2014年4月3日木曜日

「増税で支出に影響」が約7割 日銀調査 (NHK)

NHK
「増税で支出に影響」が約7割 日銀調査
4月2日 15時34分

消費税率の引き上げによる暮らしへの影響について、当面、支出を控えたり、やや控えたりするという人が全体の70%近くに上ることが日銀の調査で分かりました。

日銀は、生活意識に関するアンケート調査を3か月ごとに行っており、今回は、ことし2月上旬から先月上旬にかけて全国4000人を対象に実施し、2200人近くから回答がありました。
それによりますと、消費税率の引き上げ前に前倒しで支出をしたか、支出の予定があるかを尋ねたところ、「ある」という回答が40.8%、「ない」が58.2%でした。
具体的な商品やサービスでは、「家電」が41.3%と最も多く、次いで洗剤や雑貨などの「日用品」が37.2%、「自動車」が24.1%でした。
また消費増税後の当面の支出については、「支出を控える」が35.4%、「やや控える」が34.2%で、合わせて69.6%が増税が支出に影響すると回答しました。
「特に影響はない」は10.6%でした。
日銀では、「他の経済指標も含めて総合的に分析する必要があるが、消費に一定の影響があることを示している」としています。
一方、景気全体についての質問では、1年前に比べて「良くなった」と答えた割合から「悪くなった」を差し引いた値はマイナス6.4ポイントと、前回よりも2.8ポイント改善し、3期ぶりの改善となりました。

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