民主党時代は賃金は下がった」と発言しましたが2月18日に厚労省が発表した2013年の平均給与は2012年より月73円下がり2月20日に厚労省が発表した賃金調査では2013年の一般労働者の賃金は2012年より下がっています — 山井和則

【衛藤氏発言の底流】 くすぶる対米不満  靖国批判で安倍政権 (共同通信)

47トピックス
【衛藤氏発言の底流】 くすぶる対米不満  靖国批判で安倍政権

 安倍晋三首相の靖国神社参拝を批判した米政府への不満が安倍政権内でくすぶっている。衛藤晟一首相補佐官の対米批判発言をめぐる騒ぎは衛藤氏自身が「撤回」を表明したことでいったん沈静化したものの、政権関係者の言動からは「オバマ政権は対日批判を強める中国と韓国に肩入れしすぎている」との本音が透けて見える。米側から「失望」声明を突き付けられた首相自身も内心穏やかでないのは明白だ。4月のオバマ大統領来日までにわだかまりを解消できるか見通せない。

 ▽恨み節

 「オバマ氏はあまりにビジネスライクだ。個人的な関係を築くのは、なかなか難しい」。首相は最近、オバマ氏との肌合いの違いを周囲にこうこぼした。2012年12月の安倍政権発足後、首相がオバマ氏と正式会談したのは2回だけで、日本政府筋によると、いずれも実務的なやりとりに終始した。日米関係筋の一人は「堅固な同盟関係に欠かせないのはトップ同士の友情と信頼関係だがオバマ氏は全く意に介さない」とため息をつく。

 そのオバマ政権が首相参拝直後に「失望」声明を発表したことで、日米分断を狙う中国の対日非難は一段と勢いづき、日本国内の世論も安倍政権批判を強めるなど逆風にさらされた―。首相周辺に漂うのは、こうした「恨み節」だ。
 ▽先行投資
 対日外交への関心が薄いと指摘されるケリー米国務長官への不信感も募る。ケリー氏は今月、歴史認識や領土問題で日本と対立する中国と韓国を歴訪。日本を素通りする形での中韓訪問に「日本軽視の印象を与えてしまう」(官邸筋)との声が漏れた。
 オバマ民主党政権への複雑な思いは、次期政権を狙う共和党への期待感の裏返しでもある。1月21日、首相は共和党のルビオ上院議員の表敬を受けた。米国の若手議員との面会は数分程度が相場とされるが、首相は約30分にわたり当選1回議員のルビオ氏と歓談。狙いは「次期大統領候補の一人に数えられ、対中強硬派で日本への共感を示す同氏への先行投資」(外務省筋)だ。

 ▽異口同音

 だが米国を正面から批判し日米摩擦を引き起こせば、歴史認識問題で米国を味方に付けたい中国の「思うつぼ」にはまりかねない。人民日報傘下の「環球時報」(電子版)は今月21日、米国への「失望」を口にした衛藤氏の発言を取り上げて「首相の腹心による対米批判が日米世論に衝撃を与えた」とあおり立てた。

 神経をとがらせる安倍政権の関係閣僚は21日の閣議後記者会見で「首相は日米同盟を非常に重視している」(山本一太沖縄北方担当相)、「日米関係は一番重要な同盟関係だ」(古屋圭司拉致問題担当相)などと異口同音に強調。反米に転じたとの誤ったメッセージを国際社会に与えないよう躍起になった。

 もっとも、1月中旬には自民党の萩生田光一総裁特別補佐が会合で、米国の「失望」声明に関して「共和党政権の時代にこんな揚げ足を取ったことはない」と発言。首相周辺が抱くオバマ政権への不信感は隠しようもなく、あつれきが再び表面化する公算は大きい。
 (共同通信)
2014/02/24 20:25

2月25日 京都、北野天満宮「梅花祭」 (ツイッター写真) 菅原道真の命日 上七軒の芸舞妓さんのお手前による「梅花祭野点大茶湯」 約1500本ある梅は3分咲き









金美齢氏の「オバマが白人だったら、あのレベルでは大統領に当選しなかった」発言が波紋 (ガジェット通信) ← またも、安倍晋三のお友達だ

ガジェット通信
金美齢氏の「オバマが白人だったら、あのレベルでは大統領に当選しなかった」発言が波紋

2月23日に放送された読売テレビの人気バラエティ番組『たかじんのそこまで言って委員会』で、アメリカのオバマ大統領を「もしオバマさんが白人だったら、あのレベルの政治家では大統領に当選しなかった」と評した金美齢氏の発言が波紋を呼んでいる。

