2026年7月2日木曜日

米民主党急進左派が躍進「米国民は現状維持の政治にうんざり」(AFPBB) / コロラド州でも民主社会主義者の新人が予備選で勝った。11月の本選でも勝つ見込み。メラット・キロス、29歳、エチオピアからの移民、法科卒業済み、現在はコロラド大学で公共政策の博士課程に在籍。— 堂本かおる

「円安」倒産、上半期で2022年以降最多に-東京商工リサーチ (Bloomberg)

町の洋菓子店が原材料高騰と値上げで売上減、倒産が過去最多に ; 全国の町の洋菓子店が海外産チョコレートやヘーゼルナッツ、小麦粉、卵などの原材料価格高騰、人手不足、人件費高騰、包装フィルムの値上がりにより値上げを余儀なくされている。消費者の節約志向が強まり売上が減少した結果、倒産件数が過去最多となった。パン屋や和菓子店でも同様の廃業・倒産が相次いでいる。

 

〈高市ショック〉 〈骨太ショック〉 → 「骨太の方針」原案発表で日本10年国債利回りが2.78%台に上昇し入札低調 ; 内閣府がまとめた「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」の原案が日銀牽制や370兆円規模の官民投資などを含む内容で市場に影響を与えた。新発10年物国債の入札は投資家需要の乏しい低調な結果となり、利回りは2.747%から2.782%まで上昇して約29年ぶりの高水準に達した。財政・金融政策への懸念から国債売り圧力が強まった。

 


内閣府がまとめた「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」の原案が日銀牽制や370兆円規模の官民投資などを含む内容で市場に影響を与えた。新発10年物国債の入札は投資家需要の乏しい低調な結果となり、利回りは2.747%から2.782%まで上昇して約29年ぶりの高水準に達した。財政・金融政策への懸念から国債売り圧力が強まった。


 

大杉栄とその時代年表(829) 1909(明治42)年3月14日 「森田さんのお話では、『草枕』に登場する「志保田の嬢様」那美さんのモデルとなった前田つな子のおもかげと、おえんの容貌との間には、どこか似かよった所があったとかで、後年、寺田寅彦さんが、つな子の若い頃の写真を見て、『あの顔はいい。あれなら先生も気に入ったろう。きっと先生色気があったもんだから、余り口がきけなかったんだね』と云ったそうである」(夏目伸六『父・夏目漱石』)

 

ポン太とおえん

大杉栄とその時代年表(828) 1909(明治42)年3月9日~12日 「窓をあけて見ると、雨の中に無数の燈がみえる。ぬれた、さびし気な光だ、その間に電車停留場の青い火、赤い火がみえる、それは泣いてるやうだ。 ああ、自分は東京に来てゐるのだ、といふ感じが、しみじみと味はれた。そして妻や母のことが思ひ出された。(略)大きい都会、その中に住んでゐる人は皆生命がけに働いてゐる。……その中に自分もまぎれこんでゐる。……ああ、自分は働けるだらうか、働き通せるだらうか! 雨の音がわびしい、そのわびしさを心ゆくまで味はつて、そして、出来ることなら自分の身についてのすべてのことを泣いてみたい様な気がした。」(啄木日記) より続く

1909(明治42)年

3月14日

〈鰹節屋の御神さん〉

漱石宅から神楽坂への途中に宗柏寺があり、その隣に鰹節屋がある。その鰹節屋の御神さんは漱石の好きなタイプだった。

 

明治42年3月14日の日記

「今日も曇。きのう鰹節屋の御上さんが新らしい半襟と新らしい羽織を着ていた。派手に見えた。歌麿のかいた女はくすんだ色をしている方が感じが好い」

4月2日の日記

「散歩の時鰹節屋の御神さんの後ろ姿を久振に見る」

4月3日の日記

「鈴木禎次曰く。夏目は鰹節屋に惚れる位だからきっと長生をすると。長生をしなくても惚れたものは惚れたのである」

4月11日の鈴木三重吉宛の手紙

「今日散歩の帰りに鰹節屋を見たら亭主と覚しきもの妙なる顔をして小生を眺めおり候。果たして然らば甚だ気の毒の感を起こし候。その顔に何だか憐れ有之候。定めて女房に惚れていることと存じこれからは御神さんを余り見ぬことに取極め申候」

