NHK
安倍総理「事実と異なる風評」
安倍総理大臣は15日、衆議院本会議で所信表明演説を行い、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の問題について、「漁業者の方々が、『事実』と異なる『風評』に悩んでいる」と述べた上で、国が前面にたって、事態の収束にあたっていく考えを改めて強調しました。
所信表明演説で安倍総理大臣は、福島第一原発の汚染水問題について、「漁業者の方々が、『事実』と異なる『風評』に悩んでいるが、食品や水への影響は、基準値を大幅に下回っているのが『事実』だ。廃炉・汚染水対策を全力でやり抜いていくため、東京電力任せにすることなく、国が前面に立って責任を果たしていく」と述べました。また、毎日、官邸で福島産のコメを食べていることをPRし、「風評に惑わされることなく、消費者の皆さんに、安全でおいしい福島の農水産物を味わってほしいと願います」と訴えかけました。
さらに、避難生活を続けるひとりの母親から届いた手紙を紹介し、『福島に帰ろうと考えています。私たちのような若い世代が暮らさないと、福島に未来がないと考えたからです』という文面を読み上げた上で、
「若い世代は、しっかりと福島の未来を見据えている。その未来への責任を、総理大臣として果たしていく」と述べました。
10月15日 19時39分
偉大なる海の希釈力だけが唯一の頼り
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