(略)

安倍のお友達
例えば・・・ ↓

沖縄タイムス 社説[揺らぐ日米関係]首相の歴史認識がとげ : 歴史認識をめぐる首相やその周辺の発言が、日米双方の溝を深めている。 衛藤晟一首相補佐官 荻生田光一総裁特別補佐 本田悦朗内閣官房参与 NHK経営委員百田尚樹

沖縄タイムス
社説[揺らぐ日米関係]首相の歴史認識がとげ
2014年2月24日 05:00

 安倍政権が外交戦略の中心に据える日米基軸が揺らいでいる。安倍晋三首相の靖国神社参拝をめぐり、首相側近らが国内外に波紋を広げる「問題発言」を繰り返しているからだ。もはや「失言」というレベルではない。安倍政権の持つ歴史認識の「危うさ」が露呈していると言うほかない。

 オバマ政権は、首相が米政府の自制要請にもかかわらず靖国参拝を強行したことについて「近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに失望している」との声明を出した。

 これに対し、首相の盟友とされる衛藤晟一首相補佐官が今月、動画サイトに投稿した国政報告で「むしろわれわれが失望だ」と米政府を批判した。衛藤氏はさらに「米国は同盟関係にある日本をなぜ大事にしないのか。声明は中国に対する言い訳にすぎない」などと対応を疑問視した。

 衛藤氏はその後、菅義偉官房長官の指示で発言を撤回した。菅氏は「首相の見解とは違う」と強調したが、内閣の一員である首相補佐官である。発言は「個人的見解」では済まされない。

 衛藤氏は、首相の参拝前に在日米国大使館に行き「できれば賛意を表明してもらいたいが、それが無理なら反対はしないでもらいたい」と伝えたという。

 首相の靖国参拝が、中国や韓国の反発を招くことは容易に想定できた。東アジアの安定を損なう事態を懸念する米国の出方を予想できなかったのなら、衛藤氏の首相補佐官の資質が疑われる。政府は進退は問わない意向だが、首相の明確な説明責任が求められよう。

    ■    ■

 これだけではない。自民党の荻生田光一総裁特別補佐は1月の党会合で、米政府の「失望」声明に対し「共和党政権の時代にこんな揚げ足を取ったことはない。民主党政権だから、オバマ大統領だから言っている」と批判した。

 首相の経済ブレーンを務める本田悦朗内閣官房参与が首相の靖国参拝について「誰かがやらなければならなかった。勇気を称賛する」と語ったとする記事を米紙ウォールストリート・ジャーナルが掲載した。同紙はさらに「本田氏はアベノミクスの背景にナショナリスト的な目標があることを隠そうとしない」とも指摘している。

 NHK経営委員の百田尚樹氏が、A級戦犯を裁いた東京裁判に疑問を呈し、南京大虐殺を否定した発言も米の不快感を招いている。首相につながる人脈から、このような発言が相次いでいるのはなぜか。首相自身の歴史認識が問われているのである。

    ■    ■

 オバマ大統領は、4月の訪日を機にぎくしゃくする日米関係を再構築したい考えだ。しかし、歴史認識をめぐる首相やその周辺の発言が、日米双方の溝を深めている。

 米紙ワシントン・ポストは首相の靖国参拝に伴い、日本がアジアで危機を引き起こす可能性に警鐘を鳴らす記事を掲載した。安倍政権が「1強」におごるような言動を繰り返せば、国際社会からの孤立を招きかねない。



『NHK理事10人全員「辞表出した」 国会で次々答弁』 【朝日新聞】 ← サル山のボスの「マウンティング」とどこが違うのか、と。 ← 一旦言うことを聞き、新聞にこの事実をリークして、国会に呼ばれて証言する…というとこまで全て計算という可能性も低くないかと。



