現代ビジネス 2014年03月10日(月) 週刊現代
おもてなしの達人 大阪のおばちゃんはホンマ、凄いで"どないしたん、なんか困ってんの?"頼まれてもないのに寄ってきて手を差し伸べる。言葉の壁なんてお構いなし
(略)
たとえば作家の新井素子氏は「昨年、大阪に住む義父母が相次いで倒れ、入院したんです。でも、倒れたのが大阪だったのは不幸中の幸いでした」と言う。
東京住まいの新井氏は義父母の世話をするため、週2回、大阪へ通うことになった。しかも、義父母は幾つもの病気を抱えていて、半年間で10以上の病院を出たり入ったり。まったく土地勘のない大阪で、介護をする新井氏も苦労のしっぱなし、となるはずであった。
「ところがいざ、大阪に行ってみると、一度も迷うことなく目的地まで行けました。地図を見たり、電信柱に貼ってある住所表示を見ているだけですぐ、通りすがりのおばちゃんが『どないしたん?』『何か困ってんの?』と声をかけてくれ、目的地まで案内してくれたからです」
サーッと自転車で走っていたおばちゃんまで、新井氏が困っているのに気づいて、停車。
「どないしはったん?」
と声をかけてきたこともあったという。なんたる察知能力—。
・・・・・
(略、まだまだ続く)
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