北の丸公園 2013-12-17
*1779年(安永8)
3月
・モーツアルト、教会ソナタ(第16番)ハ長調(K.329(317a))、アリア「来たれ、汝ら恥知らぬ罪人たちよ」(K.146(317b))作曲。
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3月2日
・ペルシャ、ザンド朝の創始者カリーム・ハーン(74)、首都シーラーズで没
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3月23日
・ナポレオン・ボナパルト(9)、シャンパーニュのブリエンヌ兵学校入学。~'84年10月迄。
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4月12日
・スペイン・フランス、アランフェス秘密条約締結。米独立戦争にスペインが参加し成功すたときの特権を約束
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4月23日
・モーツアルト、「ミサ曲 ハ長調(戴冠式ミサ曲)」 (K317)。
26日、「交響曲(第32番)ト長調(序曲)」(K.318)作曲。
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4月29日
・松前藩、ロシア人に応対。
松前藩、ロシア人応対の為、松井茂兵衛、工藤清右衛門、浅利幸兵衛、並目付柴田勘兵衛、古屋文六、通詞三右衛門、林右衛門を派遣。
この日、一行は松前を出帆、8月7日、霧多布に着。
一方、ロシア人はエトロフで待つものの音沙汰なく、クナシリ~ノッカマプ~厚岸のツクシコイに進む。
松井ら厚岸に引返し、ロシア人に引見、異国交易の場所は長崎港1か所に限られ、その外は国法で禁じられているから、以後再び渡来してはならないこと申聞かせ、前年の書翰や贈物などを返し、ロシア人の申出を拒絶。
このとき長々の滞船でもあり帰帆用飯料として米15俵、酒・煙草など少々を贈ると、ロシア人も返礼として上乗役3人へ砂糖3包、目付2人に2包を差出し、一旦は断わるが、たっての申入れで少々のことでもあり船中の給わり料として受納したので、彼らは船に引取り帰帆する(「北門叢書」第1冊)。
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5月
・米、独立戦争、ハドソン河畔のストーニー岬、ヴァープランク岬を確保。
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5月13日
・シュレジエン、テッシェンでバイエルン継承戦争(武装した政治交渉)終結のための条約締結。
オーストリアはイン地方獲得。プロイセンはアンスバハとバイロイトの継承権を墺に承認させる
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5月18日
・箱館、茅部地方の漁民、俵物昆布の一手買いを不許可するよう訴え。長崎俵物の昆布生産の重要性を示す。
この日、茅部の漁民300余が亀田村に集合、20日、その数500余に達し、箱館に押し寄せ、各村小頭が代表して亀田奉行に対し、茅部の漁船中に役金を納めない者が240余艘もあるが、他の漁船もこれと同様すべて役金を免除されたい。また、俵物昆布の一手買いを出願した者があるというが、一手に買い取られると一同困難するので、不許可にされたいと訴え出る。
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6月
・フランス海軍、セントヴィンセント奪取。
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6月11日
・イギリス、のちのネルソン提督、勅任艦長に昇進。28門艦ヒンチンブルック号指揮。
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6月16日
・スペイン、米西同盟および西仏秘密同盟(アランフェスの密約)にもとづき、フランスと同盟してイギリスに宣戦布告。ジブラルタル包囲作戦。オランダもこれに続く。
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7月
・勝山藩、平泉寺玄成院の役僧に思い切った藩勝手方改革を依頼。
玄成院は引き受けるに当たり、藩主信房に仁政を求め、城普請中止、諸出費抑制、「御政事方江茂相加り御相談」したいなど10ヶ条に改革要点を纏めその了承を求める。
また、「御勝手方御頼ニ付仕方相立候覚書」21ヶ条を提出し、坊主格から家老に至るまで確認をとる。
天明5年、玄成院は高橋に代わって勝手向を完全に任される。しかし、どの方策も良い結果をもたらさず。
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・勝手掛老中松平右近将監武元(67)、没。田沼意次の独壇場となる。
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・フランス海軍、グレナダ奪取。
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7月9日
・モーツアルト、交響曲(第33番)変ロ長調(K.319)作曲。
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8月
・初め、モーツアルト、2つの行進曲ニ長調(K.335(320a))作曲。
3日、セレナード ニ長調 (K320)<ポストホルン・セレナード>作曲。
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8月10日
・フランス、国王ルイ16世、農奴廃止令をだす
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9月
・ヴェーバー家がヴィーンに引っ越す。
アロイジア、ウィーンのドイツ・オペラ劇場の歌手となる。
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9月23日
・イギリス、ジョン・ポール・ジョーンズによるセラピス号襲撃。
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10月
・モーツアルト、ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調(K.364(320d))、ヴァイオリンとヴィオラとチェロのための協奏曲イ長調(K.Anh.104(320e))(断片)作曲。
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・フランス海軍提督デステーニュ伯爵、アメリカ軍と連合してサヴァナ攻略を試みるが再度失敗。
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10月1日
・桜島が300年ぶりの大噴火。火山灰は大坂にまで達する。死者150余人、負傷者無数。
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10月23日
・フリードリン・ヴェーバー、没。母子家庭となる。
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10月29日
・118代天皇・後桃園天皇(22)、没。
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11月10日
・越後魚沼地方に大地震。
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11月21日
・平賀源内、秘密文書を盗み読みした弟子を殺害して逮捕される。
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12月
・モーツアルト、ザルツブルクで3つの宗教曲、K.321 主日のためのヴェスペレ(ハ長調)、K.321a マニフィカート(ハ長調、断片)、K.321b (276) レジナ・チェリ(ハ長調)作曲(?)。
この年から翌年にかけて、ザルツブルクで、のちの「魔笛」と「後宮からの逃走」の先行作と見られている劇音楽を作曲。
前者は、シカネーダーからの依頼を受けた、K.336a (345) 「エジプト王タモス」のための合唱と間奏曲、後者はザルツブルクに来演中のベーム劇団のための、K.336b (344) ジングシュピール「ツァイーデ」(2幕15曲、未完)。
ただし前者の初稿は73年、既にウィーンで2曲の合唱と5曲の間奏曲を作っていた。
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12月8日
・プロイセン、製粉業者アルノルト訴訟事件。高裁は地裁の訴訟却下を支持。アルノルト敗訴
12日、フリードリヒ2世(大王)、大法官及び高裁判事3名を叱責
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12月17日
・ロレンツォ・ダ・ポンテ、自由な政治観と既婚女性達との浮いたうわさのためヴェネツィアから15年間の追放。1783年、宮廷劇場詩人として起用される。
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12月18日
・平賀源内、食を断って獄死。50代前半といわれる。
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12月19日
・フランス、タレーラン、ランス司教区の司教代理となる。
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12月21日
・新発田藩主溝口直養、自筆による「勧学筆記」を刷り、領内に頒布。
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