2014年11月27日木曜日

南相馬市の米汚染 規制委、原因はがれき撤去ではないとの見解 (FNN) : 事故によって飛散した放射性物質が移行してきて、基準値を超えるに至った

FNN
南相馬市の米汚染 規制委、原因はがれき撤去ではないとの見解
11/26 17:15

2013年8月、東京電力福島第1原発3号機のがれき撤去作業の影響で、南相馬市の米が汚染された可能性が指摘された問題で、原子力規制委員会は、原因は、がれき撤去ではないとの見解を示した。

この問題は2013年8月、3号機のがれき撤去時に、およそ20km離れた南相馬市の米が、基準値を超える放射性物質に汚染された可能性があると指摘されたもの。

これに関して、規制委員会は、放射性物質の飛散量を、1,100億ベクレル(Bq)と試算し、南相馬市で落下した放射性セシウムの量は、1平方メートルあたり最大で30ベクレルとした。

農林水産省によると、1,000ベクレル程度でなければ、米の基準値は超えないとしていて、規制委員会は、米の汚染は、がれきの撤去作業が直接の原因ではないとの見解を示した。

原子力規制委・更田委員は「がれき撤去作業の影響によって、この地点における玄米の基準値を超えた理由とするには、極めて無理があると。事故によって飛散した放射性物質が移行してきて、基準値を超えるに至ったと考えるのが自然」と述べた。



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