Liberation の記事。liberation.fr/monde/2013/05/…、橋下、石原、安倍に対するヨーロッパのリベラル派の受け止め方はだいたいこんな感じだと思います。コンテンツよりも、一市長の国内記者会見での発言を『リベラシオン』がこれだけ大きく取り扱ったことが例外的です。
— 内田樹さん (@levinassien) 2013年5月15日
これまで日本の政治家の言動に『リベラシオン』はどうコメントしているかを興味をもってフォローしてきましたが、「あまり興味がない」というのが基本的な態度でした。この1月でアメリカとヨーロッパのメディアの「日本の政治」に対する警戒心が一気に高まったのがわかります。
— 内田樹さん (@levinassien) 2013年5月15日
欧米のメディアは「日本が急激に政治的方向を変えつつある」と感じています。日本軍の非人道的行為の否定、改憲運動、議員たちの靖国集団参拝、防衛費の増額、中国韓国に対する排外主義的言動・・・すべてが同じ方向に向かっているという理解です。外からははっきりそう見えるでしょう。
— 内田樹さん (@levinassien) 2013年5月15日
最初に安倍内閣への不安を提示したのはニューヨークタイムズ、ワシントンポストというアメリカの新聞でした。今、世界中の新聞が「橋下発言」を大きく報道しているのは、安倍政権が隠蔽しつつ目指している方向が維新の会の露悪趣味的な共同代表によってはしなくも露呈したと判断したからでしょう。
— 内田樹さん (@levinassien) 2013年5月15日
橋下発言が政治的に重要なのは、それ自体がユニークなものだったからではなく、このような発言をする人物の政治的同盟者であり続けているという事実が安倍首相の「本音」を国際社会に暴露したことです。今後しばらく国際社会では、中韓を退け、日本を支援する国は出てこないでしょう。
— 内田樹さん (@levinassien) 2013年5月15日
今回の橋下発言は間違いなく日本の国際社会における信頼と評価を大きく損ないました。「公益および公の秩序に反する」言論については表現の自由を認めないというのが自民党改憲草案でしたが、この発言については改憲派からは「国益を損なうから黙らせろ」という要求がありません。なぜ?
— 内田樹さん (@levinassien) 2013年5月15日
たぶん「橋下発言は別に公益も公の秩序も損なっていない」というご判断なのでしょう。では、これからあとこれを「前例」としてよろしいということですね。世界中のメディアと多くの公式機関からの轟々たる批判を招くような発言をしても「公益と公の秩序」には何の影響もないからオッケーと。
— 内田樹さん (@levinassien) 2013年5月15日
では、いったい「公益性」ということは何を基準に判断するのですか?ひろく国際社会から「日本人そのものの倫理性や歴史感覚」を疑わせる言動をしたことが公益に反しないのだとしたら、何が公益に反する行為とされるのですか?
— 内田樹さん (@levinassien) 2013年5月15日
ほんとに"@kazuhirosoda: 一部の自民党議員やマスコミなどから、橋下発言について「なぜ今の時期にああいう発言をするのか」という趣旨の批判が出ているのだが、時期の問題なのか?時期の問題だとすれば、内容的には賛同するということなのか?そのへんが知りたい。"
— 内田樹さん (@levinassien) 2013年5月15日
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