【スライドショー】ガスマスクでマラソンする人も―深刻化する北京の大気汚染 — ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

2月25日 本日、韓国20万人ゼネスト突入 (ツイッター写真)







NHK:半沢直樹より面白い!? 籾井会長の“剛腕”ぶり (毎日新聞) : 「商社時代「右向け右」に絶対服従 アジアバドミントン連盟の解任拒絶」

毎日新聞
NHK:半沢直樹より面白い!? 籾井会長の“剛腕”ぶり
毎日新聞 2014年02月25日 15時17分(最終更新 02月25日 15時33分)

 ◇商社時代「右向け右」に絶対服従 アジアバドミントン連盟の解任拒絶

 「僕のストーリーを書いたら半沢直樹より面白い」。そこまで言われたら、記者として取材しないわけにはいくまい。従軍慰安婦発言などで物議を醸し、参考人として国会で追及を受けたNHKの籾井勝人(もみいかつと)会長(70)。その半生を関係者の証言でたどってみると……。【浦松丈二】

 「『政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない』という就任会見での発言は籾井君の商社マン人生そのもの。彼は上司から『右向け右』と命じられたら忠実に一晩中でも右を向いているような男だった。上司は絶対。自分の部下にも服従を求めた。彼の辞書に『不偏不党』はない。こういう人物を公共放送のトップに任命した人たちの常識を疑う」。こう憤るのは30年以上にわたって籾井氏の仕事ぶりを見てきた総合商社、三井物産の先輩OBだ。なんだかドラマ「半沢直樹」とは正反対のようだが……。

 籾井氏は1943年福岡県山田町(現嘉麻(かま)市)生まれ。県立山田高校から九州大学経済学部に進み、三井物産に入社した。父親は中規模炭鉱を経営して財を成し、山田町が市に昇格した54年から市議会議長を務めた。

 松岡賛(すすむ)・嘉麻市長(73)は「籾井氏は郷土を愛する律義な人。2006年ごろ、山高(山田高校)の同窓会で地元議員から紹介された。高校の2学年先輩で応援団長をしていた私を覚えていて『怖かったですよ』と言っていました」と振り返る。

 当時嘉麻市は財政赤字で、山田高校は07年に廃校となった。同窓会後、松岡市長は東京に籾井氏を訪ね、高校跡地への企業誘致を持ちかけた。誘致は実現しなかったが、その後籾井氏は「ふるさと納税」による同市への寄付をしたほか、地元ボランティア団体の支援を続けているという。

 NHK会長就任前日の1月24日には、東京・赤坂で懇談した。松岡市長は隣の飯塚市の斉藤守史(もりちか)市長と一緒に、NHKの番組で地元を取り上げてほしいと陳情した。「国会議員らへの『あいさつ回りでくたびれました』と言っていました。翌日の就任会見であんなことになってしまって……疲れていたのに応対させて悪かったなあ」と松岡氏。籾井氏は、忙しい時間を割き、先輩の顔を立てたのだ。

「政府が右と言うことを……」の発言は、翌日の就任会見で飛び出した。「不偏不党」を定めた放送法に抵触する恐れがあると国会で追及され、従軍慰安婦など一連の問題発言と共に取り消した。

 「籾井氏を三井物産の副社長まで引き上げたのは上島重二元会長です。上島さんは自分が課長時代から忠実に仕えてきた籾井氏がかわいくて仕方がなかったのでしょう」(同社OB)。籾井氏は社内留学制度でオーストラリアに留学し、鉄鉱石ビジネスを学んだ。帰国後の直属の上司が上島氏。鉄鉱畑の商社マンは、製鉄会社の厳しい注文にどれだけ忠実に応じられるかを競うという。「右向け右」はその習い性なのだろう。

 当時、鉄鉱部門は同社の稼ぎ頭。同部門出身の上島氏が96年に社長に就任すると、籾井氏も97年に役員になり、00年に米国法人社長、2年後には専務に昇格する。ところが国後島を舞台にした不正入札事件などで上島会長は引責辞任。「辞任前、上島さんは籾井氏を社長に推したが、社内から『籾井社長では事態を悪化させかねない』と猛反対にあった」(同)。上島元会長に取材を申し込むと「ずいぶん昔のこと。ほかに適当な人がおられると思う。ちゃんとしたいい記事を書いてあげてください」と話した。

