2013年7月30日火曜日

小平市の都道建設事業に着手 2月に住民投票 「開票しないまま着手とは、民主主義をナメてる」



毎日JP
東京都:小平市の都道建設事業に着手 2月に住民投票
毎日新聞 2013年07月30日 11時25分

 東京都小平市で5月に住民投票に問われた都道建設計画について、都は30日、国土交通省から都市計画事業の認可を取得し、事業に着手すると発表した。今後、用地買収などを進め、19年度の供用開始を目指す。

 計画は、市内の南北1.4キロに予定される「小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線」(片側2車線、幅員16メートル)。事業費は約200億円。雑木林約500本を伐採して玉川上水の遊歩道を分断し、約200世帯の立ち退きを求める。

 計画を巡っては、環境悪化を懸念する市民グループが2月、約7000人分の署名を集めて同市に住民投票条例の制定を直接請求した。5月に都内で初めての直接請求による住民投票が行われたが、投票率は35.17%で成立要件の50%に届かず、開票されなかった。

 都道路建設部は「道路の両側に幅約10メートルの植樹帯を設けるなど緑を豊富に配置する。9月から地権者らに説明会を開き、地元の理解を得ながら事業を進めたい」としている。【佐々木洋】

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