2014年1月25日土曜日

ヘイトスピーチに「愛国者じゃない、日本の恥」 カウンター右翼青年が叫ぶ理由 (ハフィントンポスト)

ハフィントンポスト
ヘイトスピーチに「愛国者じゃない、日本の恥」 カウンター右翼青年が叫ぶ理由
執筆者: 吉野太一郎
投稿日: 2014年01月24日 07時08分 JST  |  更新: 2014年01月24日 10時37分 JST

2014年1月19日、日曜日の昼下がりのJR西川口駅周辺は喧噪に包まれていた。日の丸を掲げ「不良外国人は一人残らず叩き出せー!」と叫ぶデモ隊。そして、並行して歩きながらデモ隊を「人間のクズ!」と罵倒し、「差別主義者は恥を知れ」というプラカードや中指を突き立てる集団。

デモを主催したのは「外国人犯罪撲滅協議会」という団体。「在日特権を許さない市民の会」(在特会)に代表される、外国人排斥など差別発言を街頭で叫ぶ「ヘイトスピーチ」が社会問題になっている集団の一つだ。インターネットを通じてデモや演説の動画を拡散し「ネット右翼」を集めていると言われる。

デモ隊を罵倒していたのは、 C.R.A.C(Counter-Racist Action Collective=対レイシスト行動集団)。「カウンター」と呼ばれる、ヘイトスピーチのデモに対抗するグループで、「レイシストをしばき隊」(解散)や「プラカード隊」などの団体が集まったものだという。

「帰れ!帰れ!日本の恥!」

山口祐二郎氏(28)は拡声機を肩に担ぎ、デモ隊に向かって叫びながら中指を突き立てていた。カウンターの中でも「男組」という、威圧的な外見と行動で知られるグループの「関東若頭」を名乗る。平日はフリーライターやフリースクールのカウンセラーなどをしているが、新右翼団体「統一戦線義勇軍」元メンバーで、2007年7月には防衛省に火焰瓶を投げ込んだ容疑で現行犯逮捕されたこともある。

実力行使も辞さない「カウンター」はありなのか。なぜネット右翼のデモに立ち向かうのか。著書「奴らを通すな!」(ころから刊)を出版した山口氏に聞いた。

(略)



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