 社長レースに敗れた籾井氏は05年6月に三井物産が大株主だったITサービス大手の日本ユニシス社長に転じる。経済ジャーナリストの水島愛一朗さんは「当時、日本ユニシスは三井物産のナンバー2、3の天下りポストでしたが、それがよほど悔しかったのか昔の鉄鉱石ビジネスの話をよくしていた」と回想する。

 鉄鉱供給の世界最大手、ヴァーレ社(ブラジル)の社長から同社購入を持ちかけられ、自分の一存で「即決OK」したと会見で披露した。「会社が最後にはうんといってくれた。非常に印象深い。やはり一生懸命やらなければ、こういう仕事はできない」と籾井氏。だが水島氏は「いくら商社マンでも何百億円ものビジネスを即決する権限などあるはずがない」。当時を知る製鉄会社元役員は、ヴァーレ社への経営参画の功労者として籾井氏ではなく別の副社長の名を挙げた。水島さんは「社長レースに敗れて経営者としては最後と思っていたら天下のNHKの会長に任命された。はしゃいで話してしまったのでしょう」と同情する。

 「今直ちに電話とファクスで籾井会長解任を求める声をNHKに集中しよう。これから1〜2週間で何万人もにやってもらいたい。声が力になる。声の民主主義だ」。東京都内で22日に開かれた、市民の立場からNHK問題を考える緊急集会で醍醐聡東大名誉教授が訴えた。集会には全国から市民団体や放送関係者ら約200人が参加。醍醐氏がNHK窓口電話(0570・066・066)を紹介すると、拍手がわき起こった。

 籾井氏の「解任要求」は初めてではない。アジアバドミントン連盟(BAC)は昨年3月、臨時総会で籾井会長の解任を全会一致で決定、即時解任したと発表した。BAC事務局長はAFP通信に「理由の一つは籾井氏が世界バドミントン連盟の会長選でアジアの候補者支持を表明しようとしなかったこと」とコメント。実業団関係者は「アジア各国の意見調整を期待されていたのに、欧州の候補者を独自に推そうとして反発を招いたようだ」と解説する。

 日本ユニシスはバドミントンの強豪で「オグシオ」の潮田玲子さんが所属したことがある。「現在も会長は私だと抗議する電子メールが籾井氏から送られてきたが、このようなメールは会員間に不安と混乱を広げるだけだ」。BACは現在も籾井氏を非難する声明を公式サイトに掲載している。

 水島宏明・法政大学教授(ジャーナリズム論)は「慰安婦問題をめぐる国会答弁をみても、籾井氏には国際社会から問題視されているとの自覚がないようだ。意見の異なる他者、異文化を理解しようとする姿勢が感じられない。とても海外向け放送をするNHK会長にふさわしい人物とは思えない」と語る。

 「右向け右」と上司に命じられれば一晩中でも右を向いている−−。こういう人物を報道機関・NHKの会長に送り込んだ安倍政権の狙いは、どこにあるのか。

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2014年2月24日月曜日

「この国のかたち暗澹菜の花忌」(さいたま市 柳ケ瀬正昭) 『朝日俳壇』2014-02-24より

カワヅザクラ 北の丸公園 2014-02-24
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『朝日俳壇』2014-02-24

除染中地蔵に着せる雪合羽    (福島市)引地こうじ

この国のかたち暗澹菜の花忌   (さいたま市)柳ケ瀬正昭

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『朝日歌壇』2014-02-24

靖国に詣でてどこが悪いかと詰め寄る君は孫祀るのか     (島田市)水辺あお

途方もなく空広がりきリュック背負(しよ)ひホームレスの道踏み出ししとき
                                        (ホームレス)宇堂健吉

集め来し新聞で読む強過ぎてマゲを結えない遠藤のこと    (ホームレス)坪内政夫

正社員逮捕と多分言はぬだらう契約社員逮捕と言ひて     (横浜市)芝弥生

反対のうねり収まる時怖し秘密保護法のゆくえ見つむる    (防府市)渡辺文子

真夜中のコンビニエンスストアにてレジを打ちつつ明日を想ふ
                                        (広島市)熊谷純

加害者もまた弱者なる記事読みぬ格差社会の底果てしなく   (静岡市)安藤勝志

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仙台のお土産と云えば・・・・・、笹かまと萩の月、でしょ。 2014-02-24

