2016年11月15日火曜日

日経:アベノミクス4年 減税含む財政拡大必要 内閣官房参与 浜田宏一氏 ; 「私がかつて『デフレは(通貨供給量の少なさに起因する)マネタリーな現象だ』と主張していたのは事実で、学者として以前言っていたことと考えが変わったことは認めなければならない」。 ← にこやかに笑っていう言葉じゃない! / 量の政策の誤りを認めた浜田内閣官房参与(久保田博幸) ; いまさら目からウロコもないであろう。・・・金融緩和がダメなら財政出動という考え方はあまりに安易すぎる。



いまさら目からウロコもないであろう。そもそも金利がゼロに近くては量的緩和は効かなくなるというのもおかしい。政策金利がゼロ近くになってしまったのでその代替手段として出てきたのが量的緩和ではなかったのか。ただし、量を増やせば物価が上がるという波及経路に関しての認識が誤っていたことも、ある意味立証されたということになる。

しかし、だから減税も含めた財政の拡大が必要だという理論も本当に正しいのか。リーマン・ショックや欧州の信用不安に対して、日米欧の中央銀行が大胆な金融緩和を実施したのは、財政出動に限界が来ていたためである。金融緩和がダメなら財政出動という考え方はあまりに安易すぎる。

0 件のコメント: