317 できるだけ屈折している人が…
鷲田清一2016年2月21日05時00分
できるだけ屈折している人がいい……光がいったときには、普通の人の屈折率よりも違うふうに光が入って、演劇が立ち上がるんだ。
蜷川幸雄
世の習いにうまく合わせられない人、生き方がこじれている人のほうが、演出に対し複雑に反射するので、演技は厚くなる。どこか時代の影がさすところもあり、演技に独特の綾(あや)が生まれると、演出家は言う。俳優について語っているのだが、人生というドラマにおいてもきっと同じことが言えるはず。「蜷川幸雄の稽古場から」より。(鷲田清一)
押し入れからようやく見つけた。わたしが最も自戒を込めて読んでしまった蜷川幸雄さんのエッセイがあるので、置いておきますね。2014年の朝日新聞です。 pic.twitter.com/4rGreugMnt— 尾崎 (@ozaki_u_u) 2016年5月13日
https://t.co/dEhzzaOY6N 「世界のニナガワ」として国際的にも高く評価された舞台演出家の蜷川幸雄さんが12日、東京都内の病院で死去しました。在りし日の蜷川幸雄さんを写真特集で。 pic.twitter.com/1iqcrjAmrC— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) 2016年5月12日
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