2013年10月2日水曜日

大阪市長選報道に「倫理上の重大な問題」 放送倫理・番組向上機構(BPO)が朝日放送に勧告

MSN
大阪市長選報道に「倫理上の重大な問題」 BPOが朝日放送に勧告
2013.10.1 20:32 [不祥事・疑惑]

放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会(三宅弘委員長)は1日、朝日放送(ABC、大阪市)による平成23年の大阪市長選関連報道に「放送倫理上の重大な問題があった」とする決定を発表し、再発防止に努めるよう勧告した。

“内部告発”捏造…裏付け取材せず

決定によると、朝日放送は昨年2月6日の「ABCニュース」で、「現職市長を支援していた市交通局の労働組合が『協力しなければ不利益がある』と職員を脅すように指示した」などと報じた。しかし朝日放送が取材した内部告発者が資料を捏造(ねつぞう)していたことが後に判明した。委員会は「労組への裏付け取材もないままに、疑惑を真実であるかのように断定的に報じた」と指摘した。

朝日放送は同日、「選挙の公正に関わる内容を速報するのはメディアの責務。表現方法の行き過ぎた面については決定内容を真摯(しんし)に受け止め、今後の報道に生かす」とコメントした。





0 件のコメント: