2015年1月31日土曜日

横浜市戸塚区からの富士山 雪の日の翌日の今日は快晴 でも残念、イマイチ富士山 2015-01-31

1月31日
雪の日の翌日の今日は快晴。
すっきりとした青空なので、富士山もさぞや美しかろう・・・、と思ったが、
ウ~ン残念、今日はイマイチの富士山であった。

▼朝9時過ぎ

▼お昼12時過ぎ

▼お昼2時過ぎ

ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』を読む(117) 「第18章 吹き飛んだ楽観論-焦土作戦への変貌-」(その1) : 「自由貿易は「前代未聞の富を創出」したが、「多くの人々に対して即座にマィナスの影響」を及ぼした。それは「労働者の解雇を必要とするとともに、国際貿易への市場開放は伝統的小売業者や貿易の独占業者に対する膨大な圧力となった」。こうした変化すべてが「収入格差の拡大と、社会的緊張の増大」をもたらし、その結果・米企業に対するテロ攻撃を含むさまざまな攻撃へとつながる可能性がある・・・」

北の丸公園 2015-01-29
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第18章 吹き飛んだ楽観論
-焦土作戦への変貌-

イラクは中東最後の大いなる末開拓地だ。(中略)イラクではこれまでに掘削された油田の八割で石油が発見されている。
 -デイヴィツド・ホーガン、アイルランド石油企業ペトレル最高経営責任者(二〇〇七年一月)

イラクでの負の結果招来を事前に認識していた人物:イラク政策の実行者ポール・プレマー
 二〇〇一年二月にテロ対策企業クライシス・コンサルティング・プラクティスを立ち上げた際、彼(プレマー)はクライアントに向けた事業趣意書のなかで、なぜ多国籍企業が国内外でテロ攻撃にさらされるリスクが増大しているのかを説明している。

 「国際ビジネスにおける新たなリスク」と題するこの趣意書によれば、クライアントであるエリート企業が直面する脅威が拡大している原因は、それらの企業に莫大な富をもたらした経済モデルにあるという。自由貿易は「前代未聞の富を創出」したが、「多くの人々に対して即座にマィナスの影響」を及ぼした。それは「労働者の解雇を必要とするとともに、国際貿易への市場開放は伝統的小売業者や貿易の独占業者に対する膨大な圧力となった」。こうした変化すべてが「収入格差の拡大と、社会的緊張の増大」をもたらし、その結果・米企業に対するテロ攻撃を含むさまざまな攻撃へとつながる可能性があるというのである。

軍事的・経済的ショック療法をあてにしたアーミテージの誤算
 イラクにおける軍事的および経済的ショック療法の筋書きをもっとも端的に述べているのは、リチャード・アーミテージ元国務副長官だ。

 いわく、イラク国民はアメリカの軍事力に圧倒されると同時にフセインがいなくなったことに心底から安堵するはずだから、「A地点からB地点へと容易に導くことができるだろう」と。そして数ヵ月もすれば、戦後の混乱から立ち直ったイラク人は、アラビア版シンガポールの世界 - 市場アナリストたちは興奮気味に「チグリスの虎」と呼んだ - を嬉しい驚きとともに享受するだろうという。

 ところが予想に反して、多くのイラク人は戦後ただちに自分たちの国をどう改革するかについて、発言権を要求した。そしてこの予想外の展開に対するブッシュ政権の対応が、最大のしっぺ返しを招くことになったのである。

破棄された民主主義
 イラク国民の民主主義への熱狂とプレマーの経済政策に対する明確な反対表明が、ブッシュ政権を困難な立場へと追いやることになった

 イラク侵攻後の二〇〇三年夏、バグダッド市民は日々の困難に見舞われながらも政治参加への熱い思いをたぎらせ、街は祝祭的とも言うべき熱気であふれていた。・・・

 夏の間、グリーンゾーンのゲートの外では連日抗議デモが行なわれたが、参加者のほとんどは職場への復帰を要求する労働者だった。新たに創刊された何百もの新聞は、プレマーや経済政策への批判記事を紙面に満載した。金曜礼拝では宗教指導者が説教のなかで政治に言及した・・・

 ・・・市民の熱狂を集めたのは、国内各地の市町村で自然発生的に始まった選挙だった。・・・人々は自ら市民集会を開き、新たな時代における市民代表者としてのリーダーを選出した。サマラ、ヒラ、モスルなどの各都市では、宗教指導者、世俗派の各専門家、部族代表者らが集い、宗派対立や原理主義台頭といった最悪の事態を招かないよう、地元の復興を優先することで一致団結した。・・・

 多くの場合、米軍もこうした動きを後押しした。イラクに軍隊を送ったのは民主主義を広げるためだというブッシュ大統領の言葉を信じ、米軍は投票箱を作るまでして選挙の実施に手を貸した。

民主主義実現の約束を反故にし、南米方式に回帰する
 アメリカ政府は、占領開始から数ヵ月以内に国民が選出したイラク新政府に権限を移譲し、政策決定には即イラク人を参加させるという思い切った約束をしていた。

 ところがその占領後最初の夏、・・・イラク国民の経済ナショナリズムが - とりわけ貴重な国家財産とみなされている石油資源に関しては - あまりに強固であることが明白になったのだ。
そこで米政府は民主主義実現の約束を反故にしたばかりか、ショックのレベルをさらに引き上げるよう命じた。・・・

 この決断によって、完全な自由市場経済を目指す改革運動は、その出発点である南米諸国で採用された方式へと回帰することになる。民主主義を暴力で抑え込み、反対する者を片っ端から連行して拷問を与えることによって経済ショック療法を強行する、という原点に立ち戻ったのである。

「暫定評議会」構想から「統治評議会」構想へ縮小し、更に「統治評議会」から統治権限を剥奪する
 プレマーがバグダッドに赴任した時点でのアメリカ政府の計画は、イラク社会のあらゆる部門の代表を集めた大規模な制憲議会を招集し、イラク人代表者に暫定評議会のメンバーを選出させるというものだった。ところがバグダッドに到着してわずか二週間後、プレマーはその構想を破棄し、「イラク統治評議会」のメンバーを自ら選ぶことを決定する。

 さらにプレマーは、イラク統治評議会に統治権限を持たせるという当初の考えもまた途中で覆した。のちに彼は、・・・評議会のメンバーは議論ばかりしていてちっとも先に進まなかったと説明している。

地方選挙中止を命じ、米軍が市町村指導者を任命
 赴任からわずか二ヵ月目の六月末、プレマーは地方選挙をただちに中止するように指令を出す。
統治評議会メンバーと同じく地方自治体の指導者も占領当局が指名するという新たな決定が下された。
これによって、イラクの最大宗派であるシーア派の聖地ナジャフで決定的な対立が生じる。
ナジャフでは米軍の協力を得て市全体の選挙を行なう準備をしていたが、選挙登録日の前日になって責任者の米軍中佐のもとにジム・マティス海兵隊少将から電話が入った。「選挙は中止しなければならなかった。プレマーは反米イスラム教徒の候補者が勝つことを懸念していた。・・・安全と思われるイラク人グループを選んで、その連中に市長を決めさせるようにとの指令が海兵隊に入っていた。・・・」と、『ニューヨーク・タイムズ』紙記者マイケル・ゴードンとバーナード・トレイナー元海兵隊中将は、イラク侵攻のもっとも信頼できる軍事的分析とみなされる共著書『コブラⅡ』のなかで書いている。
けっきょく米軍はフセイン時代に陸軍大佐だった人物をナジャフ市長に任命し、イラク全土のその他の市町村でも同様に指導者を任命した。

*アメリカの掲げる「バース党解体」がイラク国民の激しい怒りを招いた理由のひとつはここにあった。下級兵士全員が職を失い、出世するためには党員にならざるをえなかった教師や医師も解雇された一方で、それまでさんざん人権を蹂躙してきたバース党の軍高官に、市町村に秩序をもたらす役割が与えられた。

私は民主主義に反対しているわけではない(プレマー)
 プレマーは、民主主義を「全面的に禁止するようなことはいっさいなかった」と主張する。
「私は民主主義に反対しているわけではない。ただ、われわれの懸念を考慮に入れたやり方を取ろうとしただけだ。(中略)選挙を拙速に行なえば、破壊的な影響が出る恐れがある。慎重に行なわなければいけない」

イラク国民の最後の望み、国政選挙も白紙撤回
 プレマーは地方選挙の中止を命じたあと、二〇〇三年一一月に帰国してホワイトハウスでいくつかの秘密会議に出席し、バグダッドに戻ってくると国政選挙の白紙撤回を発表した。イラク初の「主権」政府は、国民の選挙ではなく任命によって決められるというのだ。

共和党国際研究所の調査結果
 この一八〇度の方針転換は、同時期にワシントンに本部を置く共和党国際研究所がイラクで行なった調査結果と関係がある可能性が高い。
 もし投票できるとしたらどんな政治家を選ぶかという質問に対するイラク国民の回答・・・。四九%のイラク人が「公務員の職を増やす」と公約した政党に投票すると答えたのに対し、「民間部門の職を増やす」と公約した政党に投票すると答えた者はたった四・六%だった。「治安が回復するまで連合国軍がとどまる」ことを公約した政党に投票すると答えた者もわずか四・二%にすぎなかった。

 要するに、もしイラク国民が次の政府を自由に選ぶことができ、その政府が実質的な権力を握れば、米政府はこの戦争の大きな目的のうちの二つ - イラクに自由に米軍基地を展開すること、そしてイラクをアメリカ多国籍企業のために全面的に開放すること - を達成できなくなるということだ。

プレマーの反民主主義的政策と反米武装勢力による攻撃激化の関係
 占領後イラクに赴任した国連外交官のサリム・ローンは、プレマーが最初に下した反民主主義的な決断がきわめて重要な意味を持っていたとふり返る。

「イラクで最初に外国人が大規模な攻撃を受けたのは、二〇〇三年七月にアメリカが最初のイラク人による指導機構である統治評議会のメンバーを選んだ直後のことだ。ヨルダン大使館が爆撃され、次にはバグダッドの国連事務所が爆破されて罪のない多くの人が死んだ。(中略)評議会メンバーの構成と、国連がその評議会を支持したことへのイラク国民の怒りが明らかに感じられた」と、このときの攻撃で多くの友人や同僚を失ったローンは言う。

裏切られたシーア派
 プレマーが国政選挙を白紙撤回したことは、イラクのシーア派にとって苦々しい裏切りだった。フセイン時代に何十年にもわたって弾圧されてきたシーア派は国内の多数派であり、選挙が行なわれれば勝利は確実だったからだ。当初はそのシーア派の抗議行動も、平和的なデモ行進という形を取っていた。バグダッドでは一〇万人、バスラでは三万人がデモに繰り出し、・・・。

 イラクのシーア派指導者ナンバー・ツーであるアリ・アブドゥル・ハキム・アルサフィはブッシュ大統領とブレア首相に宛てた書簡のなかで、「この移行プロセスにおける私たちの主要な要求は、任命ではなく選挙によって立憲政府を成立させることです」と書き、プレマーの計画は「ひとつの独裁体制を別の独裁体制と入れ替えることにほかならず」、もし米英がそれを強行すれば、勝ち目のない戦いに直面することになるだろうと警告している。だがブッシュとブレア・・・はイラク市民のデモ行進を民主主義が開花した証だと称賛する一方で、イラク新政権を任命する計画を強引に推し進めたのだ。

サドル師の影響力増大
 シーア派内の他の主要グループは任命による暫定政権に参加し、占領当局が起草した暫定憲法を甘受することを決めたが、サドル師はそれに反旗を翻して占領当局のやり方や暫定憲法を正当性を欠くものだと非難し、プレマーを公然とサダム・フセインになぞらえた。これと並行して、(ムクタダ・アル・)サドル師はマフディ軍の増強にも本腰を入れた。平和的な抗議がなんら功を奏さないことがわかると、少なからぬシーア派信者は、多数決による民主主義を実現させるためには実力で戦い取るしかないと確信するようになる。

 もしプッシュ政権が、イラク国民が選んだ政府にただちに主権を移譲するという当初の約束を守っていれば、抵抗勢力の反乱も全土に広がることなく小規模にとどまった可能性は十分にある。・・・したがってアメリカによる民主主義の否定がもたらした暴力的な波紋もまた、イデオロギー上のしっぺ返しのひとつである。
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朝日の複数記者、外務省が退避要請のシリア入国 (読売新聞) ← 読売、ナニ、ボヤボヤしとるの!

読売新聞
朝日の複数記者、外務省が退避要請のシリア入国
2015年01月31日 13時33分

 イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループによる日本人人質事件で、外務省が退避するよう求めているシリア国内に、朝日新聞の複数の記者が入っていたことが31日分かった。

 同省は21日、日本新聞協会などに対し、シリアへの渡航を見合わせるよう強く求めていたが、朝日のイスタンブール支局長はツイッターで、26日に同国北部のアレッポに入り、現地で取材した様子を発信していた。

 朝日新聞社広報部は「イスタンブール支局長はシリア政府のビザを取得したうえで、取材のために入っている。記者は当初の予定・計画に従って行動・取材をしている」と回答。同省から記者を出国させるよう要請があったかについては「回答を差し控える」としている。

福島第1原発事故、収束という言葉を使う状況にない=安倍首相 (ロイター)

ロイター
福島第1原発事故、収束という言葉を使う状況にない=安倍首相
2015年 01月 30日 16:10 

[東京 30日 ロイター] - 安倍晋三首相は30日午後の衆議院予算委員会で、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第1原子力発電所の事故について、「収束」という言葉を使う状況にはないとの認識を示した。

高橋千鶴子委員(共産)の質問に答えた。

安倍首相は福島第1原発の状況について「汚染水対策を含め、廃炉、賠償、汚染など課題が山積している」としたうえで「今なお厳しい避難生活を強いられている被災者の方々を思うと、収束という言葉を使う状況にはない」と語った。

また同原発で死亡事故が連続して発生していることについて「極めて遺憾だ。政府としても再発防止策の徹底を図り、安全確保を大前提としつつ、迅速に汚染水対策を進めるよう東電を指導していく」と語った。

福島第2原発を廃炉とするかどうかについては「今後のエネルギー政策の状況や新規制基準への対応、地元の意見などを総合的に勘案しながら、事業者が判断するものだ」との見解を示した。

(石田仁志)

1月30日 トマ・ピケティ氏、「民主主義は闘争。誰もが関わらなければならない」と日本の若者にメッセージ (BLOGOS ニコ生)


BLOGOS
トマ・ピケティ氏、「民主主義は闘争。誰もが関わらなければならない」と日本の若者にメッセージ

30日午後、来日中の経済学者、・トマ・ピケティ氏がニコニコ生放送に出演、萱野稔人氏(津田塾大学教授)と日本と世界経済の今後について語り合った。

番組は、視聴者からの質問にピケティ氏が回答する形で進み、最後はピケティ氏が日本の若者に「戦ってください。民主主義というのは戦いです」とエールを送った。番組の様子を書き起こしでお伝えする。

(以下、タイトルのみ)

過去の歴史を見れば格差が成長に寄与しなかったことがわかる

どんな場合でもトリクルダウンが起こるわけではない

民主主義は闘争。誰もが関わらなければならない





1月31日 ピケティ記者会見 : ピケティ氏「若い人たち優遇の政策を」 (NHK)

NHK
ピケティ氏「若い人たち優遇の政策を」
1月31日 13時02分

来日中の、格差の拡大を論じた著書で知られるフランスの経済学者、トマ・ピケティ氏が31日に東京都内で会見し、日本でも格差拡大を抑えるために、累進課税を強化するなど、若い人たちを優遇するような政策をとるべきだという考えを示しました。

トマ・ピケティ氏が書いた「21世紀の資本」は、20か国以上の納税記録などの膨大なデータを分析して資本主義の下で格差が拡大したことを実証しようとしたもので、世界で100万部以上が売れたとされています。
また、日本語版も先月の発売以来13万部販売されるなど、700ページを超える経済専門書としては異例のベストセラーとなっています。
日本記者クラブで会見したピケティ氏は、日本などで格差に対する関心が高まっている理由として、「多くの人たちが、統計を見るまでもなく、富裕層のほうが中間層などよりも所得が増えていると感じている。とりわけ成長率が低い国では不平等を感じるのだ」と述べました。
さらにピケティ氏は「日本は、アメリカほどの極端な格差はないが、若い世代は富へのアクセスが難しくなっている。所得の低い人たちの税を低減し、富を蓄積した世代の所得税や不動産税を増大するなど、若者を利する政策をとるべきだ」と述べて、累進課税や教育支援の強化などを通じて、所得格差の拡大を抑制すべきだという考えを示しました。

民主党幹部が、ピケティ教授と懇談した、と記事が出ている。ピケティ教授は、消費税増税には否定的な考え方を示している。格差を是正し、公正な社会を作るというのであれば、民主党は消費税増税に関し自己批判をせねばなるまい。社会保障は削減されているのだから。 — 川内 博史


週刊文春、そりゃあんまりヒドイでしょ! : 後藤さんのあら探しをしていた文春が誤報だそうです。 "@MetalGodTokyo: 【特報】 週刊文春が伝えた「後藤健二氏は風俗経営していた」は同姓同名の別人だった!その本人が解説。


本当にあった後藤健二の話


1月30日 トマ・ピケティ講演「格差・税制・成長 『21 世紀の資本』の射程を問う」 @日仏会館 / 仏経済学者ピケティ氏、日本や世界の格差拡大を語る 「累進税で再分配を」 (THE PAGE)


トマ・ピケティ講演「格差・税制・成長 『21 世紀の資本』の射程を問う」 
Thomas Piketty lecture on Capital in the Twenty-First Century
〈講演会の概要〉

【日時】
30日 午後5時開始

【内容】
1.トマ・ピケティ氏による、著書『21世紀の資本』の紹介
2.橘木俊詔氏(京都大学名誉教授、京都女子大学客員教授)を交えて、以下の3つの論­点を議論。

(1)ピケティの「21世紀の資本」は、1970年代末以降の日本の格差の変遷を説明­できるか。
(2)税制に関するピケティの提案は、日本において、どのような形で実施可能であるか­?
(3)日本のような成熟期にある経済の望ましい成長の態様について、どのように考える­べきか。

【対談者】
橘木俊詔(京都大学名誉教授、京都女子大学客員教授)

【司会】
セバスチャン・ルシュヴァリエ(フランス社会科学高等研究院)

THE PAGE
仏経済学者ピケティ氏、日本や世界の格差拡大を語る 「累進税で再分配を」
2015.01.30 22:00

 フランスの経済学者、トマ・ピケティ氏が来日し、30日に東京の日仏会館で講演を行った。京都大学の橘木俊詔(たちばなき・としあき)名誉教授とともに、世界で格差が拡大している現状、それを再分配して解決するための方法について議論した。

 ピケティ氏は、米国や欧州の事例を歴史的に振り返り、例えば米国では「現在は1920年代よりも富の集中が高い水準で、4%の人に集中している」と、一部の富裕層に富が集中する傾向がより強まっていると指摘。こうした「格差」はレーガン以降の米国では特に加速しているという。欧州でも格差は拡大しているが米国ほどではなく、日本の格差はこの米国と欧州の間くらいになると語った。

 橘木氏も、先進国で貧困率が一番高いのは17%の米国で、2番目は日本とのデータを示し、「日本は世界2番目の貧困大国。15%の人が貧困にあえいでいる不平等な国」と語った。ちなみにフランスは7%程度と低い水準になっている。

 ピケティ氏は、累進税を強化して再分配を進めるべきだと主張する。「いろいろな方法で再分配はできるが、やはり累進的な税制度ではないかと思っている。同時に格差はどう生まれるか。観察結果にそれを合わせる」と語った。

 具体的には、「所得の高いトップグループが年6、7%くらいで成長しているならどういう税制が必要か。逆にトップが1、2%しか伸びていなければ、経済成長率と同程度なのでそれほど累進的な課税でなくてもいい。だからこそ透明性が必要」と、格差の状況に合わせて政策を実行していくべきだと説明した。

 日本が、北欧のような福祉国家を目指して消費税率を25~30%にしていくことには「それで解決されるわけではない」と否定的で、日本の税制は「世代間のリバランスをすること」が大事だという。「若い世代は相続資産がない。労働所得がなく賃金も上がらない。財産形成をすること出来ない」からで、若い世代の低中所得者の税率を下げ、トップの所得の税率を上げるべきだと語った。

 ピケティ氏が提唱している「グローバル資本課税」については、「実現可能性はもちろんある」としながら、「国レベルでできることがある。財産、富への課税はどこでもやっている」と語った。「不動産には財産税がかけられるが、なぜ金融資産にはかけられないのか。税金は数百年以上前に導入されたが、その当時は資産は不動産だった。それが理由。それを変えてこなかった」と説明し、21世紀の実情に合った税制が必要だと提言した。



1月29日ピケティ講演 : 日本経済については「低成長が続くなかで、過去に蓄積した富が不平等につながる」と指摘(日経新聞) / 金融緩和に対する批判的な見解を表明(池尾和人) / 「日本は所得格差を縮めるために富裕層に重課税を」(JAPANTIMES) / 「不平等」って言葉を日本では格差って言うけど、不平等って言う場合は民主化の問題含む。その大切さがわかった気がします。 / 「21世紀の資本」著者ピケティ氏がアベノミクスに“ダメ出し”(日刊ゲンダイ)




三越伊勢丹の4~12月期、純利益8%減 消費増税で販売苦戦 (日経新聞)

日経新聞
三越伊勢丹の4~12月期、純利益8%減 消費増税で販売苦戦
2015/1/30 17:23

 三越伊勢丹ホールディングス(3099)が30日発表した2014年4~12月期の連結決算は、純利益が前年同期比8%減の180億円だった。消費増税で家計が圧迫され、地方を中心に販売が苦戦した。夏場の台風など天候不順も影響した。

 売上高は3%減の9412億円、営業利益は11%減の264億円だった。個人消費の回復遅れに加え、今期からカタログ通販事業の収益を持ち分法適用会社に移したことも約200億円の減収要因となった。

 15年3月期通期の業績は従来予想を据え置いた。純利益が6%減の200億円を見込む。通期の純利益予想に対する4~12月期の進捗率は90%だった。

 売上高は3%減の1兆2800億円、営業利益は1%増の350億円と4期連続で最高益の見通し。「足元の販売が回復傾向にあるうえ、宣伝費などのコスト削減を進めており、通期の営業最高益は実現できる」(同社)とする。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

1月30日 緊急アクションFREE KENJI!1月30日18時30分~@首相官邸前 (ツイッター写真) 呼びかけ人:池田香代子、鎌田慧、香山リカ、豊田直巳、森達也、他





「米国は“テロリストに譲歩しない”と言っているが、実は昨年6月にアフガンの反政府武装勢力・タリバンに拘束された米兵(バーグダール軍曹)を解放してもらうため、収監中のタリバン幹部“5人”を人質交換で釈放していた」 → ホワイトハウスの報道官記者会見で人質交換について矛盾が噴出、、炎上、、。ホワイトハウスは、日本とヨルダンのイスラム国に対する人質交渉問題で、日本政府とヨルダンの方針を容認する姿勢に変わった。     


NHK経営委員 : 百田氏が退任へ (毎日新聞) ← 罷免じゃないのか? 任命責任を問え! 籾井はまだか?

NHK経営委員:百田氏が退任へ
毎日新聞 2015年01月31日 07時00分(最終更新 01月31日 09時29分)

 作家の百田(ひゃくた)尚樹氏(58)が、来月末の任期満了をもってNHKの経営委員(定数12)を退任することが30日、分かった。複数の関係者が明らかにした。政府は百田氏を含む4人の経営委員の人事案を来月上旬にも国会に提示、衆参両院で同意を得たい考えだ。

 百田氏は2013年11月、前任者の残り任期を引き継ぐ形で就任。この間、昨年2月には東京都知事選の街頭演説で、南京大虐殺はなかったとの持論を展開。応援している候補以外の候補について「人間のクズみたいなやつ」と発言したほか、同年9月には死去した社民党元党首の土井たか子元衆院議長について、短文投稿サイト・ツイッターで「売国奴」などと表現するなど問題発言を繰り返してきた。

 問題発言を受けて、経営委員会は「一定の節度を持った行動」を申し合わせた。百田氏をめぐっては市民団体のほか、与党内からも辞任を求める声が出ていた。関係者によると百田氏は、政府サイドから再任を求められたが、辞退したとされる。

 また百田氏は、昨年亡くなったタレント、やしきたかじんさんの闘病生活を描いた著書が事実に反するとして、やしきさんの長女から出版差し止めを求めて提訴されている。【望月麻紀、須藤唯哉】

「週刊プレイボーイ」が辺野古からのリポート。安倍政権の沖縄における蛮行がエスカレートしている

2015年1月30日金曜日

【Live】CNNは「イスラム国の人質たちにとっての希望が急激に消え去っている」との記事を掲載。後藤健二さんの解放なるか。ライブブログを実施中です。 — ハフィントンポスト日本版

TPP交渉 “コメ輸入 一定量増やむをえず” (NHK) ← アメリカが満足する「一定量」って?