つい今しがた、仙台出張の次男が帰宅した。
日帰りだった。

お土産は、定番、笹かまと萩の月

ワタクシ、今日は休肝日にして、
ウーン、残念、
笹かま+お酒(日本酒)とはいかず・・・。

エイとばかり、萩の月をガブリと、
続いて、笹かまをガブリと、
何の脈絡もなしにいってしまった。

今日から長男は海外出張だし、
シメシメ、分け前は多いゾ。

康平6年(1063) 前九年の役の勲功により頼義に正四位下伊予守、長男義家に従五位下出羽守が与えられる 「子孫郎従みな勧賞に与る」 源頼義、相模由比郷に八幡宮を建立

カワヅザクラ 北の丸公園 2014-02-24
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康平6年(1063)
この年
・ノルマンディー公ウィリアム(ギヨーム)、メンを獲得。
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・ボヘミア王ヴラチスラフ2世、オロモウツ司教区設置。
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・フランス、キリスト教徒騎士、南フランスを通りスペイン国境のサラセン人を討ちに行く途中、出会ったユダヤ人を虐殺。   
教皇アレクサンデル2世、虐殺黙認のナルボンヌ大司教に不快の念を表明、ユダヤ人保護に努めたナルボンヌのヴィコムトとスペイン聖職者を賞賛。
教皇庁は、洗礼強制に対して無力であったように、民衆の反ユダヤ主義の高まりを抑える力がないことをさらけ出す。
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・アラゴン王ラミーロ1世(フェルナンド1世弟、位1035~1063)、サラゴーサ王国グラウス(エセーラ河畔)を攻撃
(サラゴーサ王ムクタディル(位1046~1081)はフェルナンド1世家臣、サラゴーサは貢納国)。
フェルナンド1世、息子サンチョと将軍ロドリーゴ・ディーアス(エル・シッド、20)をムクタディルの許に派遣。アラゴン王ラミーロ1世のグラウス包囲を解かせる。カスティーリャに貢納するムスリム国を保護。
アラゴン王ラミーロ1世、グラウスで兄フェルナンド1世派遣のサンチョとロドリーゴ・ディアース(エル・シッド、20)により敗死。

ラミーロ1世敗死は、フランスで予期せぬ反応を引き起す。
1064年アキテーヌ人、ブルゴーニュ人、ノルマン人等が大挙してバルバストロを包囲、陥落。
バルバストロ攻略の際の掠奪が評判となり多くのキリスト教徒騎士がスペインに向うのを確実にする
(アラゴン人は自分達が山中から脱出するのをフランス遠征隊に助けてもらえることがわかる)。

