NHK
燃料プール冷却できない状態 作業ミスか
2月25日 12時22分
東京電力福島第一原子力発電所で25日午前、一部の設備が停電し、4号機の使用済み燃料プールの冷却ができなくなりました。
東京電力は付近で行われている道路の掘削作業で電源のケーブルを傷つけたのが原因とみて調べています。
25日午前9時40分ごろ、福島第一原発で漏電を知らせる警報が鳴って一部の設備が停電し、4号機の使用済み燃料プールの冷却ができなくなりました。
東京電力によりますと、4号機の南側にある道路で行われている掘削工事で、誤って電源ケーブルを傷つけたと現場の作業員から報告があり、これが原因とみて調べています。
冷却が止まった時のプールの温度は13度で、東京電力は温度の上昇は1時間当たりおよそ0.3度と推計していて、すぐに社内規程で定めた65度を超えることはないとしています。
東京電力で復旧作業を行っていて、午後1時ごろには冷却を再開したいとしています。
4号機の燃料プールでは去年11月から使用済み核燃料の取り出しが行われていますが、このトラブルの影響で25日の作業開始を見合わせているということです。
1号機から3号機で行われている原子炉の冷却などには異常はないということです。
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