2016年4月17日日曜日

なぜエリートほど大きな間違いを犯すのか?「国会事故調」元トップが明かす「ニッポンの病理」 (現代ビジネス) ; なにより、私が事故調の調査で痛感したのは、原発事故の当事者であるこの国のエリートたちの無責任さでした。 たとえば、・・・東電会長だった勝俣恒久氏。彼は聴取の間、「安全に配慮してきたつもり」といった具合に、「~だったつもり」という発言を6回もしました。また、「それは社長の仕事でした」などと、清水社長に責任を転嫁するような発言も10回を数えるなど、こちらの追及に対して正面から答えようとはせず、ひたすら逃げるばかりでした。


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責任逃れのエリート官僚

なにより、私が事故調の調査で痛感したのは、原発事故の当事者であるこの国のエリートたちの無責任さでした。

たとえば、電力会社各社の連合会である、電気事業連合会元会長で事故当時は東電会長だった勝俣恒久氏。彼は聴取の間、「安全に配慮してきたつもり」といった具合に、「~だったつもり」という発言を6回もしました。また、「それは社長の仕事でした」などと、清水社長に責任を転嫁するような発言も10回を数えるなど、こちらの追及に対して正面から答えようとはせず、ひたすら逃げるばかりでした。

一方、東電を監督・規制する立場だった政府機関の対応も酷いものでした。原子力安全委員会事務局長と原子力安全・保安院長を歴任し、原子力規制の専門家である広瀬研吉氏をヒアリングした際のことです。

 (略)

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