Nスペ『自衛隊 変貌の30年』を観た。政治が日米同盟を最優先にして自衛隊の任務を次々と拡大する中、膨らむ憲法との矛盾を覆い隠すために現場の自衛官が負わされるリスクも隠されてきた。国民が自衛官のリスクを正しく理解しないまま任務が拡大されていくというのは、あってはならないことだと思う。 pic.twitter.com/evLoD3bvta— 布施祐仁 (@yujinfuse) 2019年4月20日
「非戦闘地域」という条件でイラクに派遣された自衛隊だったが、実際には派遣先の地域でも戦闘は発生しており、現場をリアルに分析した自衛隊は隊員が戦死した場合の対処計画「R」を密かに策定し、遺体を収める棺も12箱準備していたという。これも政府も防衛省も公式には一切明らかにしていない。 pic.twitter.com/oMXdWCOGsT— 布施祐仁 (@yujinfuse) 2019年4月20日
今日のNスペを見て、自衛隊の指揮官は、日米同盟を最優先にするという政府の基本方針の下で用いられる自衛隊と日本国民の負託を受けて活動する自衛隊という2つの側面の狭間で葛藤しているのだと改めて感じた。政治家やシビリアンの方が前者の方に割り切っている。しかし、基本に置くべきは後者だ。 pic.twitter.com/MJLKyAYrTr— 布施祐仁 (@yujinfuse) 2019年4月20日
先日、統幕長を退任した河野克俊氏も、自衛隊は厳密なシビリアンコントロールのもと政治の判断に従わなければならないが、その裏には国民がいるということを忘れてはならないと強調していた。日米同盟強化は今の政府の強い意思だが、自衛隊には何よりも「日本国民のための自衛隊」であり続けてほしい。 pic.twitter.com/FIW7agHeI2— 布施祐仁 (@yujinfuse) 2019年4月20日
自衛隊が従わなければならない政治の判断の裏には国民がいる。これは事実だが、民意が政治の判断に正しく反映されるためには、日米同盟や自衛隊海外派遣のありのままの姿がリスクも含めて国民に正確に伝えられる必要がある。日本に決定的に不足しているのはこれだ。— 布施祐仁 (@yujinfuse) 2019年4月20日
僕が、日米同盟や自衛隊海外派遣の取材や研究、検証をやっている動機もこれに尽きる。日本では、あまりにも、安全保障や軍事に関して「ありのままの姿」が国民に伝えられていなさ過ぎる。良い悪い以前に、正確な情報の提供がなければ、建設的な議論は生まれない。— 布施祐仁 (@yujinfuse) 2019年4月20日
日米同盟と自衛隊海外派遣という2つのテーマで、議論の出発点となる「ありのままの姿」を伝えられるように現在取材と調査を進めています。NHKスペシャルのように政府や自衛隊の元高官にアクセスして証言をもらうのは難しいですが、ない知恵を絞りながら挑んでいます。情報提供、お待ちしています。— 布施祐仁 (@yujinfuse) 2019年4月20日
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これは僕も思いました。河野氏は、陸自が日報を廃棄したと偽りながら実はずっと持っていた事実を早い段階から知りながら、最後まで知らないふりを通しましたからね。部下がそれで処分されても、自分は知らぬ存ぜぬと。だから、このインタビューでも少し歯切れが悪い感じが滲み出ている気がします。 https://t.co/gpt7wNQ0fA— 布施祐仁 (@yujinfuse) 2019年4月20日
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