NHK
TPP交渉 “コメ輸入 一定量増やむをえず”
1月30日 15時19分

甘利経済再生担当大臣は閣議のあと記者団に対し、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の日米の2国間交渉で、アメリカが主食用のコメの輸入拡大を求めていることについて、交渉妥結に向けて輸入量を一定程度増やすのは、やむをえないという認識を示しました。

TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡っては現在、ニューヨークで交渉参加12か国の首席交渉官会合が行われているほか、日米両政府は来月2日からワシントンで、事務レベルの協議を再開することにしています。

これに関連して、甘利経済再生担当大臣は閣議のあと記者団に対し、日米の2国間交渉でアメリカが主食用のコメの輸入拡大を要求していることについて、「農産物5項目の中でもコメは象徴的な存在で、政治的にいちばんセンシティブ=配慮すべき項目だ」と述べました。そのうえで、甘利大臣は「センシティブな案件について、すべての国が一歩も踏み出せないということならば、交渉自体が成り立たない。主張をしっかり伝え、譲歩する範囲をできるだけ小さくして決着させるということがすべてだ」と述べ、交渉妥結に向けて主食用のコメの輸入量を一定程度増やすのは、やむをえないという認識を示しました。

また甘利大臣は、牛肉や豚肉の関税の取り扱いについて、「TPPはパッケージで合意する交渉なので、日米間の議論の中で、いろいろな数字が出てくると思うが、すべてが確定したということではない」と述べました。

非製造業6%減益、消費低迷響く 4~12月期決算 (共同) : 「小売りが17・2%減」

47ニュース
非製造業6%減益、消費低迷響く 4~12月期決算
主要 経済 2015/01/30 20:51【共同通信】

 上場企業の2014年4~12月期決算発表が30日、ピークを迎えた。SMBC日興証券のまとめによると、29日までに発表を終えた東京証券取引所第1部の上場企業のうち、非製造業全体の稼ぐ実力を示す経常利益の合計は前年同期比6・1%減だった。14年4月の消費税増税で消費が冷え込んだことが響いた。

 金融や電力・ガスを除いて集計した全155社では12・8%増と増益を確保した。円安の恩恵を受けた製造業は24・1%増と好調で、業種によって明暗が分かれた。

 非製造業では、円安に伴う物価高も消費者の節約志向を強め、小売りが17・2%減だった。

今夜の報ステ。こんな言葉づかいでいいのか?「後藤さんの奥さんのルートを使って犯人側に働きかける考えは?」と問われた菅官房長官。間髪を入れずに「ありません!」と切り捨てた。・・・— 山本宗補

1月30日 雪 晩ゴハンは外ゴハン 鎌倉「みねもと」東戸塚店 2015-01-30

1月30日
朝から予報通りの雪。
ま、ワタクシの場合、今年は、元日から京都で大雪の洗礼浴びてるんで、今日くらいの雪では驚かないけどね・・・。
・・・など言いながら、今日は、雪の予報もあったんで、会社お休みした。
まだ年休30日近くあるんだし、たまにゃイイデショ。

で、晩ゴハンは外ゴハン。

次男は、またまたお仕事。
ウィークデイだから普通だけど、夜11時の今もまだ帰宅せず。昨日は12時過ぎのご帰宅だったし・・・。

なので、今晩は、長男いれて3人で近くのお店に。

あ・・・、長男は、ウィークデイだけどたまたま家にいた。
このヒト、近所では自由業みたいに思われてるかも知れないけど、一応、これでダイガクの教員なんですゥ。(真正自由業かもね)

お店は、創業大正13年という鎌倉に本店のある「みねもと」というお店の東戸塚店。

蕎麦と丼の変形・バラエティ(「創作」というらしい)のお店で、なかなかグゥ。

以下、例によって食した一覧。







安倍首相「沖縄県知事にしっかり対応」 (産経新聞) : 「衆院選があり、今まで私や菅義偉官房長官も面会する機会はなかったが、政府としてはしっかりと対応している」と強調 ← 安倍晋三、こういうウソを公衆の面前で平気で言えるオトコ!

YAHOOニュース
安倍首相「沖縄県知事にしっかり対応」
産経新聞 1月30日(金)15時39分配信

安倍晋三首相は30日の衆院予算委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する翁長雄志(おなが・たけし)知事との面会について「衆院選があり、今まで私や菅義偉(すが・よしひで)官房長官も面会する機会はなかったが、政府としてはしっかりと対応している」と強調した。

その上で、「政府としてさまざまな取り組みについて連携を深めていく中で対話の機会が設けられていくと考えている。今後ともさまざまなレベルで対話を行い、理解を求めていく努力をしたい」と続けた。


19歳のブリジット・バルドー。可愛い! — maplecat_eve

福島第一の汚染水、海洋放出に反対 全漁連 — 朝日新聞

安倍首相、原発再稼働に信任=14年度補正、夕に衆院通過 (時事ドットコム) : 「公約を基に原発再稼働、集団的自衛権の問題も議論し、与党が(衆院議席の)3分の2を取ることができた」と述べ、これらの公約も信任されたとの認識を示した ← ウソだ、「議論」したか? 

時事ドットコム
安倍首相、原発再稼働に信任=14年度補正、夕に衆院通過

 安倍晋三首相は30日午前の衆院予算委員会で、先の衆院選結果に関し「公約を基に原発再稼働、集団的自衛権の問題も議論し、与党が(衆院議席の)3分の2を取ることができた」と述べ、これらの公約も信任されたとの認識を示した。「公約について国民から信任を得れば、公約を進めるべく努力するのは当然だ」とも語り、安倍政権の安全保障やエネルギー政策を推進する姿勢を強調した。維新の党の重徳和彦氏への答弁。

 また、首相は衆院議員の定数削減について、議長の下に設置された第三者機関「衆院選挙制度に関する調査会」が結論を出せば「出てきた案に賛成する」と表明。「他党もそういう方向を示してもらいたい」と同調を呼び掛けた。維新の松野頼久幹事長への答弁。

 予算委は午後に締めくくりの質疑を経て、2014年度補正予算案を採決。同予算案はこの後の衆院本会議に緊急上程され、与党の賛成多数で可決、参院に送付される運びだ。(2015/01/30-12:53)

辺野古 海保の暴力 : 「暴力をふるった海猿に強く抗議する。「名前を名乗れ」と言うと、「海保太郎だ」との返答。市民に暴力をふるった上にこのふざけた態度は許せない。」---「海猿」の暴力により私も負傷 — ジョージ / サングラスとマスクで顔を隠す海保(海猿)       


チョイさんの沖縄日記
  沖縄での日々の備忘録
大型作業船に抗議するカヌー隊のサポート---海保(海猿)の暴力により私も負傷
2015年01月29日 | 沖縄日記・辺野古





国会  海上保安官が映画監督の影山さんに馬乗りになった件。太田国土交通大臣は「小型船のへりにいた女性の身体を保持するための行為である」と答弁。赤嶺議員は思わず苦笑い。 ■共産党 赤嶺政賢「国交大臣ね、この問題では海上保安庁が認識の過ちを認めて私に謝罪した事なんですよ」


熱狂の陰の孤独 「表現の自由」を叫ぶ前に 高橋源一郎 (『朝日新聞』2015-01-29論壇時評) : 「そこにはつねに、それ以上のことがある。目に見えるそれ、とりあえずの知識で知っているそれ。それ以上のことが、そこにはある。そのことを覚えておきたい。なにか「意見」があるとしても。」

熱狂の陰の孤独 「表現の自由」を叫ぶ前に  高橋源一郎
(『朝日新聞』2015-01-29論壇時評)

 イスラム過激派組織「イスラム国」に、ふたりの日本人が人質として捕らえられた。いまわたしがこの文章を書いている火曜深夜、事態は流動的だ。

①太田光(爆笑問題)、テレビ番組「サンデー・ジャポン」での発言(1月25日)

 爆笑問題の太田光はこの事件に関し、報道の問題として「黙ることが必要なときもあるんじゃないか」とテレビで語った(①)。太田光が沈黙を求めたほんとうの理由はわからない。けれど、いまのわたしは同じことを感じている。

 テロにどう対処するのか、政府や国家、「国民」と名指しされたわたしたちは、こんな時どうすべきなのか。わたしにも「意見」はある。だが、書く気にはなれない。もっと別のことが頭をよぎる。
 動画を見た。オレンジの「拘束衣」を着せられ、跪かされ、自分の死について語る男の声をすぐ横で聞かされながら、ふたりはなにを考えていたのだろうか。その思いが初めにある。「意見」はその後だ。

②スーザン・ソンタグ、2001年のエルサレム質受賞スピーチ「言葉たちの良心」から(『同じ時のなかで』〈09年刊〉所収)

 同時代の誰よりも鋭く、考え抜かれた意見の持ち主であったにもかかわらず、スーザン・ソンタグは、「意見」を持つことに慎重だった(②)。

 「意見というものの困った点は、私たちはそれに固着しがちだという点である・・・何ごとであれ、そこにはつねに、それ以上のことがある。どんな出来事でも、ほかにも出来事がある」

 そこにはつねに、それ以上のことがある。目に見えるそれ、とりあえずの知識で知っているそれ。それ以上のことが、そこにはある。そのことを覚えておきたい。なにか「意見」があるとしても。

■     ■     ■

③エマニュエル・トッド、インタビュー「パリ銃撃テロ 移民の子、追い込む風潮」(読売新聞1月12日付)

 やはりイスラム過激派によるテロがフランスで起こった。「預言者ムハンマド」の風刺画を出した週刊紙「シャルリー・エブド」編集部が襲撃され、十数人が亡くなった。「表現の自由」が侵害されたとしてフランス中が愛国の感情に沸き立つ中で、フランスを代表する知の人、エマニユエル・トッドは、インタビューにこう答えた(③)。

 「私も言論の自由が民主主義の柱だと考える。だが、ムハンマドやイエスを愚弄し続ける『シャルリー・エブド』のあり方は、不信の時代では、有効ではないと思う。移民の若者がかろうじて手にしたささやかなものに唾(つば)を吐きかけるような行為だ。ところがフランスは今、『私はシャルリーだ』と名乗り、犠牲者たちと共にある。私は感情に流されて、理性を失いたくない。今、フランスで発言すれば、『テロリストにくみする』と受けとめられ、袋だたきに遭うだろう。だからフランスでは取材に応じていない。独りぼっちの気分だ」

 トッドを「独りぽっちの気分」にさせたその国ではなにが起こっているのか。

④ジャニーン・ディジョバンニ「フランスの衝撃、フランスの不屈」(ニューズウィーク日本版1月20日号)

 「移民2世や3世のイスラム教徒の若者は権利を奪われ、チャンスも未来もないと感じている。殺伐とした高層住宅が並ぶパリ郊外の貧困地区には、多くのイスラム系住民が暮らす。よほどの幸運か意志がなければ、そこを抜け出すのは不可能に近い」とジャニーン・ディジョバンニは書いた(④)。

⑤竹下誠二郎「移民家庭出身の若者がイスラム国の戦闘員に 欧州に迫る新たな脅威」(週刊ダイヤモンド1月17日号)

 ヨーロッパは多元的な文化の融和を目指してきた。だが、それは困難に直面している。「イスラム国」に象徴される、イスラム過激派を表立って支持する者はいない。だが、竹下誠二郎によれば、ある調査は「フランスでのISIS(イスラム国)への支持率は16%に達するが、移民のルーツを持ち、社会的に隔離されているか失業している若者に至っては27%にもなる」と伝えている(⑤)。

 ヨーロッパの移民社会の若者たちは貧困と差別の中で、行き場を失いつつある。明るい希望がないなら、せめての希望は、自分を受け入れない豊かな社会が壊れる情景を見ること、となるだろう。

 この、社会の深刻な分裂を糧にして、移民を排斥する極右は不気味に支持を伸ばしている。だが、これらすべては、わたしたち日本人にとって「対岸の火事」ではない。この国でも、貧困と差別は確実に拡大しつづけているのだから。

