2026年5月27日水曜日

"骨抜き"物価高対策に「中傷動画」疑惑が追い打ち、長かった"ハネムーン"も終焉? ついにはじけ始めた「高市バブル」の泡音(安積明子 東洋経済);「さらに悩ましいのは、昨年10月の総裁選と今年2月の衆院選で流された「中傷動画」疑惑だろう。 高市首相の地元事務所所長が関与したとされる同疑惑では、(略)衆院選での不正行為が認められると連座制が適用される。高市首相自身が無関係としても、当選は無効となり、奈良2区での出馬は5年間不可能となる。 これが民主主義を揺るがす一大事であることは間違いなく、高市事務所の関与が事実でないなら、高市首相には疑惑を払拭する責任がある。」

大杉栄とその時代年表(823) 1909(明治42)年2月 「自分はいつまでも、いつまでも、暮行くこの深川の夕日を浴び、迷信の霊境なる本堂の石垣の下に佇んで、歌沢の端唄を聴いてゐたいと思った。永代橋を渡って帰って行くのが堪へられぬほど辛く思はれた。(略)あゝ、然し、自分は遂に帰らねばなるまい。それが自分の運命だ、河を隔て堀割を越え坂を上つて遠く行く、大久保の森のかげ、自分の書斎の机にはワグナアの画像の下にニイチエの詩ザラツストラの一巻が開かれたまゝに自分を待ってゐる……」(永井荷風『深川の唄』)

 

明治44年頃、日比谷通りの路面電車

大杉栄とその時代年表(822) 1909(明治42)年1月26日~31日 クロポトキン「麺麭の略取」(幸徳秋水訳。平民社訳として出版)、出版法違反の行政処分。発行禁止。 3月9日、署名人坂本清馬罰金30円の判決。出版予定日は1月30日(1000部限定出版の予約締切りは1月15日)。差押えは残部20部のみ。実際には12月15日前後には製本が出来上がり大半を捌く。 より続く

1909(明治42)年

2月

韓国、李完用政府、出版法制定。一進会の宋乗畯内相、解任。

2月

『満州新報』発行。

2月

大阪硫曹・大阪アルカリ・摂津製油の3社、肥料共同販売協定を締結(1908年5月4日)し、協同販売所開業(1908年7月1日)したが、解散。

2月

小山内薫・2代目市川左団次、東京で「自由劇場」創立。規約発表。

11月27日、有楽座でイプセン作森鴎外訳「ジョン・ガブリエル・ボルクマン」試演。

2月

石川三四郎「福田のお婆様」(「世界婦人」33号)

2月

岩野泡鳴『耽溺』(『新小説』)。1910年5月刊行。

2月

田岡嶺雲、『黒白』刊行。

2月

漱石「予の猫かんと欲する作品」(談話筆記)(『新潮』)

「作家としての女子」(談話筆記)(『女子文壇』)

「二月頃(日不詳)、島田背峰来る。シュークリームを出す。いきなり口にしてクリームを膝の上に落とし、ハンカチで拭き取る。胸のあたり、羽織の紐にも付いていたので注意する。(島田青峰は、『国民新聞』の「文芸欄」受け持つ)」(荒正人、前掲書)

2月

荷風『深川の唄』(『趣味』)。

『永井荷風』(青空文庫)


前年(明治41)7月に帰国した荷風は、その年から翌年始めにかけて『ふらんす物語』におさめられた諸篇を書き、その間に、この年1月に『狐』を発表。性急で浅薄な西洋模倣にあけくれていた日本文化を痛烈に批判した一連の諸作を「新帰朝者もの」と呼ぶとすれば、その第一作がこの『深川の唄』といえる。「深川遊廓の娼妓を主題にし」た『夢の女』をのこして外遊した荷風は、帰朝後の新生面を『深川の唄』によって切り開いた

荷風は深川を、或いは墨田区から江東区一円を愛した。昭和になっても、『元八まん』、散策記『深川の散歩』(昭和9年11月)、小品文『放水路』(昭和11年4月)を書いている。

「四谷見付から築地両国行の電車に乗った。別に何処へ行くと云ふ当もない。船でも車でも、動いて居るものに乗って、身体を揺られるのが、自分には一種の快感を起させるからで。これは紐育の高架鉄道、巴里の乗合馬車の屋根裏、セエヌの河船なぞで、何時とはなしに妙な習慣になってしまった。」

