読売新聞
かつて「下駄の雪」だった公明、今は下駄の…
公明党の山口代表は26日、都内で講演し、自民党との連立政権のあり方について、「公明党は下駄の鼻緒。鼻緒が切れたら、下駄で歩けなくなる」と語り、公明党の重要性を強調した。
自民党と連立政権を組んで以来、公明党は自民党の主張を大筋では受け入れることが多いとして、踏みつけられてもついて行く「下駄の雪」に例えられてきた。
ただ、安全保障や教育改革など安倍首相が意欲を示す政策には公明党内に不満がある。集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の見直しに関しては、漆原良夫・公明党国会対策委員長が25日の自身のメールマガジンに「閣僚だけで決定するのは乱暴だ」と書き込んだ。
山口氏の発言は「下駄の雪」にはならない覚悟を示し、首相に慎重な対応を求めたものとみられる。
(2014年2月27日07時10分 読売新聞)
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