■     ■     ■

⑥ロバート・クラム、インタビュー「Legendary Cartoonist Robert Crumb on the Massacre in Paris」(ニューヨーク・オブザーバーのサイト、1月10日、英文、
http://observer.com/2015/01/legendary-cartoonist-robert-crumb-on-the-massacre-in-paris/)

 襲撃事件から数日後、「二十世紀のもっとも偉大な風刺漫画家」ともいうべきアメリカ人ロバート・クラムのインタビューが掲載された(⑥)。彼は四半世紀にわたってフランスに住んでいたのだ。

 クラムは、ことばを慎重に選びながら、「表現の自由」を守れと熱狂するフランスへの静かな違和を語った。

 「9・11の同時多発テロの時と同じだ。国の安全保障が最優先され、それに反するものは押しつぶされるのだ」

 「それで、あなたは何をしているのですか?」と記者は重ねて訊ねた。

 「わたしは(風刺)漫画を描いた。ひとりの臆病な(風刺)漫画家としてね」

 クラムは「意見」を述べるのではなく、漫画を描くことを選んだ。

 クラムが描いたのは、クラムらしき人物が申し訳なさそうに「ムハンマドの尻」と題された風刺画を抱えている画(え)だった。「シャルリー・エプド」の漫画家たちがムハンマドの顔を描いてイスラム教徒を挑発したことを逆手にとった画だった。しかも、その尻の持ち主ムハンマドはクラムの友人の名前だった。

 そこで風刺されているのは、クラム自身、あるいは、この状況の下で右往左往する人びとすべてであるように思えた。

 周りの熱狂から取り残されて、クラムの画は「独りぼっち」に見えた。だが、風刺とは、自分自身さえ例外にせず、あらゆる熱狂を冷たく笑うことだということをクラムは知っていたのだ。
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読売新聞が年間通じ1000万部を割り込む 21年ぶり、1年で66万部減 - edgefirstのブログ — nakajimamiyuki

ファンは呆然…沢田研二がライブでブチ切れ「嫌なら帰れ!」 (日刊ゲンダイ) への反論 → ◆「沢田研二論」 ~黙っとれ!の窮状~

YAHOOニュース
ファンは呆然…沢田研二がライブでブチ切れ「嫌なら帰れ!」
日刊ゲンダイ 1月26日(月)15時25分配信
への反論



◆「沢田研二論」 ~黙っとれ!の窮状~


ギョーザ購入額、連続日本一ならず 宇都宮市 浜松市に174円差の2位 (下野新聞)

下野新聞
ギョーザ購入額、連続日本一ならず 宇都宮市 浜松市に174円差の2位  
1月30日 08:50

 2014年12月分の総務省家計調査(速報値)が30日、同省ホームページで発表され、宇都宮市の1世帯(2人以上)当たりのギョーザの年間購入額は4189円で、ライバルの浜松市に174円届かず、昨年に続いての日本一はならなかった。

 宇都宮市は東日本大震災の影響などで2011年、15年間守り続けてきたギョーザ購入額日本一の座から陥落。13年、官民挙げての王座奪還への取り組みが実を結び、3年ぶりに日本一を奪還した。

 14年は、1月こそ1位だったものの2月に累計額で2位に。7月から10月、12月に月間1位となり浜松市との差を詰めたが、届かなかった。

雪の東京 : 結構降ってまする。。。 @浅草寺 / 前RT:浅草寺雪景色、広重の名所江戸百景にもありますね。— 橋本麻里


ヨルダンがなぜ死刑囚の釈放に応じなかったか?・・・その他の理由として、親族などを中心とした王室への抗議デモがあると思う。・・・「米国、イスラエルと協力する国王」に潜在的な反発心がある。/ だから一度火がつけば、王室の独裁体制が揺るぎかねない。・・・/  ヨルダン国民の60%ほどがパレスティナ難民で、ヨルダン人の方が少ない。イスラエルはパレスティナの人々を虐殺してきた。そんな米国&イスラエルに協力するのは許せない。・・・だから一度、体制批判に火がつけば、大変なことになる。ヨルダンの事情 — 西谷文和





国民とワシントンの温度差をよそに、TPP締結に加速する米国議会。27日には労組や環境団体らが上院財政委員会に乗りこみ抗議(逮捕)。「我々にとってこの条約は、単なる財政上の数値じゃない、暮らしや雇用、機会の喪失を意味するのだ」— 堤未果

邦人救出に自衛隊派遣 安倍総理、法整備に意欲(テレ朝NEWS01/29 18:02)

テレ朝
邦人救出に自衛隊派遣 安倍総理、法整備に意欲(01/29 18:02)




「第一次大戦の本質は集団的自衛権、つまり軍事同盟の末の衝突だったと思われます。 一国では不安だから他国と軍事同盟を結んでいった結果、小さな衝突をきっかけに多くの国が戦争に巻き込まれ、しかも単独では停戦できなくなりました。 当時の支配的な考え方は「アームド・ピース」(武装的平和)。 平和を達成するには武装しなければならないという論理です。 日米同盟の強化という今の抑止論と通じるところがありますね。」(京大人文科学研究所所長 山室信一)

『朝日新聞』2015-01-29夕刊

第一次大戦の本質は集団的自衛権、つまり軍事同盟の末の衝突だったと思われます。
一国では不安だから他国と軍事同盟を結んでいった結果、小さな衝突をきっかけに多くの国が戦争に巻き込まれ、しかも単独では停戦できなくなりました。
当時の支配的な考え方は「アームド・ピース」(武装的平和)。
平和を達成するには武装しなければならないという論理です。
日米同盟の強化という今の抑止論と通じるところがありますね。
京都大学人文科学研究所所長 山室信一

憲法9条の思想水脈 (朝日選書823)
憲法9条の思想水脈 (朝日選書823)

1月29日ピケティ講演 : 日本経済については「低成長が続くなかで、過去に蓄積した富が不平等につながる」と指摘(日経新聞) / 金融緩和に対する批判的な見解を表明(池尾和人) / 「日本は所得格差を縮めるために富裕層に重課税を」(JAPANTIMES) / 「不平等」って言葉を日本では格差って言うけど、不平等って言う場合は民主化の問題含む。その大切さがわかった気がします。 / 「21世紀の資本」著者ピケティ氏がアベノミクスに“ダメ出し”(日刊ゲンダイ)       

【NHKパリ白熱教室 今回の来日講演(日仏会館・東大)関連↓】

日経新聞
ピケティ氏「物価上昇には賃金増しかない」 都内でパネル討論 
2015/1/29 20:38 (2015/1/30 0:32更新)

来日中のパリ経済学校教授のトマ・ピケティ氏は29日、東京都内で講演し、各国で広がる富や所得の格差は「グローバル化の結果だけではない」と述べた。「教育や労働市場、企業統治、財政政策が長期的に決定する」として、各国の制度や政策が大きな影響を与えると強調した。日本経済については「低成長が続くなかで、過去に蓄積した富が不平等につながる」と指摘した。

ピケティ氏は世界的なベストセラーになった著書「21世紀の資本」で、資本主義社会では「資本収益率が経済成長率を上回り、富や所得の格差が拡大する」とする仮説を唱えた。

講演では、格差の是正策として「累進課税は最も透明性が高く、民主的な制度だ」と強調。日本経済に関しては「国民所得に対する資産の比率は欧州の推移と似ている。比率はこの数十年上がってきており、相続財産に依存する社会に戻ってきている」と述べた。

講演後のパネル討論ではアベノミクスに触れて「リフレ政策は不動産バブルにならないか」と懸念を示し、「物価を上昇させるなら賃金を増やすしかない」と指摘した。

JAPANYIMES
BY HIROKO NAKATA
STAFF WRITER







ウォールストリート・ジャーナル
Piketty Nocks an Arrow for Abenomics


日刊ゲンダイ
「21世紀の資本」著者ピケティ氏がアベノミクスに“ダメ出し”  
2015年1月30日

 5940円もする経済専門書が発売から1カ月強で13万部のバカ売れ。日本でも空前の大ブームとなっている「21世紀の資本」の著者、仏経済学者トマ・ピケティ氏(43=パリ経済学校教授)が初来日し、29日に都内でシンポジウムが開かれた。

 資本主義社会で拡大する格差を、世界20カ国以上の過去200年の税務データから実証したピケティ氏。その主張は簡単に言えば、〈株や不動産などの投資で得られる利益率は、労働による賃金の上昇率を上回る。その結果、財産のある富裕層がさらに金持ちになり、格差拡大は止まらない。是正のためには、富裕層への世界的な資産課税強化が必要〉というものだ。

 さて、講演でのピケティ氏は、日本の現状についてこう言った。

「日本のように人口減かつ低成長の国では、過去に蓄積された資産が相続によって一部の富裕層により集中し、格差拡大の要因になる」

 日本も資産課税の強化が必要で、加えて男女平等により、出生率を上げる重要性を指摘した。

■消費増税や量的緩和にも厳しい指摘

 後半はパネルディスカッションだったのだが、パネリストのひとり、西村康稔内閣府副大臣が、政府の「雇用者100万人増」や「トリクルダウンの試み」について説明。「アベノミクスが格差を拡大しているというのは誤解である」と力説した。

 しかし、ピケティ氏はこれにやんわり反論。

「確かに日本の格差は米国ほどではない。しかし、上位10%の富裕層の所得は、国民所得全体の30~40%まで広がっています。日本がゼロに近い低成長なのに、上位の所得が増えているということは、裏を返せば、実質的に購買力を減らしている人がいるということです。日本の最高所得税率は1960~70年代より下がっています。上位10%の所得が増えているのに、税率が低い状態では格差が広がるばかり。所得税の累進性を高めるべきです」

 ピケティ氏は、消費増税や量的緩和についても厳しい見方だった。

「消費増税は正しいのかどうか。むしろ低所得者への課税を弱め、富裕層の資産課税を強めるべきです。紙幣を増刷することもいいのかどうか。税制改正より紙幣を刷る方がやりやすいですが、緩和したマネーがどこへ行っているのか分かりません。金融政策だけでなく、財政改革、教育改革、累進性のある税制改革も必要です」

 国会審議ではこのところ、ピケティ氏の格差拡大論や資産課税論が引き合いに出される場面が増えている。経済界のロックスターとまで呼ばれる人気学者に“ダメ出し”された安倍首相。それでもまだ「この道しかない」と言い続けるのだろうか。


NHK パリ白熱教室 第1回「21世紀の資本論」~格差はこうして生まれる~ / 第2回「所得不平等の構図」~なぜ格差は拡大するのか~

NHK <トマ・ピケティ講義> パリ白熱教室 第3回「不平等と教育格差」 ~ なぜ所得格差は生まれるのか~ / 第4回「強まる資産集中」~所得データが語る格差の実態~

1月30日 トマ・ピケティ講演「格差・税制・成長 『21 世紀の資本』の射程を問う」 @日仏会館 / 仏経済学者ピケティ氏、日本や世界の格差拡大を語る 「累進税で再分配を」 (THE PAGE)

1月31日 ピケティ記者会見 : ピケティ氏「若い人たち優遇の政策を」 (NHK)

1月30日 トマ・ピケティ氏、「民主主義は闘争。誰もが関わらなければならない」と日本の若者にメッセージ (BLOGOS ニコ生)

非正規労働者などの賃金底上げが本格化しない一方で、上位0.01%は億円単位で所得を増やしている ---- これが安倍政権による異次元緩和の現状と言えます。」(富裕層だけにバブルの恩恵 ピケティのデータベース) (「週刊東洋経済」編集部) (『朝日新聞』2015-01-31)

1月31日 トマ・ピケティ東大講義「21世紀の資本」(東大TV 日本語音声) / 熱弁ピケティ氏 in 東大 家庭が裕福?名門大生に「恥じることない」 トリクルダウン論「うまくいく保証はない (『朝日新聞』) / 山形浩生「ピケティ東大講義:教授どもは機会を無駄にするな!」(山形浩生の「経済のトリセツ」)








後藤健二さんの妻が手記を公表「娘が再び父親に会えることを望んでいます」 — ハフィントンポスト日本版 : 手記全文と最新のヨルダンの状況あり /  【Voice from the Goto's wife】 Shortly before a deadline: — 東洋経済オンライン





2015年1月29日木曜日

期限過ぎる「後藤さん解放へ努力続ける」 (NHK 1月29日 23時36分) : 「ヨルダン政府は、「イスラム国」に拘束されているパイロットの生存を確認できず、死刑囚を引き渡していないと明らかにしたうえで、後藤さんの解放に向けて努力を続けているとしています。」

