2016年4月10日日曜日

ファーストリテーリング5年ぶり営業減益、ユニクロ「通常価格を単純低価格に戻す」 現代の国民服」ユニクロの売上低迷はアベノミクス失敗を意味するか? (ニューズウィーク日本版)


柳井正会長兼社長は会見で、不振が目立つ国内ユニクロ事業について「粗利益率の低下と経費のコントロールが課題」と指摘。経費削減の徹底に加え、経営スピードを上げるため組織改革を実施することを明らかにした。「人員は足りないくらいなので減らすことはない。組織の形を大幅に変える」という。

ユニクロが失速した原因に値上げがあったのではないかとの指摘に対しては「顧客ニーズを考えると、今の時代は価格と品質、ファッション性すべてが両立しないといけない」と説明。「1990円とか2990円とか単純なプライスに戻したい」と述べ、「できるだけ週末限定(のセール)はせずに、通常の価格をできるだけ低く売っていく」と戦略を見直す考えを示した。

一方、足元の消費動向について「決して良くなく、むしろ悪い。現状は給与があまり上がっておらず、モノは少し上がり始めているので、これはまずいのではないか」と厳しい見方を示した。

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