2013年8月8日木曜日

オリバー・ストーン監督 長崎の被爆者と面会 「核兵器を増やそうとする人への谷口(被爆者)さんの強い憤りに感銘を受けた」

NHK
ストーン監督 長崎の被爆者と面会
8月7日 23時43分

ストーン監督 長崎の被爆者と面会
社会派の映画作品で知られ、去年、アメリカによる原爆投下の正当性に疑問を投げかけるドキュメンタリーを制作したオリバー・ストーン監督が7日、長崎市を訪れ、被爆者から当時の体験を聞きました。

オリバー・ストーン監督は、アメリカによる原爆投下の正当性に疑問を投げかけるドキュメンタリーを去年、制作し、ことし、原爆が投下された広島、長崎を訪れています。

ストーン監督は、7日、ドキュメンタリーを共同で制作した歴史学者のピーター・カズニックさんや日米の学生と共に長崎の被爆者に面会しました。

この中で、爆心地から1.8キロの地点で被爆した長崎原爆被災者協議会の谷口稜曄さんは、原爆の熱線と放射線で真っ赤になった被爆当時の背中の写真と、今も残るやけどの痕の写真を見せながら、原爆による被害の惨状を訴えました。

谷口さんは、「原爆で受けた背中のやけどの手術を何度も受けながら、ここまで生きてきました。自分が生きている間にすべての核兵器がなくなってほしい」と核兵器廃絶への強い思いを述べました。

谷口さんの話を聞いたあと、ストーン監督は「核兵器を増やそうとする人への谷口さんの強い憤りに感銘を受けた」などと話していました。

ストーン監督は長崎に原爆が投下された9日に開かれる平和祈念式典に参加する予定です。

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