日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は20日、17日に「やめる」と表明した囲み取材を再開した。「市長を辞めるまで受けないわけにはいかない。期間があくと、(再開に)自分のメンツを気にしていろんな理由をつけなければならない。早く再開してしまった方がいいと(思った)」と理由を説明した。
橋下氏のこれまでの発言
橋下氏は「微妙な問題はきちんとペーパーをまとめる。特に歴史認識や慰安婦の問題は世界が目をこらして見ている」と、今後は慎重に発言する姿勢を見せた。27日に予定する日本外国特派員協会での会見でも日本語と英語で紙に考えをまとめるとし、「しっかり議論したい。間違っているところがあれば、訂正、謝罪していきたい」と述べた。石原慎太郎共同代表も会見を聴きに来るという。
橋下氏は「政党のトップとして、自分の発言によってどこかで日本全国や世界から大逆風がくることはあるだろうなと思っていた」としつつ、「日韓関係をこじらせている一番の根本は慰安婦問題だと思う。これで保守気取りの政治家が慰安婦問題についてこじらせるような発言をすることはまずなくなる」と主張した。
「不適切」と修正した米軍への「風俗業の活用」発言については「結果が良ければいい。在日米軍の司令官は緊張感を持って兵士の管理監督に努めると思う」「米軍のガバナンスの問題と沖縄で行われている人権蹂躙(じゅうりん)行為にも、アメリカはじめ世界各国しっかり目を向けてもらいたい」などと述べた。
記者達は彼がキレても取材は続けられることが分かったのだから、逆手にとって是非鋭い質問を投げかけてほしいものです。 "@kazuhirosoda: なんだよ、もう撤回かよ。記者団は取材するのを拒否しましょう。発言の機会を与えるのが間違いだ。→橋下市長が取材拒否を撤回
— 恋恋風塵さん (@koidakedeyoshi) 2013年5月20日
大誤報発言に対する謝罪もなしで再開ですか。これで分かったでしょう、取材されないで困るのは、橋下の方なんです。メディアは拒否した方がよい。→橋下氏、囲み取材を再開「受けないわけにはいかない」 - 朝日新聞 bit.ly/13DfkBi
— 想田和弘さん (@KazuhiroSoda) 2013年5月21日
すべての橋下氏のコメントをチェックできているわけではないので、教えていただきたいのですが、橋下氏は「大誤報をやられた」という発言について、撤回したり謝罪したりしたのでしょうか? この件について、メディアは橋下氏にしっかりと修正を迫っているのでしょうか?
— 中島岳志さん (@nakajima1975) 2013年5月21日
今朝の橋下氏ぶら下がり全文を読んで、愕然とした。記者はまったく橋下氏に詰め寄っていない。「無能」「バカ」と吊るし上げられる恐怖心が植えつけられているのか?メディアは橋下氏が「誤報」と指摘したことを認めるのか?→朝日新聞デジタルt.asahi.com/axjs
— 中島岳志さん (@nakajima1975) 2013年5月21日
喧嘩を売られたら買わなければならない場面もある。橋下に誤報と言われたメディアは、ぜひ喧嘩を買って、どこが誤報か、橋下に委細を尽くして説明させなければならない。書かれた文章の上での喧嘩に持ち込めば、彼のはぐらかし、はったりは通用しないはずである。メディアの上層部の見識が問われる。
— 山口二郎さん (@260yamaguchi) 2013年5月21日
メディアはこれまで橋下氏の「発言の意味内容を狭める」「前言撤回」「論点ずらし」という詭弁のレトリックを何十回も許してきました。そして今回は、当然の報道が「大誤報」と指摘され、この発言を看過しようとしています。これは言論機関としての役割の放棄です。
— 中島岳志さん (@nakajima1975) 2013年5月21日
0 件のコメント:
コメントを投稿