自分を乗せた電車は茅場町あたりで停車したのでやむなく歩きはじめる。

「自分は憤然として昔の深川を思返した。幸ひ乗換の切符は手の中にある。自分は浅間しい此の都会の中心から一飛びに深川へ行かう--深川へ逃げて行かうと云ふ押へられぬ欲望に迫(せ)められた。」

「数年前まで、自分が日本を去るまで、水の深川は久しい間、あらゆる自分の趣味、恍惚、悲しみ、悦びの感激を満足させてくれた処であった。電車はまだ布設されてゐなかつたが既に其の頃から、東京市街の美観は散々に破壊されてゐた中で、河を越した彼の場末の一劃ばかりがわづに淋しく悲しい裏町の眺望の中に、衰残と零落との云尽し得ぬ純粋一致調和の美を味はして呉れたのである。」

「それ等の景色をば云ひ知れず美しく悲しく感じて、満腔の詩情を托した其頃の自分は若いものであった。煩悶を知らなかった。江戸趣味の恍惚のみに満足して、心は実に平和であった。硯友社の芸術を立派なもの、新しいものだと思ってゐた。近松や西鶴が残した文章で、如何なる感情の激動をも云尽し得るものと安心してゐた。音波の動揺、色彩の濃淡、空気の軽重、そんな事は少しも自分の神経を刺戟しなかつた。そんな事は芸術の範囲に入るべきものとは少しも予想しなかった。日本は永久自分の住む処、日本語は永久自分の感情を自由に云ひ現して呉れるものだと信じて疑はなかつた。

自分は今、髯をはやし、洋服を着てゐる。電気鉄道に乗って、鉄で出来た永代橋を渡るのだ。時代の激変をどうして感ぜずにゐられやう。」

それから、深川不動尊の境内へ入っていき、その境内で盲目の三味線ひきの歌沢節に耳をかたむける。

その三味線ひきは、江戸伝来の趣味性は九州の足軽風情が経営した俗悪蕉雑な「明治」と一致する事が出来ず、家産を失ふと共に盲目になった。そして栄華の昔には酒落半分の理想であった芸に身を助けられる哀れな境遇に落ちたのであらう。」と想像する。

しかし、「自分はいつまでも、いつまでも、暮行くこの深川の夕日を浴び、迷信の霊境なる本堂の石垣の下に佇んで、歌沢の端唄を聴いてゐたいと思った。永代橋を渡って帰って行くのが堪へられぬほど辛く思はれた。いっそ、明治が生んだ江戸追慕の詩人斎藤緑雨の如く滅びてしまひたい様な気がした

あゝ、然し、自分は遂に帰らねばなるまい。それが自分の運命だ、河を隔て堀割を越え坂を上つて遠く行く、大久保の森のかげ、自分の書斎の机にはワグナアの画像の下にニイチエの詩ザラツストラの一巻が開かれたまゝに自分を待ってゐる……」

以降、荷風は、『曇天』、『監獄署の裏』、『祝盃』、『歓楽』、『新帰朝者日記』、『冷笑』などをはっぴょうするが、これらはこの『深川の唄』の延長線上にある。『深川の唄』を軸として、荷風の江戸趣味-江戸文化への傾斜は強められ、深められて、それがやがて花柳小説へと移行していく経過をたどる。


2月

この月、峯尾節堂、新宮から12km離れた阪松原の草庵・泉昌寺の留守居僧となる。4歳年下の弟・慶吉(20)が、兄の草庵に滞在したある時、兄が大石誠之助から借りた本を返してくれるよう依頼した。慶吉が大石宅に本を返しに行くと、大石は慶吉に、「帰ったらお兄さんに、あまり社会主義の本を読まんようにしなさい。警察にいじめられるとわるいから、そういって下さいよ」という。

その時の大石の「温容春の如き」表情とこの言葉が忘れられないと、慶吉はのちに記す。(連載エッセイ「なつかし記」(『紀南新聞』1958年3月)

2月

管野スガ(27)、逗子に行き、幸徳秋水の配慮で正覚寺に転地療養。

2月

大竹貫一代議士、統監政治批判演説。

2月

日本冷蔵株式会社創立(本社大阪)。

2月

サンフランシスコ、在米朝鮮人団体大韓国民会結成。共立協会('05年、安昌浩)・合成協会('07年)統合。

2月

スペイン軍、メリリャの鉱山労働者のストライキに出兵。モロッコ戦争激化。

2月1日

国際アヘン会議開催(上海)。日本も参加。

26日 国際アヘン会議決議調印。

2月1日

啄木(23)編集による「スバル」第2号発行。

啄木、自伝小説「足跡(その一)」発表(「早稲田文学」からけなされる)。紙上で平野万里と短歌論争。

木下杢太郎『南蛮寺門前』(1914年11月、山田耕筰作曲で狂言座初演)

