北の丸公園 2013-12-20
*昭和18年(1943)
2月16日
・広州湾防衛日仏現地協定調印。
日本軍、広州湾へ上陸。栗山茂仏特派大使府事務総長・ドクー仏印総督、広州湾進駐に関する公文交換(ハノイ)。
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2月16日
・ソ連軍ハリコフ占領
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2月16日
・連合軍『ガナーサイド(砲手の側)』作戦(リュカンの重水素工場破壊作戦)
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2月16日
・フランス、ヴィシー政府、強制労働局設置、強制労働徴用
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2月17日
・~26日。独『除去』作戦(ヴェルキエ・ルーキ(モスクワ西方)からの撤退作戦)
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2月18日
・出版事業令公布
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2月18日
・独、ゲッベルス、総力戦布告演説、ベルリン、スポーツ宮殿、ベルリン大管区集会
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2月20日
・兵役法中改正案、可決、朝鮮での徴兵制が早められる
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2月21日
・連合軍、ルッセル島上陸
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2月21日
・連合艦隊司令部、大和から武蔵に、トラック島
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2月21日
・日本軍、広州湾フランス租借地に進駐。
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2月22日
・カリ塩配給統制規則公布
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2月22日
・独軍のマンシュタイン将軍、ソ連軍の反撃に逆襲
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2月22日
・独の反ナチス抵抗運動「白ばら」代表ショル兄妹・ハンス・ショル(24)とゾフィー・ショル(21)、ナチスに処刑。
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2月23日
・陸軍省、「撃ちてし止まむ」のポスター5万枚配布
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2月23日
・英米名の雑誌が禁止。
「サンデー毎日」→「週間毎日」、「エコノミスト」→「経済毎日」、「キング」→「富士」、「オール読物」→「文芸読本」など。
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2月24日
・インド政庁、インド独立連盟などからのガンジー(74)釈放要求拒否
インド全土に釈放要求運動・反英運動拡大
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2月25日
・日本海軍、特別根拠地隊編成、ナウルーオーシャン一帯防備
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2月26日
・荒木郁子(54)、没。「手紙」(「青鞜」明治45年4月号)で姦通を肯定的に取上げ発禁処分を受ける。
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2月26日
・アメリカ第12空軍が目標に地中海海上の船舶を加える
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2月27日
・戦時高等司令部勤務令改正、軍司令官の行政統轄権の禁制、参謀部の政務主担任部署の廃止
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2月27日
・この日決定の参謀本部「世界情勢判断」、米英の主反攻を昭和十八年以降と予測。
各国の情況。
「米の戦争遂行能力は一両年中に概ね頂点に達するならん。但し海軍力は、昭和二十一年頃迄更に上昇すべし」「英の戦争遂行能力は、差当り概ね現状を維持すべし」「独は概ね現国力を維持し得べし」「伊の戦争遂行胆力は独に依存する所少なからざるもムッソリーニの政治力は依然強固なるを以て現情勢に於ては其の戦力維持に大なる困難なかるぺし」
急いで作成した為、かなり雑。
米国の海軍力を「昭和二十一年頃迄」という期限も、具体的根拠はない。
海軍側案は、「更に上昇すべし」であったが、陸軍省軍務課が、それでは米海軍が無限に強力となる印象を受け、今後海軍側に資材配分面で有利な口実を与えると反対し、昭和二十一年という枠をはめる(「機密戦争日誌」2月26日)。
大本営政府連絡会議でも、見方が甘い、「戦争指導方針に再検討を加うる要」あるとの意見が出る(2月28日)。
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2月27日
・臨時製塩地等管理令
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2月27日
・中野五郎「祖国へ還る」、流言の元であるとして発禁
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2月27日
・「ハントの山峡」の戦い
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2月28日
・安達二十三中将以下第18軍司令部・第51師団(中野英光中将)6,891人、ラバウル発、ラエ、サラモア目指す。
参謀本部は、ニューギニアがガ島同様の消耗戦の戦場になることをおそれるが、米軍がニューギニア北岸沿いにフィリピンを狙うことを懸念し、華南、朝鮮、華北から第18軍麾下に入った第51師団(中野英光中将)、第20師団(青木重誠沖将)、第41師団(阿部平輔中将)を投ずることにし、2月中旬迄に、第20師団はマダン、第41師団はウエワクに展開を終え、「八十一号作戦」の名のもとに、ラエ、サラモア守備を担当する第51師団の輸送を行う。
山本連合艦隊司令長官も、連合軍にニューギニア東岸への進出を許せば、ラバウルが脅威を受けるため、事態を重視し、木村昌福少将の第3水雷戦隊(駆逐艦8隻)を護衛にあて、ラバウルの陸海軍機の殆ど総力である約200機を動員。
輸送船8隻に第51師団主力6891・海軍陸戦隊約400・弾薬糧食約2500トンを積み、安達中将以下第18軍司令部も駆逐艦に乗り、午後11時ラバウル発。
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2月28日
・ノルウェー・コマンド、ノルスクにあるドイツの重水工場を破壊
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2月28日
・グーデリアン、機甲部隊の再編成
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下旬
・英、ロンドン、ポーランド亡命政府、戦前の国境線を固執する声明、ソ連はポーランド人・ウクライナ人・白ロシア人の民族的統一承認拒否と非難
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