好きなタイプであると門人・知人に話しているので、思い詰めていたという程ではないにしても、おそらく漱石好みの姿形をしていたと思える。

森田草平が見た鰹節屋のお上さんは、帳場が暗くてよくは見えなかったが、「瓜実顔のしとやかな、どこか弱々しい所のある女」だったと認識している。

〈漱石の好みの「うりざね顔」;おえん、前田つな子〉


漱石の次男夏目伸六『父・夏目漱石』で、漱石は生涯、女道楽や遊蕩には走らなかったと述べ、でも例えばこんな女を好んでいたという話をしている。

明治42年頃、漱石は、おえんという当時有名な新橋芸者のブロマイドをわざわざ買ってきて、机上に飾り、ときおり疲れた目を休ませていたという。そしてその顔が、前田卓の面影と似ていたという。

「森田さんのお話では、『草枕』に登場する「志保田の嬢様」那美さんのモデルとなった前田つな子のおもかげと、おえんの容貌との間には、どこか似かよった所があったとかで、後年、寺田寅彦さんが、つな子の若い頃の写真を見て、『あの顔はいい。あれなら先生も気に入ったろう。きっと先生色気があったもんだから、余り口がきけなかったんだね』と云ったそうである」と書いている。

二人の面影が似ていると寺田寅彦が指摘し、森田草平がその言葉を伸六に伝えた。

このエピソードは、森田草平『夏目漱石』の「漱石と寺田博士」にも出てくる。

昭和10年10月24日、このころ森田は、『漱石全集』の「月報」に載せる「言行録」のことで、たびたび寺田宅を訪れていた。この日は寺田が病床についたと聞いて、見舞いに行った(これが寺田寅彦との最後の面談になった)。寺田はやつれてはいたものの元気に起きてきて、その月に第1回配本のあった『漱石全集』第4巻と、卓の談話と写真がのった「月報」の「言行録」の話題になった時、寺田がこう言ったという。

「『あれはインテレクチャルな好い顔で、これなら先生も気に入ったろう。僕もこの顔は好きだ。あの話の中に、山川〔信次郎〕さんはよく話しをなさるが、先生は滅多に口を効かれなかったとあるね。あれは先生、自分が気に入っていたものだから、色気があるので口が利けなかったんだね』と、寺田さんは又顔中皺苦茶にして笑われた」。


「その頃、新橋に、ぼんた、おえんと称する名妓がいて、どうも感じが、絵葉書屋の店頭に飾ってある、このおえんの顔に似ていたようだとも語っている。もっとも、ぽんたの方は、当世風の丸顔が、父の趣味に合わなかったせいか、帝国座で公演された『人形の家』に招待された時、偶然来合わせたこのぽんたを見て、父は、『存外よくない女である』と、日記のうちに書き込んでいる。つまり、父の嗜好に合った顔立は、むしろ古風なおえんの容貌であって、現に、そのブロマイドをわざわざ買い求めて来た父は、これを机上に飾って、時折疲れた眼を楽しませていたのである」とある。

明治44年(1911)11月28日、漱石は文芸協会から招待を受け、帝国劇場で上演されるイプセンの芝居『人形の家』を見に行き、そこで評判の新橋芸者ぽんたを見かけた。

ぽん太は丸いタヌキ顔で、「西に大阪宗右衛門町の富田屋八千代、東に新橋のぽん太」といわれた新橋の名妓。才能と美貌で評判になり、絵葉書(今のブロマイド)や明治屋のビール広告にも使われた。略奪愛の形で写真家の鹿島清兵衛の後指導で家計を助けた。森鷗外は、ぽん太夫婦をモデルにして小説『百物語』を書いている。

このぽん太と仲が良かったのがおえんで、おえんは、鹿島清兵衛の弟・清三郎の妾になっている。おえんは下膨れの瓜実顔で、まさしく漱石の好みのタイプであった。


3月14日

(漱石)

「三月十四日(日)、夕方、大久保から戸山が原(豊多摩郡戸塚町、現・新宿区戸山)散歩する。

三月十五日(月)、曇後晴、後曇。散歩の時、鈴木春吉に逢い、共に靖国神社の梅を見る。本多直次郎(嘯月)、留守中に来る。ツルゲーネフの手紙読む。トルストイとフローベルに感服する。