NHK
期限過ぎる「後藤さん解放へ努力続ける」
1月29日 23時36分

後藤健二さんを拘束しているイスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織が、ヨルダンで収監中の死刑囚をトルコ国境に連れてくるよう求めていた期限とされる日本時間の29日午後11時半が過ぎました。
ヨルダン政府は、「イスラム国」に拘束されているパイロットの生存を確認できず、死刑囚を引き渡していないと明らかにしたうえで、後藤さんの解放に向けて努力を続けているとしています。

日本時間の29日午前8時ごろ、「イスラム国」とみられる組織に拘束されている後藤健二さんを名乗る男性の声で、新たな音声メッセージがインターネット上に投稿されました。
メッセージは英語で、現地時間の29日の日没まで、日本時間の29日深夜までに後藤さんと引き換えになるサジダ・リシャウィ死刑囚をトルコ国境に連れてくることを求めていて、応じなければ、「イスラム国」が拘束しているヨルダン軍のパイロットが直ちに殺害されるとしています。
この期限は、日本時間の29日午後11時半とされていましたが、すでにその時間を過ぎました。
これを前に、ヨルダンのモマニ・メディア担当相は、政府として対応を協議したうえで会見を行いました。
この中で、モマニ・メディア担当相は、「ヨルダン政府は、パイロットと引き換えにリシャウィ死刑囚を釈放する用意がある。しかし、現時点でパイロットの生存を確認できるような証拠を受け取っていない。このため、われわれは次の段階に進むことができない。リシャウィ死刑囚は現在、ヨルダン国内にいる。パイロットの生存が確認され次第、次の段階に進む」と述べました。
そのうえで、モマニ・メディア担当相は「日本側とは連携をとり続けており、日本人の人質を取り戻すために努力を続けている。われわれは困難に直面しているが、一致団結しなければならない」と話し、後藤さんの解放に向けて努力を続けていることを明らかにしました。

我が家の冬の定番の一つ、トン汁(酒粕仕立てのトン汁)に新材料採用。「八海山」の酒粕

寒い日はこれに限る・・・トン汁。

我が家の食卓の冬の定番の一つ、トン汁(酒粕仕立てのトン汁)に、今年は新材料を採用。
それは、ジャ~ン、新潟の名酒、八海山の酒粕。

豚肉・豆腐に、野菜たっぷり、そして、アッツア~ツ、である。
タマリマセンな。

毎朝晩でもオッケーよ。


東京 北の丸公園 マンサク ウメ カンザクラはまだ蕾 カワヅザクラはまだまだ固い蕾 ところどころに霜柱 2015-01-29

1月29日(木)
明日は朝から雪という予報。
だが、お昼までは快晴で暖かかった。
お昼、北の丸公園を散歩。

江戸城(皇居)東御苑では咲き始めていたカンザクラだが、ここではまだ蕾。
(写真は無し)

▼マンサク

▼ウメ

▼カワヅザクラの蕾

▼ところどころに霜柱

明治38年(1905)3月6日~11日 「万朝報」「毎日新聞」、塩専売など4悪法廃止を主張。 奉天占領(死傷:日本7万、ロシア6万) 漱石の明治大学での講演「倫敦のアミューズメント」

マンサク 2015-01-29 北の丸公園
*
明治38年(1905)
3月6日
・午前8時過ぎ、ロシア南下部隊(「レーシ隊」)、大転湾橋を攻撃。
第3軍第1師団第27連隊(竹迫弥彦中佐)が守備する柳家寯棚は混乱。第2大隊(宇宿格輔少佐)が援軍に向うが、途中で攻撃されて目標地点に到着出来ず。
正午頃、第9師団は大石橋に到着。
午後1時、柳家寯棚に第2大隊第8中隊の3個小隊がようやく到着。ついで、第7師団第28連隊第2大隊第5・8中隊が来援。
午後4時30分、第28連隊第7中隊、第25連隊第1大隊も来援。
午後5時、「レーシ隊」は退却。
損害:「レーシ隊」1,700、第27連隊541(うち戦死202)。
*
3月6日
・「万朝報」、「毎日新聞」と共に塩専売・米籾輸入税・織物消費税・市内通行税の4悪法廃止を主張し、国庫による百三十銀行救済、特に北海道上川兵営建築費不当支出を取上げ、政府の無責任を追及。

 「政府の横暴放恣斯くの如くにして已まずんば、一旦、外難去りて常時に復するの瞬間、我が国民は彼等を以て露軍に次ぐの仇敵なりと為し、多年の鬱憤積怨忽ち彼等の頭上に爆発」するであろうとを予告。
*
3月7日
・第2軍第3師団大島義昌中将、干洪屯攻略決意。
午前5時、第5旅団(南部辰丙少将)第6・33連隊、前進。
天明の頃、第6連隊は三軒屋を、第33連隊(吉岡友愛中佐)は干洪屯を攻略。ロシア軍の猛反撃。
午前9時20分過ぎ、来援のロシア軍が干洪屯に移った第6連隊を包囲、侵入。第6連隊の死傷者増える。
午前10時、第33連隊第3大隊長早川新太郎少佐負傷。
午前11時、第6連隊第1大隊長国弘栄一少佐が来援したとき、第2大隊長大越謙吉少佐・第3大隊長北川為吉少佐は負傷、国弘少佐が全体指揮をとる。三軒屋の第33連隊将校は殆ど死傷。援軍も銃弾をうけ到着は僅か、李官堡への伝令も帰還せず。
午後1時30分、三軒屋へロシア軍の攻撃。第33連隊長吉岡中佐が迎撃指揮。
午後2時20分、吉岡中佐が戦死し、三軒屋守備隊は一部が李官堡へ、大部が干洪屯へ退却。
午後3時、干洪屯の生存者400に減少、第6連隊長竹内少佐負傷。
午後8時頃、第18連隊第9中隊が来援。暗夜を迎えてロシア軍の攻撃減少。
午後9時、第33連隊の残兵266と第6連隊第8中隊60が干洪屯に増派。第3師団長大島中将は干洪屯放棄を決意(もし夜襲を受ければ、第3師団の半数が消失する可能性あり)。
ロシア側死傷5,484。日本側3,899(第6連隊1918・77%、第33連隊・83%)。

第3軍、進撃(北から、第1、第9、第7師団の順)。
午前9時前、第9師団(大島中将)第18旅団(平佐良蔵少将)第19連隊(山田良水中佐)は造化屯西北の蒲河畔に到着。この時、造化屯よりロシア軍の猛攻。これにより、第9師団左翼隊は前進を停止、これが右翼隊や第7師団の行動も制止させる。
午後1時30分、第1師団は奉天~法庫門街道の三台子北方の董家台に到着するが、第9師団の停止を知り停止。造化屯の第19連隊へ第36連隊第3大隊が派遣、第19連隊と並んだときには、兵力は1/3が失われている状況。
午後4時過ぎ、第9師団右翼隊・第6旅団長一戸兵衛少将は、ロシア軍の反応に変化を読み取り、午後4時30分、ロシア兵の退路を絶つため、第7連隊(野溝甚四郎中佐)に転湾橋と造化屯に向わせる。野溝中佐は途中負傷。砲撃で造化屯に火災が発生、これを機に第19連隊が突進。第9師団に右接する第7師団(大迫尚敏中将)も進撃。左翼隊・第13旅団第25・26連隊は第9師団第7連隊と直結して転湾橋に進む。
日没直前、転湾橋に火災、ロシア兵が退却し、第25・26連隊が転湾橋を占領。
午後7時頃、第19連隊と第7連隊第2大隊が造化屯に突撃するも、敵前50mで挫折。

第1師団の東清鉄道破壊活動。2グループが線路など破壊。
文官屯南方の鉄道爆破は、直ちに修復されたものの、文官屯では日本軍来襲の情報がロシア軍を恐慌状態にさせる。撤退のための放火の炎が奉天からも望見でき、不安が増加する。

第4軍第10師団の正面のロシア軍、朝から退却準備が観測される。
第4軍の東側の第1軍でも第12師団正面でも退却する兵が望見される。
近衛師団右翼には、赤十字旗を掲げた兵士が現れ、死傷者収容を要請、休戦を提議。
夜、第1・4軍には、敵陣の静寂化・火災発生の情報が相次ぐ。
*
3月8日
・午前11時、ロシア軍退却に関する第1軍(黒木大将)の情報に基づき、全軍に攻撃下命。
この日の戦闘は第3軍戦線(第9・7師団主流)のみ。
第7師団(大迫尚敏中将)右翼隊・後備第15旅団(松居吉統大佐)は夜明け前に程三家子を出発するが、後丁香屯手前でロシア軍警戒線にかかる。
午前9時頃、後丁香屯北側墓地の戦い。
後備第15旅団戦死522・戦傷524・捕虜10の大敗、退却。左翼隊・第13旅団(吉田清一少将)は八家子が攻略されたものと信じて小韓村に進撃。途中、八家子のロシア軍から攻撃される。第26連隊第3大隊(山内正生少佐)が応戦するが死傷者続出。
午前10時過ぎ、第9師団(大島久直中将)第6旅団(一戸兵衛少将)第35・7連隊が八家子に進出。八家子手前でロシア軍に攻撃され、第1線の第35連隊に死傷者続出。後続の第7連隊の一部が増派され、午後0時40分、第9師団第6旅団第35連隊第2大隊と第7師団第26連隊第3大隊が突撃。ロシア軍砲撃により攻撃停滞。この時、八家子守備隊長ザボリスキー大佐が戦死、ロシア兵は大韓屯へ退却開始。第9師団第18旅団(平佐少将)第36連隊は大韓屯を攻撃。隣接の第7師団第13旅団は小韓屯をめざす。

午前8時、第3軍第1師団(飯田俊助中将)第1旅団第15連隊(戸枝中佐)は四台子を発ち三台子へ、同第2旅団第2連隊は田義屯から文官屯をめざす。第15連隊は三台子の北のはずれを確保するが、ロシア兵の反撃激しく三台子には至らず。飯田中将は第15連隊の現状維持、第2連隊の攻撃中止を命じる。
*
3月8日
・居留民団法公布。鉱業法公布。鉱業条例廃止。
*
3月9日
・東部の第1軍と中部の第4軍はロシア軍を追撃、西部の第2・3軍はロシア軍を攻撃。
第3軍第1師団は三台子攻略支援に後備第1旅団(隠岐重節少将)後備第1連隊・第16連隊をその左側に連結して進撃させる。
午前8時30分、第2旅団(中村正雄少将)第2連隊は観音屯へ進撃、第1線第3・2大隊は半数近くの死傷者を出し攻撃停止。後備第1旅団は砂塵の中で文官屯を攻撃。同後備第1連隊長余語征清中佐は負傷。午後1時、同後備第16連隊(新名幸太中佐)は砂塵の中から現れたムイロフ攻撃隊(5個連隊)に奇襲される。後備第16・1連隊は田義屯に壊走。同時に、右側に隣接する第1師団第2旅団(中村正雄少将)にも波及し、これも退却・壊走。後備第1・第15・16連隊の残兵は夫々262、160、286人のみ。
午後5時、ロシア軍が再度第1師団左翼を攻撃。第1師団損害2,358(内戦死747)・後備第1旅団死傷1,939(内戦死761)、第3軍全体死傷5,470(内戦死1,753)の80%。

奉天全域に砂嵐、各所混乱。
午後1時30分、第12師団左翼第14連隊(竹下平作中佐)は砂塵をおして渾河をこえ、北方の護山堡にむけて追撃。また、近衛師団(浅田信興中将)・第4軍第10師団(安東貞美中将)も砂塵の中を渾河を渡河し追撃。近衛・第12・10師団はロシア第1軍に楔をうつ形になる。
午後5時30分、クロパトキン大将は参謀長サハロフ中将に総退却命令。
夜、クロパトキン、奉天駅より脱出、北方虎石山に向う。
*
3月10日
・奉天占領。ロシア軍退却。
日本死傷70,028。ロシア側死傷60,093、捕虜21,792、失踪7,638。
開戦以来の日本軍動員数2,084,178
(明治38年男性人口23,421,000で、兵役人口は8,000,000と想定)
*
3月10日
・ロシア政府、北海事件賠償金6万5千ポンド支払、落着。
*
3月11日
・この日、漱石は明治大学で「倫敦のアミューズメント」と題した講演を行う。
「鶏の蹴合(けあい)」というロンドンの娯楽を紹介している時、奉天占領を告げる号外の鈴の音が鳴る。

この時の講演記録

 御承知の通り鶏の蹴合の運命にも余程消長がありまして、或時は非常に流行り、或時は非常に流行らなかったと言ひまする、彼(か)の「クロムエル」などといふ先生が出た時は鶏を蹴合はせるは怪しからぬ、止めて仕舞へと云って鶏を一羽も蹴合せなかったといふ、(此時校外へ号外売来る)、所へ号外が来た、(笑声起る)、どうもアンなものが来るといふと、奉天の方が面白いですからな、鶏の蹴合より日本と露西亜の蹴合ってる方が余程面白いです、(笑声起る)、何処をやってるんだか一向分らない、鶏の蹴合ですな、

漱石は、日本とロシアとの戦いを「鶏」と「鶏」との蹴合いに見立てた。
これは、日露両国が満州・韓国の利権を争った日露戦争の本質をよくとらえている。彼は、日露戦争を、義(日本)と不義(ロシア)の戦いとも、祖国防衛のための戦争とも考えていない。
*
3月11日
・米、ルーズベルト大統領、在米元法相金子堅太郎に祝電。奉天開城の報に、各国新聞はロシアの和平調停申入れを論じる。ロシア紙「ノウォスチー」も終戦を訴え。
*
*

オリエンタルランド、4~12月3%減益 入園料上げ発表 (日経新聞) ← 不況知らず、の東京ディズニーさえもダメだったか!

