麻生氏、会見で海外メディア嘲り「爆笑」 世界に恥さらす
(更新 2015/4/19 16:00)
安倍政権の問題発言が止まらない。上から目線の「粛々」だけではない。麻生太郎財務相は会見で海外メディアの記者をからかい、世界に恥をさらす。
「粛々」という台詞を、よほど使い慣れていたに違いない。福井県の高浜原発の再稼働を
認めない福井地裁の仮処分に対し、菅義偉官房長官は14日の記者会見で「粛々と(再稼働を)進めたい」と語った。
でも「粛々」は、沖縄県の翁長雄志知事から「上から目線」と叱られたばかりではなかったか。「封印」した後も安倍晋三首相は、国会で「粛々」を思わず使った。「やめられない、止まらない」の状態である。
安倍政権の「会見力」があやしい。使われる言葉がどこかとげとげしく、荒っぽいのだ。政権の支持率は安定し、日経平均株価は一時2万円を突破。統一地方選の前半戦でも勝利した順風満帆な政権運営に気持ちが高ぶっているのだろうか。
問題発言は「粛々」だけではない。麻生太郎財務相は4月3日の会見で、海外メディアの記者を「嘲笑」している。
問題のやりとりは、香港・フェニックステレビの李淼(リミャオ)記者との間で交わされた。手を挙げて、自分の所属を告げると、麻生氏は「あ? フェニックス?」と言って大爆笑。記者や財務省の官僚も一緒になって笑い、その場で問題視する記者はいなかった。
「笑われる理由が分からず、からかわれた気持ちで、いたたまれなくなりました」と李さん。しかし、こらえて質問を続け、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に日本が参加しないことに野党から批判が出ている点について、コメントを求めた。海外メディアでなくても聞きたい話だが、麻生氏は不参加の理由を語る前に、いきなり中国批判を展開した。
「うちは野党が何でも言う。うちは共産党ではないから。共産主義ではありませんから。中国と違って何でも言えるいい国なのです、日本は。それでパクられることもありませんし、いい国なのだと私は思っていますよ」
※AERA 2015年4月27日号より抜粋
因みにフェニックステレビは、NHKなど比較にならない、全世界に三億人以上の視聴者がいるアジア系最大規模のテレビ局である/麻生太郎氏が海外メディアを嘲り爆笑 記者「笑われる理由が分からない」 #ldnews http://t.co/5LK5p2LN0V
— フジヤマガイチ (@gaitifujiyama) 2015, 4月 20
無知は恐ろしい。だめだこりゃ。 https://t.co/4knoZ957QP
— 宋 文洲 (@sohbunshu) 2015, 4月 20
麻生氏、会見で海外メディア嘲り「爆笑」世界に恥 (アエラ 4/19) http://t.co/JMV6csJDpV あたまおかしい。あまりに愚鈍で下劣で醜悪で、この連中が「選ばれた」者達であるという事実に相変わらず慄然とする。
— ソウル・フラワー・ユニオン (@soulflowerunion) 2015, 4月 19
麻生太郎がなぜフェニックスTVの記者を笑ったのか、いまもわからない。冗談でも揶揄でもなく、ほんとにわからん。中国を笑ったのか、だとしてもフェニックスを笑うか、てか中国を嗤うか? 副総理番、財務省記者、ぜひその辺を質せよ。てか三日の話がなんで今頃? 政治部、おまいら、ズレてないか?