「二月一日 月曜 曇 温

(樗牛死後)をかき初める。

午頃太田がきた。そして色々と議論した。予はこの数年来の日本の思想の変遷を或銀行にたとへて論じた。そして結局太田君がまだ実際の社会にふれてゐないといふことを明かにしたに過ぎなかつた。太田は今の作家をののしつた。予は言つた。(今の我々は平面な崖につきあたつて路がつきたのだ、で、如何に行くべきかを研めむがために、先づ、如何にして此処に来れるか、今立つところは何処、如何なるところなるかを研究してるのだ、君が、如何なる方に進むべきかを考へないでゐると評するのは間違だ、今の作家は矢張時代の先頭にたつてるのだよ。)

すると太田君は異様な声で言つた。(すると奴等も如何に進むべきかを考へてるのだなア!)

(さうさ、最も確かな態度で考へてるのだ。)

 フイと太田はかへつた。

(略)」(啄木日記)


啄木と太田(杢太郎)の議論。「予はこの数年来の日本の思想の変遷を或銀行にたとへて論じた」そして結局、「太田君がまだ実際の社会にふれてゐないといふことを明かにしたに過ぎなかった」となり、「太田は今の作家をののしった」とある。

啄木は日露戦争のこと、一等国といわれるがその現実、与謝野鉄幹や『明星』のこと、作家と思想の重要性など、現実に啄木が直面していた問題を語ったものと想定されるが、杢太郎が現実の社会認識の甘さを露呈したのかも知れない。杢太郎の罵った作家は自然主義作家だろう。

2月1日

米、キューバの軍政、解除。占領軍、同島から撤退。


つづく

橋本「日本製鉄」が喘ぐトリレンマ/大言壮語の「台所は火の車」(FACTA); 2兆円買収で「世界一に復権する!」--。橋本会長の大言壮語も虚しく、台所は火の車。USスチール買収の「三大後遺症」に喘ぐ日本製鉄。

 

〈日頃は威勢のいい小泉進次郎、アメリカ兵の犯罪にはコメントを控えるのか! 誰を防衛している大臣なのか!〉 → 小泉防衛相「コメント控える」今年4月の米兵の性的暴行事件巡り 沖縄(琉球新報) / 「ドローンや無人機が北朝鮮から飛んでくる… 非現実的な話ではない」 / アメリカからの武器購入;代金を支払い済みで、長期間納入されていない武器・装備品は118件(1兆1,400億円以上) / フィリピン演習で自衛隊ミサイル 海側へ2発、標的の船に命中 (共同) ← 小泉進次郎が三菱重工社員を同行して立ち合い / 自民党大会で君が代を歌った自衛隊員とウキウキツーショット公開、後で慌てて削除  

2026年5月25日月曜日

ナフサ由来の化学品、早ければ6月末に不足の可能性-丸紅元社長が警鐘(Bloomberg) /  与党内からも「説明に無理がある」 「政府が『足りない』と言えばパニックになる。影響も考えて発信している」 / 高市(5/25)、未だにこんな事を → 「供給見通しの共有不足や実績以上の発注などで現場では物資不足が発生してる。目詰まり対策をし、「買い溜め」や「売り惜しみ」を解消する。」

 

鎌倉アジサイ散歩 長谷寺のアジサイがきれいに咲いている 種類も多い 花菖蒲咲き始め イワタバコ サラサウツギ ユキノシタ 鮮やかな新緑 2026-05-25

 5月25日(月)晴れ

鎌倉、長谷寺のアジサイがきれいに咲き始めたとのお話が聞えてきたので、今日、早速出かけてきた。

JR乗車時はそんなに感じなかったけど、江ノ電はホームに人がいっぱいで、当然電車内は満員。

長谷寺も人が多かった。拝観券売機は予想通り長蛇の列。この券売機は初めての方はモタモタするくらい、誘導の手順がメンドクサイ。混雑を見越して、現金払いの窓口に並んだ。

アジサイの開花具合はまだ10%を少し越えた程度だと思うが、アジサイの種類が豊富で楽しい。特に、いまの時期はヤマアジサイがきれい。

▼アジサイ散策路のアジサイ(6月6日から有料になるとのこと)