日経新聞
オリエンタルランド、4~12月3%減益 入園料上げ発表
2015/1/29 16:42

 オリエンタルランドが29日発表した2014年4~12月期連結決算は、純利益が前年同期比3%減の608億円だった。前年に開園30周年イベントがあった反動で、テーマパークの入園者数が減少。販売管理費などの負担増も響いた。

 売上高は4%減の3521億円。テーマパーク事業が4%近く落ち込んだほか、客室稼働率の低下でホテル事業が約6%減少した。

 15年3月期通期の売上高は前期比4%減の4534億円、純利益は5%減の673億円を見込む。

 同時に東京ディニーランドと東京ディズニーシーについて、4月1日付で入園料を値上げすると発表。大人の1日券は6900円と、現在から500円引き上げる。〔日経QUICKニュース(NQN)〕



『原発と大津波 警告を葬った人々』を読んで 大島堅一先生のツイートまとめ (togetter)

togetter
『原発と大津波 警告を葬った人々』を読んで 大島堅一先生のツイートまとめ



米の従属国・日本がイスラム圏から敵視されてこなかった理由 (内田樹) : 「日本はアメリカの従属国でありながら、幸い平和憲法のおかげで今日にいたるまでイスラム圏から敵視されていない。それは日本の宗教的寛容の伝統もかかわっているだろう。・・・ この「ゆるさ」は日本の外交的なアドバンテージと評価してよいと思う。・・・」

NEWSポストセブン
米の従属国・日本がイスラム圏から敵視されてこなかった理由
2015.01.28 16:00


 シリアやイラクを中心に勢力を拡大するイスラム国に、世界中が頭を悩ませている。日本とて決して“対岸の火事”ではないイスラム国に対し、日本は何ができるのか? 思想家・武道家の内田樹氏が解説する。

 * * *

 イスラム共同体は北アフリカのモロッコから東南アジアのインドネシアまで、領域国家を超えて結ばれた人口16億人の巨大なグローバル共同体であり、宗教、言語、食文化、服装などにおいて高い同一性を持っている。これほど広い範囲に、これだけ多数の、同質性の高い信者を擁する宗教は他に存在しない。

 加えて、イスラム共同体の構成員の平均年齢は29歳と若い。欧米先進国も中国もこれから急激に少子高齢化の時代に突入する中で、イスラム圏の若さは異例である。ここが21世紀の政治経済文化活動のすべてについて重要な拠点となることは趨勢としてとどめがたい。

 アメリカ主導のグローバリズムとイスラムのグローバル共同体はいずれもクロスボーダーな集団であるが、支配的な理念が全く異なる。イスラム社会の基本理念は相互援助と喜捨である。それは何よりも「孤児、寡婦、異邦人」を歓待せねばならないという荒野の遊牧民の倫理から発している。

 アメリカ型グローバリズムには相互扶助も喜捨の精神もない。「勝者が総取りし、敗者は自己責任で飢える」ことがフェアネスだというルールを採用している。この二つのグローバル共同体が一つの原理のうちにまとまるということはありえない。かといって相手を滅ぼすこともできない。隣人として共生する他に手立てはない。

 日本はアメリカの従属国でありながら、幸い平和憲法のおかげで今日にいたるまでイスラム圏から敵視されていない。それは日本の宗教的寛容の伝統もかかわっているだろう。ムスリムもキリスト教徒も仏教徒も平和的に共生できる精神的な基盤が日本にはある。

 この「ゆるさ」は日本の外交的なアドバンテージと評価してよいと思う。この宗教的寛容に基づいて二つのグローバル共同体を架橋する「仲介者」となることこそ、日本が国際社会に対してなしうる最大の貢献だと私は思っている。

※SAPIO2015年2月号



【New】後藤健二さん解放なるか 交渉期限は午後11時半。夜中も更新します — ハフィントンポスト日本版

ヨルダン政府「重要な局面にさしかかっている」 (NHK 1月29日21時00分) : 「ヨルダンのモマニ・メディア担当相は「重要な局面にさしかかっている」と述べたうえで、数時間以内にその内容を発表するとしています。」

NHK
ヨルダン政府「重要な局面にさしかかっている」
1月29日 21時00分

後藤健二さんを拘束しているイスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織が、日本時間の深夜までにヨルダンで収監中の死刑囚をトルコ国境に連れてくるよう求めていることについて、ヨルダン政府は今後の対応を協議したことを明らかにしました。

ヨルダンのモマニ・メディア担当相は「重要な局面にさしかかっている」と述べたうえで、数時間以内にその内容を発表するとしています。

日本時間の午前8時ごろ、「イスラム国」とみられる組織に拘束されている後藤健二さんを名乗る男性の声で、新たな音声メッセージがインターネット上に投稿されました。
メッセージは英語で、現地時間の29日の日没まで、日本時間の深夜までに後藤さんと引き換えになるサジダ・リシャウィ死刑囚をトルコ国境に連れてくることを求めていて、応じなければ「イスラム国」が拘束しているヨルダン軍のパイロットが直ちに殺害されるとしています。
これを受けて、ヨルダンのモマニ・メディア担当相は、日本時間の29日夜、地元メディアに対し、首相と議会の議長などが会議を開き、対応を協議したことを明らかにしました。
会議の内容については明らかになっていませんが、ヨルダンの地元メディアは、モマニ担当相が「現在、政府は最新の情報を収集しているが、重要な局面にさしかかっている」と述べたうえで、数時間以内に記者会見でその内容を発表すると話したと伝えています。
こうしたなか、トルコ南部のシリアとの国境にあるアクチャカレの検問所では、国境を行き交う人たちに加え、多くの日本やトルコのメディアが集まっています。
アクチャカレは、これまでも「イスラム国」に拘束されていたトルコの総領事館の職員やフランスのジャーナリストが解放された場所で、ここで引き渡しが行われるのではないかとの臆測が広がっています。
後藤さんを名乗る男性の声が引き渡しの期限とした「現地時間の日没」は「イスラム国」が実効支配しているイラク北部の都市モスルの日没時間で、午後5時半ごろ、日本時間の午後11時半ごろとみられています。
期限の時間が迫るなか、アンマンにある日本の現地対策本部は、ヨルダン政府と連携するなどして後藤さんの解放に向けた交渉を進めていくとしています。

小津安二郎のセルフィー。— maplecat_eve

舞の海が電事連の六カ所核燃サイクル施設宣伝広告に登場。週刊新潮は電事連に取り込まれて、反脱原発をやってる訳だ。


【New】アメリカの原発が大雪で緊急停止、5日前に「原子力は冬の寒さからあなたを守る」と宣伝— ハフィントンポスト日本版

後藤健二さんの取材映像を「放送中止」にしたNHKの過去 (日刊ゲンダイ) : 「小泉政権は当時、米ブッシュ政権の『テロとの戦い』に賛同し、その後、イラクのサマワに自衛隊を派遣しています。そんな状況下で米軍の空爆で被害を受けた市民の視点で作った番組を流すのは、政権批判につながりかねない。OAは避けるべきという政治的な判断もあったようです」

日刊ゲンダイ
後藤健二さんの取材映像を「放送中止」にしたNHKの過去  
2015年1月29日

 紛争地を頻繁に取材していた後藤健二さんは、女性や子どもなど常に被害者の視点でリポートをしていたという。

 実はそんな後藤さんの取材映像が、かつてNHKで放送中止になっている。その事実は、日刊ゲンダイ本紙を皮切りに複数の週刊誌で「上からの圧力による番組改変」として大きく報じられた。

 03年5月、「クローズアップ現代」で放送予定だった「終わらない戦争(仮題)」。イラク戦争のさなか、バグダッドの市民生活に密着したもので、米軍の空爆下、自由に街を歩けない市民の様子、遺体を庭に埋めるしかない病院など、戦争の悲惨さを伝える内容だった。NHKの社員がバグダッドから退避していたため、外部のジャーナリストの後藤さんが現地で取材したこれらの映像をもとに、番組は制作された。

 ところが、OA直前の5日前に突然、上層部からストップがかかり、番組は丸ごとボツになったのだ。

「ストップをかけたのは政治部出身の諸星理事でした。表向きは『NHKが取材していない内容を主とする番組を放送するわけにはいかない』ということでしたが、実際は別の理由があった。小泉政権は当時、米ブッシュ政権の『テロとの戦い』に賛同し、その後、イラクのサマワに自衛隊を派遣しています。そんな状況下で米軍の空爆で被害を受けた市民の視点で作った番組を流すのは、政権批判につながりかねない。OAは避けるべきという政治的な判断もあったようです」(この問題を取材したジャーナリストの横田一氏)

 米軍による被害者の視点で市民の姿を伝えるジャーナリストだったことが、政府が後藤さん救出に積極的に動かなかったことと関係しているのか……。



ヨルダンの王さまは、カサスベ氏のお父さんと面会して、励ましたのか。日本のPMは、後藤さんのお母さんとの面会を拒否したのか — 池田香代子

田母神俊雄のツイッター発言。 フツウじゃない。 サイテー。 恥を知れ。



長妻「村山談話などには日本は先の戦争は国策を誤った、とあるが、総理は国策を誤ったと考えているか?」 安倍「談話はー」 長妻「もう一度聞きますが、総理は国策を誤ったかどうか、お考えを」 安倍「談話はー」 会話にならないんだが。 — 日下部将之 / 長妻議員がこの質問を繰り返す最中、国会では「自虐的だなぁ」というヤジが飛んでいた。自国民だけでも数百万人の死者を生んだ戦争を、当時の日本政府は主体的に行い、その結果として国の主権を数年間失う形の「完敗」を喫したが、それが「国策の誤り」だったと思うかという質問の何が「自虐」なのか。 — 山崎 雅弘    






中東外遊中の安倍首相の演説が波紋を呼んでいます。「読んでもらえばよく分かる」と首相は反論しますが、過激派「イスラム国 」を刺激した可能性を指摘する声は、野党議員だけでなく、専門家にもあります。「2億ドル支援」首相演説 英訳版 誤解招く?— 東京新聞政治部


「2億ドル支援」首相演説 英訳版 誤解招く?
2015年1月29日 朝刊

 過激派組織「イスラム国」対策として、訪問先のエジプトで二億ドル(約二百三十五億円)の人道支援を表明した安倍晋三首相の演説をめぐり、政府作成の英訳版に軍事支援と誤解されかねない表現があると、野党議員が二十八日の参院本会議の各党代表質問で指摘した。首相は「忠実な形で訳されている」と否定したが、専門家からも疑問の声が出ている。

 「(英訳版は)日本が戦争に加担するととらえることができ、ISIL(イスラム国)に口実を与えてしまった可能性がある」

 質問したのは日本を元気にする会の松田公太代表。首相は「指摘は当たらない。読んでもらえばよく分かる」と反論した。

 首相の演説は十七日、日本語で行われ、二億ドル支援に関して「ISILの脅威を少しでも食い止めるためだ。人材開発、インフラ支援を含め、ISILと闘う各国に支援を約束する」と述べた。英語版は日本語の原文とともに、首相官邸と外務省のホームページに掲載された。

 松田氏は英訳版を読み上げ「(日本語に)訳すとISILと闘う国の戦闘基盤を構築するための支援になってしまう。日本人が人質になっていると知っていた政府としては、配慮がなさすぎる」と述べた。

 英訳版では、ほかにも「食い止める」の部分を「拘束」「抑制」を意味する「curb」という言葉で表現するなど、日本語より強めの印象がある。「イスラム国」とみられるグループも当初、日本の支援は軍事目的だと主張していた。

 早稲田大大学院の春名幹男客員教授(国際報道論)は「英訳版は軍事目的を完全に否定していないように見える。人道支援だと明確に打ち出すべきだった」と指摘する。 (上野実輝彦)


英誌論客が語る後藤健二さんの"記者魂" (ヘンリー・トリックス:英エコノミスト誌元東京支局長 東洋経済オンライン)

東洋経済オンライン
英誌論客が語る後藤健二さんの"記者魂"
英エコノミスト誌元東京支局長が緊急寄稿
ヘンリー・トリックス :エコノミスト誌メキシコ・中米支局長 2015年01月28日


ハフポストの最新のスプラッシュは「日没までにトルコ国境へ」 後藤さんの声でリシャウィ死刑囚の移送を要求:日没時間は現地時間では午後5時半ごろ、日本時間では午後11時半ごろとなる。— 高橋 浩祐 / 後藤さん、3本目のメッセージ: 「木曜の日没までにリシャウィをトルコ国境に連れてこい。さもなくば…」 (NAVERまとめ)    

NAVERまとめ
後藤さん、3本目のメッセージ: 「木曜の日没までにリシャウィをトルコ国境に連れてこい。さもなくば…」
勝手に「イスラム国」を名乗っている武装組織(以下本稿では「ISIS」)に拘束されている後藤健二さん。2本目のメッセージで「期限」とされた28日23時が過ぎても何もアップデートがなかったのですが、29日午前8時半ごろに、新たに30秒の音声メッセージがアップされました。
更新日: 2015年01月29日




ハフポスト日本版の今朝のスプラッシュは、「後藤健二さんの安否は?」後藤健二さん解放合意」報道から一転、情報錯綜でいまだ後藤さんの安否は不明。ライブブログ形式で、情報を随時更新しております。— 高橋 浩祐



2015年1月28日水曜日

1月28日 緊急アクションFREE KENJI! 19時~@首相官邸前 (ツイッター写真)







ヨルダン国営テレビ「釈放する用意」と伝える (NHK 1月28日 21時17分) / ヨルダン「死刑囚釈放の用意あり」と報道、イスラム国人質事件 (AFP=時事 21時4分)    

NHK
ヨルダン国営テレビ「釈放する用意」と伝える
1月28日 21時17分


YAHOOニュース
ヨルダン「死刑囚釈放の用意あり」と報道、イスラム国人質事件
AFP=時事 1月28日(水)21時4分配信





東京 江戸城(皇居)東御苑 カンザクラ開花 マンサク シソンロウバイ ロウバイ ウメ(八重野梅) 2015-01-28

1月28日
昨日に比べると7~8℃低いらしい。晴れてはいるけれど、風が冷たい。

昼休み、例によって、江戸城(皇居)へ散歩に。
ウメを見にゆくと、またメジロにハマるので、本丸広場から歩いた。

カンザクラが既に開花していた。
ただ、木の周囲の芝生が養生中で近寄れず、写真が遠い。

▼カンザクラ


▼マンサク

▼ここから二の丸庭園
シソンロウバイ
満開だけど、一部で花の劣化が始まっている

▼ロウバイ

▼ウメ(八重野梅)
昨日から比べても、うんと開花した。

▼本丸広場
写真右端がカンザクラの周囲の養生中の芝生
(はよ、なんとかしてくれェ~)

昭和18年(1943)7月23日~31日 ハンブルク空襲により壊滅 ムッソリーニ失脚・逮捕 キスカ島撤収作戦・5,639名無事撤退 「毎朝のラジオを聞いて常に思う。世界の大国において、かくの如く貧弱にして無学なる指導者を有した国が類例ありや。国際政治の重要なる時代にあって国際政治を知らず。全く世界の情勢を知らざる者によって導かるる危険さ」(清沢『暗黒日記』)

江戸城(皇居)梅林坂のウメ 2015-01-28
*
昭和18年(1943)
7月23日
・日本軍、中国で福建、江西のアメリカ軍大規模航空基地に中期航空作戦を開始
*
7月23日
・ホーリネス事件地裁判決、治安維持法違反で有罪
*
7月23日
・フェロアロイ等統制規則公布
*
7月24日
・「昨日、今日はようやく晴る。晴れれば軽井沢は天下一也。物置出来。出来栄え非常によろし。いろいろなものを買入れて置いたことが、今、都合よき所以。大きな見透しにおいて謬らなか(ママ)ったことが、日本に不幸なところだった。
毎日ゴルフにも行かず、家の周囲にいる。掃除も自分でやる。
午后ゴルフに行く。うまくいかず。ボールのみ失う。場内で土を耕している。ここに来て耕作せざるべからざるか。何人も、何人も監督してやっている。これが生産のためか - 元より然らず。」(清沢『暗黒日記』)
*
7月24日
・イタリア、ファシズム大評議会開催、ムッソリーニの統帥権の国王への返還決議。賛成19、反対7、棄権2。
*
7月24日
・ノルウェーの最新大規模化学プラント、アメリカ第8空軍による昼間空襲で壊滅
*
7月24日
・~8月2日、イギリス『ゴモラ』作戦(ハンブルグ爆撃作戦)レーダー波撹乱箔(「ウインドウ」)を用いた夜間爆撃機。無差別絨毯爆撃。市街の70%が破壊。3万人死傷者。
*
7月25日
・フィリピン初代大統領候補ラウレル氏指名
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7月25日
・「日本人が、進んで災害を避ける積極政策を有し得ざる例は函館の火事によって知らる。函館は何回となく大火を繰返す。しかもこれをプレヴェントする具体策を考究せざるなり(最後の大火 昭和九年三・二一、全焼二万三千六百)。現在の教育による日本人は、断じて時局に関しこれを反省せざるべし。
日本人の美徳はあきらめにあり。しかし積極的建設はとうてい不可能である。馬鹿な国民にあらざるも、偉大な国民にあらず。
ドイツ人が同じ事を繰返す如く、日本人も必ず今後同じことを繰返さん。
昭和九年に日本をニッポンと決定し、大体一定化す。横書き、度量衡等は依然強い反対あり。
田村幸策君の話し -
『東日』(毎日新聞)の大東亜調査会にて、学者たちが「戦争責任」に関する研究を進めていた。秋田中佐というが来て「そんなことは分っているではないか。チャーチルとルーズヴェルトにあるのは無論だ。今さら戦争責任は可笑しい」と。学者先生ピチャンコとなり、同部門なくなる。
信州に不在地主の一掃運動起る。余も不在地主の一人なれど、これは当然であろう。ただしここにも革命的気運を見る。」(清沢『暗黒日記』)
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7月25日
・イタリア、ムッソリーニ失脚、逮捕。
国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世、参内のムッソリーニ(60)を解任・逮捕・監禁。
26日、バドリオ元帥、後継首相就任。
28日、ファシスト党、解散。
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7月25日
・ハンブルク、アメリカ軍による昼間空襲を受ける
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7月27日
・「ムソリーニついに辞す。イタリー脱落。二六会のようなところでも、皆遠慮して時局の談話には触れず。ただ困ったというようなことを繰返すのみなり。
中野正剛、秋田清、白鳥〔敏夫〕等が、一緒になっているとの事、これに永井柳太郎などが参加していると噂さる。
一部において東条の政策が、妥協的で駄目だというので、かなりな反対ある由。それらが東条打倒運動になる可能性あり。これは想像しうることである。
ただ陸軍をつかんでいることが、かれの立場を強くしているのだが、東条は国内的にも、対外的にも、妥協政策であるから、不満あらん。」(清沢『暗黒日記』)
*
7月27日
・ソ連軍、キエフ正面でドニエプル河を渡河
*
7月27日
・さらに2回の空襲でハンブルク壊滅(7月27日、29日)
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7月28日
・朝鮮人海軍特別志願兵令公布
*
7月28日
・ルーズベルト、イタリアに対し降伏条件を放送
*
7月29日
・キスカ島撤収作戦。第1水雷戦隊、キスカ島守備隊収容に成功、5,639名無事撤退。

5月29日アッツ島守備隊玉砕後、キスカ島保持は困難と判断した連合艦隊司令長官古賀峯一大将は、第5艦隊河瀬四郎中将にキスカ守備隊撤収を命じる。
5月27日~6月23日、潜水艦による収容を行うが米軍の攻撃により被害続出し中止、河瀬中将は、第1水雷戦隊木村昌福少将に駆逐艦部隊による撤収を命じる。
7月16日決行を予定するが荒天により突入を断念、帰港。
29日午前7時、再度の撤収作戦を決行。霧の為に視界がきかない中、陸上からの電波を頼りにキスカに入泊。守備隊5千余を1時間足らずで収容、無事帰還。
8月15日、米軍は1ヶ月間砲爆撃を繰り返し、大部隊3万5千を上陸させる。

撤収輸送には、木村昌福司令官第1水雷戦隊(軽巡2、駆逐艦11、特設巡洋艦)が当り、第5艦隊長官直率の主隊(重巡2、駆逐艦2)がその掩護に、潜水部隊は情報に任じる。
22日夜、水雷部隊と主隊は相次いで出港、キスカ南西約500浬の待機点に進出、29日朝に、好天および敵情を捉え、午前7時、水雷部隊は主隊と分能、計画より4時間早い13時40分キス力湾に入泊、約50分間に在島陸海軍部隊5200名全員を収容、米軍に発見されず無事幌筵に帰着。
*
7月29日
・木下恵介監督第1回作品「花咲く港」が封切り
*
7月30日
・北支軍、太行作戦開始
*
7月30日
・女子学徒動員決定
*
7月30日
・「水野広徳氏から手紙あり。「もう腸炎」切開后の経過に曰く、
「老骨に加うるに営養物絶無の折柄にて体力の回復遅々として捗らぬには自烈(じれつ)たくてなりません。産めや殖やせよの赤ん坊第一時代の事とて、我々老骨は一合の牛乳を得るにも医者、隣組、町会、区役所の証明を得て漸く三日に一度か、五日に一度の配給さえも、三度に一度は腐敗して居るという有様にて、全く以て生ける印のある世の中に候。
時局の前途もいよいよ以て益々暗澹、鳴呼。日本は何処に行く? 開戦当時の・・・国家の異端者か、非国民かの如く感情的に白眼視したる高等学生に対する軍当局の媚態こそ、腕力に対する智性の勝利であり科学に対する大和魂の降伏であります。人類は暗黙の間にも一歩一歩前進しつつあることを感ぜられます。
目先のきくムソリーこの逃げ出しこそ桐一葉の感なくんばあらずではありませんか、鼎足今や一を欠く。三国同盟危いかな。
老生等は最早いくばくもなく、このまま朽ち果てるこそ、国のためでありますが、貴兄らはなお春秋に富まれる身とて更生日本のため御奮励あらんことを。」
以上が水野大佐の手紙だ。同級の小林躋造、野村吉三郎等は世に時めくのに、それ以上の英才を以て気の毒である。
軽井沢のこの別荘に巡査が来て防空準備をしろと注意したそうだ。この山の中の一軒家に防空用意を強うるところに、巡査の画一的 - したがってまた常識の欠乏を知ることができる。
速達を出すのに、第四種は取扱わぬことになった。それはいいとして、『東洋経済』に原稿を出すのに、誤って封切りにした。豊やが、それを郵便局に持ってゆくと、封切りではいかぬとて書直しを求められた。これも形式主義の一つ。
沓掛で荷物を出すのに、沓掛からは、宅送りは駄目である。東京駅に送って、またそこで手続をし直さなくてはならぬ。これらも事務的な形式主義。」(清沢『暗黒日記』)
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7月30日
・「七月三十日。昨日午後上野うさぎ屋主人炭二俵を送り呉れたり。店の若い者炎暑の日盛をおそれずギアカーにて運び来りしなり。台所の縁下にかくす。日米開戦以後世間を憚り人目をしのぶ事の多くなれるも是非なし。谷崎氏其近著『初昔きのふけふ』合冊一巻を贈らる。夜久振りにて玉の井を歩す。広小路の両側に屋台店出で夜遊びの人出賑なること銀座に優れり。凉風水の如し。」(永井荷風『断腸亭日乗』)
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7月31日
・中華民国に於ける日本国民に対する課税の日華条約調印
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7月31日
・大本営政府連絡会議、英領マレー北部4州、ビルマ領シャン地方2州、タイ国移譲決定
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7月31日
・昭和塾浅石晴代(中央公論)、検挙。翌昭和19年11月14日獄死。
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7月31日
・「昨夜、嶋中君来た由、お土産のお菓子をもらう。
今朝も天気よし。高原の気、四方に満つ。周辺に鶯とカッコウ啼く。蝉の声も聞ゆ。この生活がいつまでできるものか。
イタリーで新聞が自由主義的になったとベルリン当局者が批評した。ファッシスト、独裁主義が行きつまれば自由主義は必然だ。現にポルトガルにも革命に近いことが行われたという。
しかし、この時局を収拾するのには譲歩を必要とし、譲歩は必然に不人気になる。自由主義は、そう簡単に勢力化するものとは思わず。また日本においては、ファッシストを倒したものが自由主義者であるというニュズ(ママ)を見て、自由主義圧迫の力が働く可能性ありと思われる。行きつまらせたものがファッシストであるという事実を忘れて、自由主義は反抗を受くる可能性あり。ここ当分、自由主義と共産主義との政権戦になろう。
日本ならばムッソリーニは切腹したところ。イタリー人は如何。もっともベルリンにおった伊大使など行衛不明なところを見ると、イタリー内ではよほどの暴動、ファッシスト弾圧があったものらしい。
毎朝のラジオを聞いて常に思う。世界の大国において、かくの如く貧弱にして無学なる指導者を有した国が類例ありや。国際政治の重要なる時代にあって国際政治を知らず。全く世界の情勢を知らざる者によって導かるる危険さ。」(清沢『暗黒日記』)
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7月31日
・連合軍の新造トン数、損失を上回る。
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1/28 今朝の沖縄タイムス一面。辺野古に大型作業船 コンクリートブロック沈める 知事不快感 「残念だ」沖縄県では辺野古埋め立て承認検証委員会を立ち上げ、検証期間中の工事の中断を工事前日26日に沖縄防衛局へ要請したばかりでした。— 北野ゆり

