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みんなが党大会、安倍首相から祝電
「責任野党」のキーワードとともに安倍政権との接近が注目されるみんなの党が、党大会を開きました。
「今年は、みんなの党は政策の実現、そのためにありとあらゆる努力をします」(みんなの党 渡辺喜美代表)
党大会でこう語った渡辺代表ですが、この1年は自身の言動で党が大きく揺れました。去年、特定秘密保護法案の審議のさなか、安倍総理と会談。与党案に修正を加え、みんなの党は衆議院での採決で賛成に回りましたが、これをきっかけに14人もの離党者を出しました。
それでも、渡辺氏は総理との接触を続け、23日の党大会には安倍総理から「政策の実現を目指す責任政党として共に政治を引っ張ってまいりましょう」という祝電が届きました。また、今年の通常国会冒頭では、消費税の増税をめぐり、こんな発言をしました。
「軽減税率を導入するべきという議論もあります。みんなの党はこれは筋の悪い政策だと考えます」(みんなの党 渡辺喜美代表)
自民党が連立を組む公明党が求めている軽減税率の導入を「筋の悪い政策」と切って捨てたのです。その真意を渡辺氏に直接聞きました。
「結果として、公明党が主張していることに対するアンチテーゼをぶつけたのは事実でしょうね」(みんなの党 渡辺喜美代表)
公明党を意識したものだとは明言しませんでしたが、渡辺氏の周辺は「渡辺代表は、公明党が反対する政策でもみんなの党が賛成することで総理を後押しし、存在感を出したい考えだ」と解説します。
政策を実現する「責任野党」として支持を集められるのか、それとも安倍総理の補完勢力として支持を失うのか、その結果は自公連立政権の行方にも影響を与える可能性があります。(23日17:27)
東京新聞
渡辺代表、政権への協力姿勢鮮明 みんなの党大会で
2014年2月23日 19時22分
みんなの党は23日、都内のホテルで党大会を開き、政策の実現を重視した14年運動方針や、結党以来初の党綱領を決定した。渡辺喜美代表は、安倍晋三首相が目指す集団的自衛権の行使容認を支持する考えを示し、政権への協力姿勢を鮮明にした。
渡辺氏は党大会で、安倍政権が閣議決定で行使容認に踏み切ろうとしていることについて「憲法解釈を変えれば、自衛隊法などを部分的に直すだけでいい。非常に合理性がある」と賛同した。党の路線に関し「政策を実現することが魂であり、目的だ。野党再編なんて小さなことでは駄目だ」と述べ、昨年12月に野党再編を掲げて分裂した結いの党をけん制した。
(共同)
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