▼下の境内のアジサイ

地植え、鉢植えと種類が豊富。






▼花菖蒲のイカダはまだ一基のみ


▼良縁地蔵とイワタバコ

▼サラサウツギ(更紗空木)

▼ユキノシタ

▼新緑が鮮やか



5月25日の記者会見も質問は全社(!)で一度と制限。こんなの会見ではなくて、単なる一方的発表みたいなものだよね。その間、僅か8分。答える自信がないのだろうか? / 高市さん、聞かれて答えるのは嫌ですか? 歴代首相に比べ取材対応少なめ、Xでは連日発信なのに…、SNS隆盛時代に問われる報道機関の真価(47NEWS) / 高市首相のSNS重視、存在問われる既存メディア-記者クラブも岐路に(bloomberg);「高市氏のメディア対応、過去15年の首相の中で最も少ない-Xで発信」 「報道と権力の旧来の関係が揺らぐ、直接発信で従来メディア介さず」

「裏金だ」と批判も――トランプ大統領の2800億円“反武器化基金”に共和党議員も反発。「独裁政治だ」「あまりに馬鹿げている」などの声が上がっている(ハフポスト日本版) / トランプ氏と米上院共和に不協和音 「支持者」救済基金の創設巡り(日経) / アングル:米議会襲撃犯への「救済金」に群がるトランプ支持者、野党は猛反発(ロイター) / トランプ元ホワイトハウス法律顧問のタイ・コブ氏が、トランプの18億ドルの弁護基金を非難:「これは本当に、納税民から金を盗むための犯罪的陰謀にすぎない。」 / 共和党上院議員トム・ティリス氏がトランプ氏の18億ドルの裏金基金を非難: 「これは高札の馬鹿げた考えだと思う…納税者の金で、警察官を襲撃し、有罪判決を受けた人物に補償するなんて?…それで今、彼にそれに対する報酬を払うつもりか?これはばかばかしい!」  

2026年5月24日日曜日

「エボラ予防をうっかり停止」マスクの過去発言が物議、米政権の援助凍結の影響とは アフリカでの感染拡大と DOGEによる財政削減の関係(ニューズウィーク日本版);「エボラ出血熱の感染が拡大し、世界的な公衆衛生への懸念が高まる中、ドナルド・トランプ米政権の公衆衛生政策に改めて批判の目が向けられている。また、米国際開発庁(USAID)の解体がもたらした影響を巡っても、議論が再燃している。 この議論が白熱したきっかけは、2025年に撮影されたイーロン・マスクの動画が再び注目を集めたことだ。当時、政府効率化省(DOGE)のトップを務めていたマスクは、同省がエボラ出血熱の予防活動に関する予算を一時的に削減したことを認めていた。」

米中首脳会談で習主席が高市首相を名指し非難、トランプ氏は擁護…緊張長期化の見方広がる(読売) / 習近平、トランプとの首脳会談で日本の「再軍備化」を激しく非難(フィナンシャルタイムズ); 習氏は日本について言及した際、声を荒げて激昂し、首脳会談に先立つ米中間の事前協議でこの話題が取り上げられていなかっただけに、米国側の当局者たちを驚かせた。


 習氏は日本について言及した際、声を荒げて激昂し、首脳会談に先立つ米中間の事前協議でこの話題が取り上げられていなかっただけに、米国側の当局者たちを驚かせた。https://giftarticle.ft.com/giftarticle/actions/redeem/8844c1ac-e4ff-47f7-a825-0ea91f0ca25f 

@financialtimes より 

FT記事 日本語訳


習近平、トランプとの首脳会談で日本の「再軍備化」を激しく非難

中国国家主席、米国の同盟国による防衛費増額を強く批判

習近平国家主席が北京でのドナルド・トランプとの首脳会談において、高市早苗首相と日本の「再軍備化」を激しく非難していたことが、会談の内容を知る7人の関係者への取材で明らかになった。

習氏は日本について言及した際、声を荒げて激昂し、首脳会談に先立つ米中間の事前協議でこの話題が取り上げられていなかっただけに、米国側の当局者たちを驚かせた。複数の関係者によれば、習氏の激烈な発言は、2日間にわたる首脳会談の中で最も緊迫した場面だったという。

習氏が高市首相と日本の防衛費増額を激しく批判した後、トランプ氏は「北朝鮮の脅威が高まっているため、日本はより積極的な安全保障姿勢をとらざるを得ない」と応じた。同じ文脈でトランプ氏が——日本にとって最大の安全保障上の懸念である——中国に言及したかどうかは不明である。

