埼玉新聞 2014年2月18日(火)
雪害孤立、依然579世帯 完全復旧の見通し立たず
14日から降り続いた大雪の影響は5日目となった18日も秩父地域を中心に続いている。県のまとめでは同日午後3時現在、道路の通行止めなどの影響で秩父、小鹿野、横瀬、皆野、長瀞、飯能、東秩父、越生の8市町村計579世帯が依然、孤立状態にある。救援活動には同日から自衛隊も参加。県や県警と連携しヘリコプターで食料や燃料を空輸した。県や対象市町はこの日も除雪作業に追われたが、積雪は深く、完全復旧の見通しは立っていない。
消防防災課のまとめによると、18日午後3時現在、県内で孤立状態にある集落は8市町村の25地区579世帯で、900人以上と見込まれる。市町村別では秩父市が4地区260世帯(460人)、小鹿野町は9地区88世帯(205人)、横瀬町は2地区46世帯(102人)、皆野町は2地区39世帯(80人)、長瀞町は2地区19世帯(42人)、飯能市は4地区120世帯(人数調査中)、東秩父村は1地区5世帯(18人)、越生町は1地区2世帯(2人)。
このうち、観測史上最高の98センチの積雪を記録した秩父市内の約180世帯が食料や燃料が足りない状況となり、県は17日夕、自衛隊に応援を要請。18日朝から県防災ヘリ1機と県警ヘリ2機、自衛隊ヘリ2機で食料(水で戻せるアルファ米66人の1週間分)や灯油400リットル、医薬品や飲料水などを三峰、中津川地区に空輸し、県警機動隊員らが各世帯に運んだ。
秩父市によると、市内の除雪状況は主要道路の国道140号と299号が2車線通れる状態に回復し、主要県道も1車線が通れる状態となったが、市道の除雪は約6割程度という。皆野町などでは集落が山間部のため、除雪が難航。同町総務課は「集落には高齢者が多いので早急に除雪に取り組む」としている。小鹿野町では雪崩の影響で両神地区での復旧作業が遅れているという。長瀞町の長瀞地区の孤立は解消された。
国道や県道などの幹線道路の除雪は進んでいるものの、集落につながる市町道は場所によって積雪量や道幅が異なるため除雪が難航しているもようだ。県によると、新潟県との防災協定に基づき、同県所有の大型除雪機が19日にも応援に駆け付ける見通し。県は県建設業協会にも除雪作業の応援を要請した。
県は18日までに秩父、飯能、横瀬、皆野、長瀞、小鹿野、神川の7市町を災害救助法の適用市町村に決定した。
togetter
【大雪の被害はまだ終わっていません】 埼玉県秩父郡小鹿野町藤倉の集落が現在も孤立状態が続いています【助けてください】
2/18(火) 20:00現在の情報です
埼玉県秩父郡小鹿野町藤倉の集落が現在も孤立状態が続いています。一部除雪車も入っているそうですが、各家庭まで到達しておらず、食糧や燃料などの不足や急病人が出た際の不安が非常に高い状況です。
また、別の地域でも、「金曜日の大雪の被害から、現時点で抜け出せてない方」や関連情報をお持ちの方がいましたら、コメント欄などに情報提供お願いします
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