毎日新聞
Listening:<そこが聞きたい>公共放送の役割 グレッグ・ダイク氏
2014年04月09日
NHK会長の発言を機に、政府と公共放送の関係に関心が高まっている。イラク戦争開戦を巡る報道で、政府から強い批判を浴びながら独立した報道を貫いた当時の英国放送協会(BBC)社長、グレッグ・ダイク氏に公共放送の役割などを聞いた。【聞き手・ロンドン小倉孝保、写真も】
−−政府との関係において、公共放送はどうあるべきでしょう。
はっきりしているのは、時々の政府の意向を酌むことは公共放送の役割ではないということ。公共放送にとって重要なのは政治家を監視することだ。党派に関係なく公正、公平に全ての政治家を監視すべきだが、特に権力の大きい政府の監視はより大切だ。そのために公共放送は政府から独立していなければならない。
−−国益の追求という点で、公共放送が政府への協力を期待されることもあるのでしょうか。
(略)
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