元ホワイトハウス日本担当高官のクリストファー・ジョンストン氏は、習氏の「辛辣なアプローチ」と、安定した米中関係を望むトランプ氏の意向を利用しようとする姿勢は、日本が安全保障の自立を推進する正当性をむしろ裏付けるものだと述べた。

「習氏の自己認識の欠如は驚くべきものだ。彼自身の行動が、はるかに強い日本の台頭を加速させている」とジョンストン氏は語った。

「中国の反日レトリックは、自国の国境を越えてどこにも支持者はいない。東京はオーストラリア、フィリピン、さらには韓国まで、地域全体のパートナーとの安全保障関係を強化している。これらの国々はいずれも、『再軍備化する』日本よりも、侵略的な中国をはるかに懸念している」

日本は毎年の防衛白書において、北朝鮮を上回る脅威として中国の存在を指摘してきた。2023年以降、中国の軍事活動と対外姿勢を「最大の戦略的挑戦」と位置づけている。2026年版白書の草案は、中国による最近の軍事的威圧行動の増加に焦点を当て、北京とモスクワの軍事協力深化に対する「重大な懸念」を表明している。

日中関係は昨年11月以降、急速に悪化した。台湾への中国の攻撃は日本にとって「存立危機事態」となり得るとして自衛隊の展開を正当化し得ると高市氏が発言したことに対し、中国が強く反発したことが契機となった。政策の変更を意味するものではないにもかかわらず、高市氏の発言は中国から激しい非難を受けた。

それ以来、中国は日本への攻撃を絶え間なく続けており、言葉による批判に加え、レアアースの軍民両用輸出規制といった実質的措置も講じている。中国外務省は金曜日、2025年の日本の防衛費が9.7%増加したと指摘。「日本の防衛予算は14年連続で増加しているが、日本の右翼勢力は依然として防衛費増額を叫んでいる。これは日本の『平和国家』という仮面が剥がれ、新軍国主義へと滑落しつつあることを改めて示している」と述べた。

世界第2位の軍事費大国である中国は、昨年の防衛費を7.4%増の3360億ドルに引き上げた——ストックホルム国際平和研究所によれば、31年連続の増額である。日本の防衛費は620億ドルだった。

台湾に関する発言の後、高市氏はトランプ氏や米国の主要当局者からほとんど公的な支持を得られなかった。このことは北京での首脳会談を前に、トランプ氏が日本についてどのような発言をするかについて、東京側に不安をもたらしていた。

トランプ氏は帰国のためエアフォースワンに搭乗中、高市氏に電話をかけた。しかしホワイトハウスも日本政府も、大統領が日本の首相に何を語ったかについて詳細を明らかにしていない

首脳会談について米国の高官は、「トランプ氏は日本国民への深い敬意と、高市首相との個人的に緊密な関係を強調した」と述べた。「米国側代表団は中国側に、日本における米軍の大規模な駐留について改めて認識させた」とも付け加えた。

東京はまた、トランプ政権が同盟国に関税を課している問題から、イランとの戦争によって対中抑止における米国の軍事力が弱体化しているのではないかという新たな懸念まで、日米同盟の現状についても不安を抱えている。

FTは土曜日、米国が今月、日本に対して「反撃能力」として2024年に発注した400発のトマホークミサイルの納入が大幅に遅延する見通しであると伝えたと報じた。

同盟国やパートナー国はまた、トランプ氏が北京で「140億ドル規模の台湾への武器売却パッケージは中国との交渉における良い『カード』だ」と発言したことを受け、台湾に対するワシントンのコミットメントについても懸念を強めている。

FTは金曜日、中国が台湾への武器売却パッケージを承認するかどうかについて米国が明確な立場を示すまで、エルブリッジ・コルビー国防次官(政策担当)の北京訪問を保留にしていると報じた。

在米中国大使館は習氏の発言についてはコメントしなかったが、日本の「右翼勢力」が「地域の平和の基盤を揺るがそうとしている」と述べた。「日本はまず台湾に関する誤った言動を正し、無謀な再軍備化を止め、善隣友好と平和的発展の正道に立ち返り、具体的な行動でアジアの隣国と世界の信頼を得るべきだ」と大使館は付け加えた。

日本の首相官邸はコメントを控えた。


著者:ドミトリ・セヴァストプロ(ワシントン)、ジョー・リーヒ(北京)、レオ・ルイス(東京)