三月十六日(火)、朝、若杉三郎来る。寺田寅彦、昨日郷里から帰ったと、するめと鰹節持って来る。西村誠三郎(濤蔭)来る。鏡、小宮豊隆の下宿に行くが留守である。

三月十七日(水)、朝、雪九センチほど積っていたが、正午少し前にやむ。朝、渋川柳次郎(玄耳)、二人曳人力車で来る。二十日(土)に世界一周に出発するための暇乞いである。宝生新来ない。森田草平『煤煙』の後、与謝野鉄幹書くことを取り決める。(七月頃)靖国神社から下町の雪景色眺める。ダヌンツィオについて感想語る。(推定)

三月十八日(木)、春冷え。木曜会。野村伝四・飯田政良(青凉)来る。野村伝四、茶の間で鰻飯を馳走になる。飯田政良、短篇二篇持って来る。心理学専攻の菅原教造来る。心理学について質問したが、要領得ぬ。野村伝四と共に銭湯に行く。浴後散歩する。夜、松根東洋城・高浜虚子・西村誠三郎(濤蔭)・小宮豊隆来る。寺田克彦の送別会に謡の会催すことになる。小宮豊隆は、「レオニド・アンドレイエフ論」を高浜虚子に渡す。小宮豊隆泊る。」(荒正人、前掲書)


3月14日

「三月十四日 日曜 晴 暖

午前は独逸語でおくる。

うららかに晴れた、春らしい天気だ、午後金田一君と、久振りに興に乗つて文学のこと社会問題などを論じた。予は岩野君を激賞した。

そして四時頃から二人で散歩に出かけ、浅草に行つて活動写真を見、それから塔下苑をどこといふこともなくあるいた。三軒許り入つて茶をのんで出た。友はしきりに或る昂奮の状態を示してゐた。帰つたのはモウ十二時過ぎ、広小路の牛めし屋でいくたの自由思想家の酒をのんでるところで飯をくつて来た。

日曜らしい日曜だつた。


三月十五日 月曜 晴

一寸与謝野氏へ寄つてゆく。大学館へ約の如く行くと、まだ読まないから読み次第当方から通知するといふ。予は怒つた、然し何ともすることが出来なかつた!

夜は独逸語で十二時まで、


三月十六日 火曜 曇

空は曇つてゐて、少し寒い日であつた。九時半頃に並木君におこされた。予は何故か愉快でなかつた。並木君帰つて藤岡長和君が来た。藤岡君帰つて昼飯。

イヤな気持に捉へられて起ちたくないのを無理に出社した。五十回券の残りがあるからよいやうなものの、一昨夜スツカリつかつて了つて財布には鐚一文ない。」(啄木日記)


つづく

2026年7月1日水曜日

皇室典範の改正、産経以外の新聞はすべて社説で反対。安保法制でもなかった異例の事態 → [社説]皇室典範の改正案は再考を(日経);「2005年に自民党政権下の有識者会議がまとめた報告書も、第三者の介入が起きかねない、国民の理解を得るのが難しいといった事情から、養子案の採用は極めて困難としている。」 / 〔社説〕皇室典範改正案 「旧宮家」へ皇統が移る恐れも(読売);「政府はいったん立ち止まって今国会での改正案成立を見送るとともに、新たに有識者会議を設置して女性・女系天皇の可能性も排さずに皇位継承安定化の抜本策の議論を仕切り直す必要がある。」 / 社説:養子の子に皇位継承権 「総意」逸脱する男系固執(毎日) / 【社説】皇室典範改正、強行すれば禍根を残す 総意離れた暴走やめよ(朝日);「このまま強行すれば、天皇制のあり方だけでなく、議会政治の歴史にも大きな禍根を残すことは間違いない。国民の総意とも立法府の総意ともかけ離れた暴走は許されない。」 / 「国民の総意」とかけ離れた皇室典範改正案 政治部長・倉重奈苗(朝日) / 〈社説〉皇室典範改正案 立法府への背信行為だ(東京) / 皇室典範改正案、「養子」の子に皇位継承も 受け入れ先は4宮家…麻生太郎氏の妹、寛仁親王妃家も候補に(東京)       


