2013年2月2日土曜日

アウン・サン・スー・チー氏、日本の歴史認識に苦言。 ヒューマン・ライツ・ウォッチ、民族問題でスー・チー氏を批判。


YAHOOニュース
来韓中のスー・チー氏 日本の歴史認識に苦言
聯合ニュース 2月1日(金)14時36分配信
 【ソウル聯合ニュース】ミャンマーの民主化運動指導者で最大野党を率いるアウン・サン・スー・チーさんが、日本の歴史認識に関連して「誰でも過ちを犯すことはあるが、過ちを認めることをためらうことこそ本当の過ち」と述べた。
 1日、ソウル市内の金大中図書館で仁川市の宋永吉(ソン・ヨンギル)市長と会談した席で発言した。宋市長が「ドイツとは違い、日本は慰安婦問題などを認めていない。関心を持ってほしい」と述べたのに対し、「過ちを正そうとする姿勢が重要」などと強調した。
 またスー・チーさんは「日本の帝国主義に立ち向かった父は『日本人個人を恨んではいけない。誰にでも長所・短所があるため短所ばかりをみて恨んではいけない』と言っていた」と話した。
 朝鮮半島が分断されている現実に言及した宋市長の言葉に、「違いを認めながら同時に(統合は)可能だという自信を持つべき。相互理解と尊重の中に違いを認め、他人の観点から問題を見つめると多様な人と集団を統合できる」と説明した。
 自身の人生については「自分が選んだ道であって犠牲だとは思わない」と述べた。
 スー・チーさんは宋市長と20分間にわたり会談した後、韓国に住むミャンマー人との懇談会に臨んだ。故金大中(キム・デジュン)元大統領の李姫鎬(イ・ヒホ)夫人とも会談する予定。


MSN産経
スー・チー氏を異例の批判 民族問題で国際人権団体
2013.1.31 19:38

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)は31日、2013年版の年次報告を発表し、ミャンマーの最大野党国民民主連盟(NLD)党首、アウン・サン・スー・チー氏について「少数民族の人権保護に消極的で、失望している」と異例の批判を掲載した。

 また、中国当局による報道機関の記事検閲や記者への圧力なども取り上げ、「表現の自由を恣意的に抑圧している」と非難した。

 ミャンマーでは、北部で反政府少数民族武装勢力「カチン独立軍(KIA)」と政府軍の戦闘が続いているほか、西部ではイスラム教徒の少数民族ロヒンギャと仏教徒が衝突。多数の死者や避難民が出ているが、仏教徒が国民の約9割を占めることなどからスー・チー氏は積極的な発言を控えている。

 報告書は「多くのミャンマー人が少数民族に偏見を持っているが、スー・チー氏は立ち上がろうとしない」と批判した。(共同)

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