アラゴン王ラミーロ1世没後、息子サンチョ・ラミーレス、アラゴン王即位(アラゴン王1063~1094、ナバーラ王1076~1094)。
ルーシ伯イルデュアン娘と結婚(母の従兄弟はフランス王フィリップ1世、義理の兄弟ペルシュ伯ジョフロア2世)。
アラゴン王家は従来南フランスの諸侯と結婚していたが、今回フランス北部より妻を迎えたのは重要な変革。
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・カスティーリャ王フェルナンド1世、セヴィーリャ地方劫略。
セヴィーリャ王ムータディドもカスティーリャに貢納する。
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・チュニジアのジール朝アミールのタミーム、父ムイッズ・ブン・バーディーズの遺志を継ぎシチリア島に軍隊派遣。
派遣軍司令官はタミームの息子アイユーブとアリー。
アイユーブ、パレルモ到着後、アグリジェントに本拠地を築き、シチリア島イスラム教徒の有力指導者となる。
イブン・アルハッワースとの戦いに勝利、パレルモ、アグレイジェント、カストロジョヴァンニの支配者となる。
1068年(5年後)ミシルメーリの戦いでロゲリウス1世に敗れ北アフリカに帰国。
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・セルジュク・トルコ、トグリル・ベグ、没(位1037~1063)。トグリル甥アルプ・アルスラーン、即位(位1063~1072)。
首都マルウからイスファハーン(イスパハン)に移転(従来通りバグダードは駐剳武将を置いて支配)。
サルジューク朝の最盛期(1055~1092、トグリル・ベク(位1037~1063)、アルプ・アルスラーン(位1063~1072)、マリクシャー(位1072~1092))。
西アジアをイスラム教徒の一王国下に統一。
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・ピサ大聖堂、建設開始(建設期間1063~1118)。
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2月16日
・陸奥国の源頼義から安倍貞任・重任・藤原経清の首級が献上された。
首級献上使の一行は、色鮮やかな甲冑で身を固め、長刀の切っ先に刺した三つの首級を先頭に掲げて四条大路入り口まで行進し、検非違使一行に引き渡した。
検非違使はそれぞれの首を先頭に三つの隊列をつくって四条大路を西獄門まで行進し、首を梟した。見物の貴賎・僧俗・男女の人垣や車馬は切れ目なく続き、振り向くこともできないほどだったという。
この様子を目の当たりにした権中納言源俊房は「奔車(ほんしや)の音は晴空に雷(いかずち)を聞くようで、飛塵(ひじん)の色は春天に霧を払うようだった。これまで見たこともない光景だ」と形容し、「末法の世に入ったとはいえまだ皇威は安泰だ」との感想を日記『水左記(すいさき)』に記した。
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2月27日
・頼義在国のまま勲功除目
12年の苦難の歳月を費やして蝦夷征服を成し遂げた勲功を讃え、頼義には正四位下(しようしいげ)伊予守、長男義家には従五位下(じゆごいげ)出羽守、次男義綱には左衛門尉、武則には従五位上鎮守府将軍が与えられた。
頼義は郎等たちの勲功賞をねばり強く請求し続け、「子孫郎従みな勧賞に与(あずか)る」といわれるほどの恩賞を獲得した。
古くは奥州十二年合戦といわれた「前九年の役」の称の由来ははっきりしないが、発端となった天喜3年(1055)の阿久利河事件から勲功除目までの歳月は9年である。
伊予守に任じられた頼義は、残党掃討と帰降者処分の未定、勲功の追加推挙者の恩賞未定を理由に、さらに1年間陸奥国に逗留した。
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2月28日
・地震あり。同月晦日にも地震あり。
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3月
・教皇アレクサンデル2世、ローマに戻る。
教皇アレクサンデル2世、皇帝に承認と(ローマ貴族との)仲裁を懇請し、ドイツ宮廷がアレクサンデル2世を正当な教皇と承認。
この事件により、1059年・1060年の決定が白紙に戻り、教皇を皇帝が叙任する「俗人叙任」が復活。
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3月11日
・地震あり。
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4月
・藤原頼成を越前守に任命。
この年、秦枝吉を越前少目に任じる(「魚魯愚鈔」)、また、文章生正六位上藤原国正を越前大掾に任じる(「大間成文抄」)
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4月3日
・源義家、初めて園城寺新八幡宮の祭礼を行う。
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4月13日
・源頼義、馬を献上。
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6月
・カープア候リカルドゥス1世、ガエータを占領。
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8月
・源頼義、相模由比郷に八幡宮を建立。
『吾妻鏡』治承4年(1180)10月12日条によると、頼義は、陸奥から帰京の途中、鎌倉に鶴岡八幡宮を勧請したとある。真偽は判断できないが、彼が武神八幡に対する信仰を深めたこと、その背景に武門としての名誉がかろうじて保持されたことがあったと考えられる。
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・夏、ウェセックス伯ハロルド、弟トスティイとウェールズ王グリフィズ(グリューフィド)制圧の侵略。
8月5日、ウェールズ王グリフィズ、逃亡中に家臣に裏切られ殺害、首をロンドン橋に晒される。
ウェールズの諸首長、イングランドに服属。ウェールズの反乱鎮圧。
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・チェラミ(セラミ)の戦い。
夏、シチリア島東部トロイナ西方10km、教皇アレクサンダー2世、十字軍の印「聖ペテロの旗」をロゲリウス1世に贈呈。
ロゲリウス1世、サラセン軍を撃破。
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8月18日
・清水寺が焼失。
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10月7日
・23代石清水別当頼清の父・権別当兼清(紀氏)、八幡大菩薩宝前で舌をかみ切り自害。
「西方ノ衆ヲ滅スベキ願意ナリ。程ナク皆滅ブ。当時西ノ胤一人トシテナシト云々」(「石清水祠官系図」)。
「西方ノ衆」「西ノ胤」は宇佐氏の家系。

貞観元年(859)、紀氏により石清水の地に八幡神が勧請されるが、延長5年(927)「延喜式」(巻三・神祇三・臨時祭)に、 八幡神宮司は大神・宇佐2氏を補すとの定めが公布される。
天慶2年(939)2月28日宇佐氏の義海が石清水検校とされるが、翌年3月天台座主とされ石清水検校を辞す。
19代石清水別当元命も宇佐氏で、元命以後、20代清成・21代清秀・22代戒信・24代清円とこの家系が続く。

石清水の地に八幡神が勧請される前年、太政大臣藤原良房の外孫惟仁親王(9、清和天皇)が即位、幼帝を補佐するため良房は摂政となる。
貞観8年(866)応天門炎上事件が起り、大伴氏の伴大納言善男と従者紀豊城らが犯人として遠流、累は紀豊城の異母兄・紀夏井にも及び夏井も配流
(昔からの名家大伴氏・紀氏が藤原氏によって弾圧)。
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脳裏から離れない。山下俊一氏の言葉。 『被験者は、200万人の福島県民全員です。科学界に記録を打ち立てる大規模な研究になります。』 (ドイツのシュピーゲル誌のインタビュー)

汚染水で脆い地盤がユルユル…福島原発“敷地ごと崩壊”危機 (ゲンダイネット)

ゲンダイネット
汚染水で脆い地盤がユルユル…福島原発“敷地ごと崩壊”危機
2014年2月22日 掲載

ソチ五輪のお祭りムードを吹き飛ばす驚愕のニュースではないか。福島原発の貯水タンクから高濃度の汚染水100トンが漏水していた問題だ。

事態を20日に公表した東京電力によると、原発敷地内の「H6」というタンク群の1基(容量1000トン)で、ふたと側面の継ぎ目付近から漏水し、周辺の地面に流れ落ちているのが確認されたという。東電は「海への流出はない」なんてノンキなことを言っているが、冗談ではない。

漏水に含まれる放射性物質のストロンチウム濃度は1リットル当たり2億4000万ベクレルで、国の基準値のナント、400万倍だ。「海に流れていないからOK」で済む話ではないし、敷地の地中に染み込んだこと自体も大問題なのだ。

もともと福島原発の下は大量の地下水でユルユルだという。そこにどんどん水が入れば、プラントはグラグラになってしまう。

「67年に発行された『土木技術』(22巻9、10号)の『福島原子力発電所土木工事の概要』を読むと、福島原発は地下水が豊富で、地盤がもろいかが分かります。著者は当時の佐伯正治・東電福島原発土木課長で、〈土工事にとって最も重要な問題は排水処理である。当所でもこの問題には大いに悩まされた〉と振り返り、福島原発の設置工事は湧水続きで難しかったことが記されています。地盤についても〈湿潤化した場合泥土化してゆるくくずれやすくなる〉とも書いています」(科学ジャーナリスト)

民主党の辻元清美衆院議員は、昨年10月の経産委員会で福島原発の地下水問題を取り上げ、〈地下水の水圧に押され(略)建屋が浮いてこないように1日850トンもの水を汲み上げて(略)防いできた地層〉と指摘していた。これが本当なら、福島原発はプールの中に箱が“浮いている”ようなもの。汚染水のダダ漏れで“プールの水位”が上昇を続ければ、ある日突然、福島原発は敷地ごと“崩壊”しかねない。原子炉ごと海に向かって倒れ込み、誰にも制御できないまま沈んでしまう危険性もある。

タダでさえ、地下水がジャブジャブな敷地に大量の汚染水をあふれさせるなんて愚の骨頂だ。まったく「アンダーコントロール」されていない。