読売新聞の怒りがすさまじい。毎日2本の社説を載せるが、皇室典範改正案の閣議決定に合わせて、長行の「1本社説」を掲載させた。


👉政府は与党の主張に沿って、皇族確保策を皇位継承の安定化の話にすり替えるかのように、旧宮家の男系男子による皇位継承に道を開いた。唐突な決定であり、 由々 ゆゆ しき事態を招く。養子の子に皇位継承資格を与えるかどうかは、天皇制の核心にかかわる(略)。政府は「総意」を利用して、腹案の実現を目指した、と言われても仕方あるまい。

👉夫と子が一般人であれば、家族内で、女性皇族には姓がないのに対し、夫と子には姓があるということになる。いびつな制度だと言わざるを得ない。与党は、家族の一体性が大事だとして夫婦別姓問題については、家族は同じ姓であるべきだと主張している。女性皇族の一家の一体性はどうでもよいというのか。

👉憲法は天皇の地位は「国民の総意に基づく」と定めている。天皇制に関する制度の変更は、国民を代表する立法府で大多数の合意に基づき、進めるべきだ。とても「静謐」とはいえない中で、与党が反対を押し切って改正案を成立させるようなことは、あってはならない。

 


●皇室典範改正案は「国民の総意」はおろか、「立法府の総意」からも離れている

●将来の女性・女系天皇への道を封じ、男系男子での継承への固執は明らかだ

●内容の問題に加え、「静謐な環境」も失われた。成立を強行すれば禍根を残す


 

ネパールでの報道によると、過去10ヶ月で、日本では67人のネパール人が死去しており、そのうち25人の死因は自殺。亡くなった人の多くはアルバイトに従事する留学生。物価の高騰による生活苦、渡航時の借金の支払い困難、将来の見通しの不透明さによる精神的困難などが背景。

〈現職米大統領の性的暴行確定〉 → 米最高裁、トランプ氏のキャロル氏性的虐待訴訟上告を却下し判決確定 ; 2023年にニューヨーク連邦地裁の陪審は、1990年代のバーグドルフ・グッドマンの試着室での性的虐待を認め、強姦主張は退けつつ200万ドルの虐待賠償と300万ドルの名誉毀損賠償を命じました。トランプ氏側の上告を第二巡回区控訴裁判所が棄却した後、最高裁も29日に却下し判決が確定。トランプ氏はTruth Socialで「偽の訴訟」と反発し戦う姿勢を示していますが、別件の8300万ドル判決と合わせ1億ドル超の支払い義務が生じる可能性があります。日本ではひろゆき氏らが「性的暴行確定」と反応し、支持層の動揺も広がっています。


2023年にニューヨーク連邦地裁の陪審は、1990年代のバーグドルフ・グッドマンの試着室での性的虐待を認め、強姦主張は退けつつ200万ドルの虐待賠償と300万ドルの名誉毀損賠償を命じました。

トランプ氏側の上告を第二巡回区控訴裁判所が棄却した後、最高裁も29日に却下し判決が確定。

トランプ氏はTruth Socialで「偽の訴訟」と反発し戦う姿勢を示していますが、別件の8300万ドル判決と合わせ1億ドル超の支払い義務が生じる可能性があります。

日本ではひろゆき氏らが「性的暴行確定」と反応し、支持層の動揺も広がっています。


 

トランプ氏暗号資産、収益2300億円超 利益相反の疑いも(時事) / トランプ大統領が昨年、暗号資産事業で23億ドルの利益を得たことがロイターに報道されていますが、他方、投資家には同規模の損失を生じさせたそう。 トランプ一家は自己資本を投じず、事業を宣伝、投資家が殺到する中で収益を回収。価格が暴落時は一家は利益を確保したまま、買い手が損失を吸収。 / 暗号資産の売却で得た5億2680万ドルを除いても、米大統領は聖書、時計、香水のライセンス料から数十万ドルを稼いだと、財務開示書によると。(フィナンシャルタイムズ) / CNBCの衝撃的な新報道によると、トランプ氏はICEがアクソンからテーザー銃を2億2千万ドルで購入する契約を求めたわずか2週間前に、アクソンの株式を数百万ドル分購入していたことが明らかになった。    

BBCニュース- アメリカ市民権の「出生地主義」を米最高裁が維持、 トランプ氏に打撃 / BBCニュース - アメリカで生まれればアメリカ人……最高裁判決をアメリカ人はどう思う