2013年7月17日水曜日

日本で急増する寂しい高齢者の万引 - 安倍政権は生活保護削減

ブルームバーグ
日本で急増する寂しい高齢者の万引-安倍政権は生活保護削減

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日本の高齢者の犯罪件数は過去10年間で倍増しており、万引は未成年者の犯罪から65歳以上の高齢者のものになってきている。安倍晋三首相が公的債務の削減に向け、8月から生活保護費を減額する方針だ。一方、日本の退職者は今後10年間で約447万人増加する見通し。高齢者犯罪の増加は、人口の急速な高齢化により日本が将来直面する様々な問題の予兆と言える。

根本解決策なし

ニッセイ基礎研究所の櫨浩一専務理事は、犯罪は年金や介護、社会保障費の増加と並び、高齢者問題の一つだと指摘した上で、「国はどうしたらいいか分からないでいる。人口が減っていくという問題にどう対処するのか根本的なアイディアはない」と述べた。

警察庁によると、2012年の65歳以上の検挙者数は4万8544人と、02年から倍増。そのうち59%を万引きが占める。

法務省保護局観察課の石川祐介調査官は、「日ごろの食に困ってしまって弁当だとかパンだとかを手に入れるのに万引という形でやってしまうのが一つ。もう一つは、地域なり社会の中で孤立してしまい、寂しさや孤独が万引や窃盗の背景にあると見ている」と指摘。「普通にしていれば今の傾向が続くというのが想定される」と述べた。

ニッセイ基礎研究所の櫨氏は、今の年金の水準は持続不可能であり、方向性として年金の支給額は減らされていくと指摘。「高齢者は少しずつ貯蓄を取り崩して、貯蓄の取り崩すスピードがもう少し早くなる」との見通しを示した。

刺身やお握り

警察庁によると、12年に万引で検挙された高齢者の数は2万8673人に上り、未成年者の検挙者数(1万9645人)を46%上回る。

(略)

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