— 北丸雄二 (@quitamarco) 2015, 4月 20
アホじゃないのか、麻生 マジこれ恥ずかしい:ふるまいよしこ氏 | 晴耕雨読 http://t.co/FfPF0C5BAl あほうだろう。
— トリ No Nukes, No ABE (@stopgp) 2015, 4月 20
嘲笑の的にされた、フェニックステレビの李淼記者は、日本報道における中国の第一人者。日本語堪能、非常にバランスのとれた報道をする記者さんで、2010年の尖閣沖での漁船衝突事件の時は沖縄の新聞まできっ... http://t.co/P06wEghe4b #NewsPicks
— ふるまいよしこ (@furumai_yoshiko) 2015, 4月 20
李淼記者は、反日騒ぎの時も3.11の時も熱心に日本の現実を中国に届け続けた。反日の時には「叛國」のレッテルすら貼られたのに。2010年の尖閣騒ぎの時は、沖縄の新聞まできちんと目を通して、現地の声を伝えていたのに。そういう人を敵に回して、何が嬉しいんだろう、アホじゃないのか、麻生
— ふるまいよしこ (@furumai_yoshiko) 2015, 4月 20
それではここで話題のフェニックステレビ東京支局 李淼記者が東京の街角から行った画期的な生中継方法を見てみましょう pic.twitter.com/kzSEULCJvR
— 中国住み (@livein_china) 2015, 4月 21
麻生が香港メディアの記者を嘲弄した時、「麻生氏が笑うと会見に出ていた記者も一緒になって笑った。その後のやり取りで異様な発言が出ても、正そうとしなかった。権力と記者は緊張関係にあるはずなのに、なぜ問題視しないのか。」とリ・ミャオさん。 pic.twitter.com/QfbPXHfijp
— Yoshiki Daito (@ranakero) 2015, 4月 22
麻生氏、会見で海外メディア嘲り「爆笑」 世界に恥さらす #ldnews http://t.co/UtkhNNmeNH 麻生太郎氏が海外メディアを嘲り爆笑 記者「笑われる理由が分からない」 AERA 2015年4月27日号 ※4月21日13:10に抜粋版から全文に差し替えました
— 小池 桟 (@audrey_biralo) 2015, 4月 22
香港記者の李さんは、慶応大学大学院で「日中の政策決定過程論の研究」に取り組んだそうです。麻生氏よりはるかに日中問題の来し方行く末を洞察しています。麻生氏と共に、李さんを嘲笑した日本の記者達も本当に恥ずかしい。当時のインタビューはこちら→http://t.co/l56zDvLmdm
— 盛田隆二 (@product1954) 2015, 4月 23
彼女は慶應出身で非常に日本に理解のあるジャーナリストだ。3・11の時、彼女が泣きながら震災を伝える姿を世界中に中継された。 https://t.co/MfSKLNcOwk
— 宋 文洲 (@sohbunshu) 2015, 4月 23
時事ドットコム
中国人記者への対応に波紋=麻生氏に批判相次ぐ
【北京時事】麻生太郎副総理兼財務相が今月3日の記者会見で、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を見送った日本政府の対応を「野党が批判している」とただした中国人女性記者に対し、笑った上で「うちは共産主義じゃないから中国と違って(野党が)何でも言える。パクられることもない」と答えたことが波紋を呼んでいる。記者自身が「からかわれた」と感じた麻生氏の発言に中国メディアやインターネットで批判が相次いでいる。
23日付の中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報も「麻生太郎には日本人も恥ずかしく感じている」と題した論評を掲載するなど物議を醸している。
麻生氏に質問したのは、香港の衛星テレビ局「フェニックステレビ」の李※(※=森の木3つが水)・東京支局長。李さんによると、AIIBについて日本語で質問すると麻生氏は「ハハハ」と笑いだした。さらに李さんが質問を続けようとしたところ、挙手しなかったことから英語で「ここのルールを知らないのか」と述べた。
李さんは取材に「(日本で記者をして)8年間で初めての経験。麻生さんには真摯(しんし)に答えてほしかったし、首相や外相を経験しており、外国人記者に対する態度としていかがかと思う」と話した。
李さんはフォロワーが21万人いる自身の中国版ツイッター「微博」でこのやりとりを紹介。日本メディアが報道したことを受け、21日からフェニックステレビもウェブサイトや番組で取り上げているほか、中国のネットでも「記者に対して失礼。重大な差別だ」「日本は国家なのか」との書き込みが相次いでいる。
財務省広報室は取材に対して、「コメントは差し控えさせていただく」などと回答した。 (2015/04/23-19:59)

0 件のコメント:
コメントを投稿