「「ヨルダンの情報相は、ヨルダン軍のパイロットが無事に解放されれば、リシャウィ死刑囚を釈放する用意があると述べた」と伝えました」ヨルダン「死刑囚釈放の用意」 - NHK / 「リシャウィ死刑囚“移送”の情報、過激派の動向を伝えるサイトに」 News i / 【速報】アラブ紙「死刑囚の釈放を決断」報道。現地情報はまだ錯綜…邦人人質事件新展開か。Nスタ・ニューズアイ ← なんとか無事で!




【New!】吉永小百合さんが朗読 福島第一原発の被災者らの詩をCDに — ハフィントンポスト日本版 : 「経済最優先になっていて、防衛費が増えたりしているけど、福島の復興ということに対して、政治家の方たちはどう思ってらっしゃるのか、本当に福島が前のような形で住めるところに、ふるさとに戻すつもりがあるのか、私には見えない」 「・・これだけ小さな国で、地震がいっぱいある風土で、原発というのはやめてほしい、と私は思いますね。・・・」


(略)

吉永さんはCD収録前の昨年末、帰還困難区域がある福島県葛尾(かつらお)村を訪れた。今月、東京都内で取材に応じた吉永さんは「一回行ってみないと本当の悲しみが分からないんじゃないかと思って。想像以上のショックでした。自分たちの村がまるまる帰れないところになっている。もうすぐ4年なのに何も変わってない」と語り、心を痛めていた。

新年度の政府予算案についても「経済最優先になっていて、防衛費が増えたりしているけど、福島の復興ということに対して、政治家の方たちはどう思ってらっしゃるのか、本当に福島が前のような形で住めるところに、ふるさとに戻すつもりがあるのか、私には見えない」と述べた。

さらに「今3・11の事故後に思うのは、これだけ小さな国で、地震がいっぱいある風土で、原発というのはやめてほしい、と私は思いますね。人間が安全に暮らしていくためには、もっともっと私たちが工夫しなければいけないと思うんです」と強調した。

(略)



高速増殖炉もんじゅで未点検機器が7千点に (共同) ← 当事者能力、責任能力なし!

47ニュース
高速増殖炉もんじゅで未点検機器が7千点に 

日本原子力研究開発機構は、高速増殖炉もんじゅの見直し報告書に不備があり未点検機器が7千点に上ると表明。

2015/01/28 19:10   【共同通信】

【New】村上春樹さん、働く女性について語る 「輝かなくてもいい。公平に働ける社会を」— ハフィントンポスト日本版 : 「僕のまわりの「輝いている」女性たちはみんな、安倍さんに向かって「おまえなんかに、いちいち輝けと言われたくないよ」と言ってます。たしかに余計なお世話ですよね。とくに輝かなくてもいいから、女性が普通に、公平に働ける社会があればいいんです。・・・男にできるたいていのことは、女性にもできちゃいますし。」


(略)

質問は統合失調症の女性からのもので、安倍政権の「女性が輝く日本へ」という政策について触れ、「病気のため思うように仕事ができず、諸事情により子どもも産めず、なかなか輝けません」と綴っている。

それに対し、村上さんは以下のように答えている。

僕のまわりの「輝いている」女性たちはみんな、安倍さんに向かって「おまえなんかに、いちいち輝けと言われたくないよ」と言ってます。たしかに余計なお世話ですよね。とくに輝かなくてもいいから、女性が普通に、公平に働ける社会があればいいんです。僕はそう思います。僕のオフィスは昔からずっと全員女性です。男って、正直いって、うちみたいな仕事ではあまり役に立たないことが多いですね。男にできるたいていのことは、女性にもできちゃいますし。

(女性は輝かないといけないの? - 村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト 2015/01/27)

(略)

アウシュビッツ解放70年 : メルケル首相 「過去をを忘れない。アウシュビッツは、今日も明日も、私たちと共に在る。」 「「私たちは、記憶が鮮明に保たれるよう図る責任を恒久的に負っている」と述べ、当時の残虐行為の記憶を後世に伝えていくよう訴えた。 / 【戦後70年談話】安倍首相、「侵略」「反省」の表現を改める考え      







原発ゼロというわけにはいかない=安倍首相 (ロイター)

ロイター
原発ゼロというわけにはいかない=安倍首相
2015年 01月 27日 15:33

[東京 27日 ロイター] - 安倍晋三首相は27日午後の衆議院本会議で、「責任あるエネルギー政策を実現するためには原発ゼロというわけにはいかない」とし、安全性が確認された原子力発電所を再稼働させていく考えをあらためて示した。

穀田恵二氏(共産)の質問への答弁。

安倍首相は原発の再稼動に反対の声があるのは当然のことだとしながらも、「原発がすべて止まり、燃料輸入増で毎日100億円の国富が海外に流出している。電力料金が上昇し、国民や中小・小規模事業者への影響も大きい」と指摘。「国民生活を守るには原発ゼロというわけにはいかない。原子力規制委員会が世界で最も厳しいとされる安全審査基準に適合と判断した原発は、地元の理解を得ながら再稼動を進めていく」と語った。

消費税率の引き上げ時期を17年4月に延期したことについては「昨年4月の消費税上げが個人消費に影響を及ぼした」と説明。「17年4月の10%への引き上げを確実に実施するため、経済運営に万全を期し、経済再生と財政健全化の両立を目指す」と述べた。

また、社会保障の財源については「消費税がふさわしいと考えている」と語った。

(石田仁志)



<福島原発事故> 姉川・東電常務が一定の責任、改めて認める (毎日新聞) ← 東電の経営陣が責任を認めているのに、地裁はこれを認めない、ってどうよ?

YAHOOニュース
<福島原発事故>姉川・東電常務が一定の責任、改めて認める
毎日新聞 1月24日(土)11時46分配信

 ◇新潟・刈羽村で「道義上、社会的責任上、許容できない」

 東京電力福島第1原発事故を巡り業務上過失致死傷容疑で告訴された東電の旧経営陣3人を東京地検が不起訴処分としたことに関し、東電の姉川尚史常務(原子力・立地本部長)は23日夜、「(津波対策を取らなかったことは)道義上、社会的責任上、許容できない」と述べ、東電に一定の責任があることを改めて認めた。新潟県刈羽村での原発住民説明会後、報道陣の取材に答えた。

 東電は2013年3月の報告書で、対策を検討する機会が02~08年に4回あったと認め「予備電源の準備などが実施されていれば大量の放射性物質の放出を防げた可能性がある」と記しており、これに沿った発言だ。

 姉川常務は住民説明会でも、参加者から「津波を予測したのに対策を取らなかったのが事故原因と認めるべきだ」と指摘され、「その通りのことを報告書として公表している」と述べた。

 地検は「建屋を水密化したとしても、事故を回避できたと認めることは困難。予見可能性、結果回避可能性は認められない」として不起訴処分にした。【高木昭午】


著名人114人が署名 新基地反対賛同者 (琉球新報) : 「賛同人には、映画監督の宮崎駿氏や、作家の永六輔氏、脚本家のジェームス三木氏、報道写真家の石川文洋氏、ジャーナリストの本多勝一氏や原寿雄氏らが名を連ねている。」

琉球新報
著名人114人が署名 新基地反対賛同者
2015年1月27日

 米軍普天間飛行場の閉鎖・撤去と県内移設の断念を求めた「建白書」に賛同する全国の著名人の署名が26日現在、114筆集まった。同日、呼び掛け人の屋富祖建樹元琉球大教授らが発表した。賛同人には、映画監督の宮崎駿氏や、作家の永六輔氏、脚本家のジェームス三木氏、報道写真家の石川文洋氏、ジャーナリストの本多勝一氏や原寿雄氏らが名を連ねている。

 著名人の署名を呼び掛けているのは屋富祖氏のほか、ジャーナリストの由井晶子氏と仲里利信衆院議員、桜井国俊元沖縄大学長、日本科学者会議会員の屋富祖昌子氏。昨年10月末に全国の著名人にはがきを送り、新基地建設反対への支援を求めていた。

 呼び掛け人は共同で「全国から寄せられた励ましや共感の声を力に、新たな基地建設を阻止し、平和な沖縄をつくっていきたい」とコメントを発表した。

【太田弘子・政策研究大学院大学教授】(フォーリン・プレスクラブにて) (以下和訳) 「第1、第2の矢は単に時間稼ぎのためだった」 「第3の成長戦略は6月に発表されるだろう」・・・ / これって結局政府は無策です(無策でした)って言ってるのと変わらんな / こんな人が成長戦略がどうとか、岩盤規制がどうとか言ってさ、今も政府の政策決定プロセスにガッツリ関与してるんだからね。開いた口が塞がらんわ。 — フジヤマガイチ     



湯川さん殺害への日本政府の反応を報じるアラブ紙アルハヤート1面に「日本はテロに屈しない」の見出し。菅長官「言語道断の許し難い暴挙」という引用。安倍政権が掲げる「積極的平和主義」に「日本がとるべき戦略的アプローチ」に「内外における理解促進、情報発信の強化」と。発信が貧しすぎないか。 — 川上泰徳

NHK日曜討論 → NHK「鮨友討論」 — 徳永みちお

「テロとの戦い」を演出している人々=軍産複合体にとっては、アフガン・イラク戦争で大儲けをしてきた。オバマも安倍首相も「飾り」なので、テレビで「テロには屈しない」と叫ばせて、イスラム国には残忍な行為を続けさせて、「空爆を続行すること」が大事なのだろう。武器が売れて儲かるから。 — 西谷文和

イスラム国に拘束されている後藤健二さんの母親が、安倍首相や菅官房長官に面談を求めていたが、断られた。会えば日本政府の本気度を示すことができるはずだが•••。 官邸に抗議を。TEL 03 3581 0101 — 田中龍作




本日付『日経』朝刊。この一文は重大だ。このかん多くの人が批判してきたことだ。押し切ったのは誰なのか、明瞭だ。/〈政府内では安倍晋三首相の今月の中東訪問はイスラム国を刺激しかねないなどと慎重論も出たという〉日経:2邦人拘束 11月に把握

「NHKで自衛隊派遣を示唆 日本をテロの連鎖に引きずり込む 安倍の大暴走」 : ジャーナリストK「安倍首相は自衛隊を派遣したり、特殊部隊を作ったりすれば解決すると考えているようだが、最大の軍事力を持つ米軍でさえも、失敗している。安倍首相が想定しているのは、しょせんは『戦争ごっこ』」